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理不尽に怒られないために、働く。

朝から上司への報告のため
画面を見つめていた。


カチ・・カチカチ・・・カチ


(いや、これじゃだめだ)


カチカチカチ・・・カチ・・・・


入力しては、消して再考する。


上司への報告。
苦痛な作業の1つだ。


報告上の経緯を書くと、
「言い訳がましい」「細かい」


書かないと、
「何をやっていたんだ」



いつもの事だ。
何年もこの状態が続いている。


何度も何度も、文章の編集をする。
10分程度で送れる内容を30分かけて直し続けた。



おそらく、何をしても
何かを言いたんだろう。


ミスを減らす上での指導ではない。
一貫した指導ではないこと。
これが現場を混乱させ、仕事のスピードを遅くする。


いつも上司の顔色を窺い、正解を探す。


私だけではない。
この上司への報告をする人は
たいがい、同じことで困っている。


否定的な言葉を伝えられても、
日によって違うことを伝えられるようでは
誰も対応が出来なくなる。



生産的な仕事ではなく
もはや、防御することが
仕事になっているようにしか思えない。


「怒られないようにすること」
が仕事になると、疲弊していく。


画面を見つめ、何度も何度も
文章を消している私のように。



本当に改善してほしいのなら、
良かった点。
改善点。
次にどうすればいいのか。

これを伝えられると、
受け取り側も理解しやすいというのに。


「私の文章はおかしいですか」
「書いている内容、伝わらないですか」
「文章一度確認してもらってもいいですか」
「これくらい指摘されるのって普通なんですかね」



否定されることをおそれ、
必要のない確認が発生する。


否定が積み重なり
慎重になり、二の足を踏む。

それぞれが書いた内容は
分からない文章ではなく、
整理をし伝わる工夫がされていた。



私が出来ることは
上司との間に立ち確認することくらいだ。


どうしたらいいか分からず
身動きできなくなる気持ちが分かる。

次の世代には、同じ思いをさせたくない。
だから私は、少しずつでも違う文化を作っていきたい。

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