ボードが回るたび、チーズが熟成する『フォルマッジオ』
こんにちは、ブルーフィンチゲームズの佐藤です!
今回ご紹介するのは『フォルマッジオ(FORMAGGIO)』です。

プレイヤーはイタリアのチーズ工房の主人となって、ワーカーを送り出しながらチーズを仕込んでいきます。全員のアクションが終わるとボードがぐるりと回転して、チーズが熟成していく。ちょっと変わったワーカープレイスメントです。
・プレイ人数:1~4人
・プレイ時間:約40分
・対象年齢:14歳以上
どんなゲーム?
みなさんは『フロマージュ』をご存知ですか? 盤が回るワーカープレイスメントとして話題になったゲームなのですが、今回の『フォルマッジオ』はその独立型拡張にあたります。もちろん単体でも遊べますし、前作と区画ボードを混ぜて遊ぶこともできる、ちょっと欲張りな作りになっています。
やることはシンプル。自分の正面にある区画にワーカーを置いてチーズを仕込むか、材料を集めるか。それを全員同時に行い、終わったら盤を回す。この繰り返しで、最も多くの名声ポイントを集めたプレイヤーの勝利です。
ゲームの内容物
今回の舞台となる4枚の区画ボード。
前作『フロマージュ』同様、この円状ボードがぐるぐる回ります。

主役となるチーズとワーカーたち。木製のチーズトークンが60個、そしてチーズの形をしたワーカーが12個。ソフト(白)・ハード(黄)・ブルー(青)の3種類を、各プレイヤーが1個ずつ受け取ります。

主にリソースとなるトークンたちと、そのまま片付けにも使えるトークン入れ。チーズを模した容器は没入感に一躍買ってくれます。

その他、ワイントークンやゴンドラトークン、プレイヤーボードに建造物タイルなど色々入ってます。
ゲームの流れ
4枚の区画ボードを中央に置き、各プレイヤーはプレイヤーボードやチーズ、ワーカー、初期リソース等を受け取ります。このゲームでは基本的に、自分の正面に来た区画ボードに対してアクションをします。
このゲームに手番順はありません。全員が同時に動きます。できることは、リソースを集めるアクションが1回まで、チーズを作るアクションが1回まで。順番はどちらからでも構いません。
全員が終わったら、盤を時計回りに90度回転させます。さっきまで隣の人が使っていた区画が、今度は自分の前へ。
ここで覚えておきたいのが、置いたワーカーは盤の上に残るということ。盤が回れば、ワーカーも一緒に回ります。つまり自分のワーカーは、正面に戻ってきたときにようやく回収できるわけです。

チーズを作る
チーズを作るには、正面の区画ボードの空いているチーズマスに自分のチーズトークンを置き、その上から同じ種別のワーカーを乗せます。白いマスにはソフト、黄色いマスにはハード、青いマスにはブルー。
そして各マスには熟成度が設定されています。ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの4段階。ブロンズなら1手番後、シルバーなら2手番後、ゴールドなら3手番後、プラチナならなんと4手番後に、ようやくワーカーが戻ってきます。
高級なチーズほど、長く寝かせなければいけない。その間、そのワーカーは働けない。手持ちはたった3人です。
目先の安いチーズでテンポよく回すか、じっくり熟成させて大物を狙うか……盤が回るたびに自分のワーカーがじりじり近づいてくるのを眺めながら、毎回うなることになります。
リソースを集める
もうひとつのアクションが、中央のリソースタイルからのリソース獲得です。自分の正面の区画には建造物・家畜・フルーツ・注文のいずれかが対応していて、1・2・3と数字の書かれたマスにワーカーを置くと、その数だけ受け取れます。

たくさん取ればワーカーの帰りはその分遅くなる。ここでも同じジレンマが発生します。
集めたリソースは、それぞれ役割が違います。建造物はプレイヤーボードの足場を埋めて特殊能力を解放。家畜は搾乳パーラーに送り込むことで、ワーカーを使わずにチーズを1個置けるようになります。フルーツはフルーツチーズとジャムに使い、最後に「フルーツチーズの数×ジャムの数」で得点。注文カードは条件に合うチーズを作れば達成となり、枚数に応じて得点になります。

4種類の区画ボード
得点の大半を生み出すのが、この4枚の区画ボードです。性格がまるで違います。
まずバンカ。チーズ銀行です。縦や横の列にチーズを2個以上並べると得点になります。
ヴェネツィアは運河の街。自分のチーズに隣接するゴンドラの数だけ得点します。置いたチーズは他の人の得点源にもなるので注意。
ヴィニェートはブドウ園です。チーズを作るとワインタイルがもらえ、それを手元で左右に並べていきます。タイルの側面の絵柄がつながると、ワインボトルが1本完成。追加でリソースがもらえることも。
そしてレジョーニ。イタリア全土の地図で、「チーズを置いた地域の数×旗の数」という掛け算で得点します。
集中させたいボードが正面に来るときに、ワーカーが戻ってくるように配置するのがコツです。
ゲームの終了と得点計算
誰かが手持ちのチーズトークン15個をすべて置ききったら、その手番を最後までやってゲーム終了です。
得点は、4枚の区画ボードそれぞれの得点に加えて、建造物の効果、フルーツ、達成した注文カード、そして余ったリソース2個につき1点。最も名声ポイントの高いプレイヤーの勝利となります。
慣れてきたら、開始時に建造物タイルをドラフトする上級モードも用意されています。企業(NPC)と競う1人用モードもあるので、じっくり練習してから卓に持ち込むこともできますよ。
まとめ
『フォルマッジオ』の面白さは、盤が回るというその一点に凝縮されています。見た目の派手さもさることながら、回るというギミックがワーカープレイスメントに上手く落とし込まれているのが素晴らしい。
全員同時に動くのでダウンタイムも短く、40分ほどでしっかり遊びごたえがあります。区画ボードの組み合わせ次第で毎回展開が変わりますし、前作『フロマージュ』とボードを混ぜればさらに広がっていく。
チーズがずらりと並んだ盤面は、それだけで眺めていて楽しいです。

ゲーム情報
プレイ人数:1~4人
プレイ時間:約40分
対象年齢:14歳以上
クレジット
ゲームデザイン:Ben Rosset
イラスト:Pavel Zhovba
メーカー:R2i Games
ブルーフィンチゲームズ公式ショップで購入できますので、ぜひ遊んでみてください!
