食前プロテイン、減らしても血糖値が優秀なのはどっち?ホエイとソイを15gで比較
「30g、飲まないとダメですか」
食前にプロテインを飲むと、そのあとの白米の上がり方が変わる。
これは、これまで何度も試してきました。
白米150gだけなら74mg上がるところが、
ホエイプロテイン30gで32mgで止まりました。抑制率57%。
ソイプロテイン30gでは、22mg。70%抑制です。
「すごい発見」「早速試します」というコメントが多いなか、
「30gは多いな…」
「もっと少なくても、効果はありますか?」
これが、思っていたよりけっこう多かったんですよね。
たしかに、小柄な人やプロテインパウダーに元々抵抗がある人には結構な量かもと思い、あとは少ない量でも30gと同じくらい効果がない保証はどこにもないので。
だから今回は、文字通り半分にして検証します。
ホエイ15g。ソイ15g。
また今まで検証した関連する結果ともすり合わせて、より強い考察を導いていきます。
検証条件
白米150g。これは全条件で共通です。
プロテインは食前に、水200mlで溶かす。この水の量は、15gでも30gでも200mlのまま変えません。
ホエイはWPC(ホエイプロテインコンセントレート)を使います。牛乳から作る過程で乳糖などが少し残るタイプで、いちばん一般的なものです。
そして、中身。
ホエイ30gで、たんぱく質21.4g、脂質2g、炭水化物4.2g
半分の15gなら、たんぱく質10.7g、脂質1g、炭水化物2.1g

ソイ30gで、たんぱく質27g、脂質0.8g、炭水化物0g
半分の15gなら、たんぱく質13.5g、脂質0.4g、炭水化物0g

そうなんです、意外にもソイのほうが、たんぱく質が多いんです。
ホエイ15gが10.7g、
ソイ15gが13.5g。

炭水化物の差は、WPCに残る乳糖ぶんです。WPI(アイソレート)ならここはもっと少なくなります。
つまり今回、栄養成分だけで見るとたんぱく質の量でも、糖質の少なさでも、ソイのほうが有利な条件と取れます。
予測
測る前に、少し考えてみましょう。
ホエイとソイでは、体の中での動き方が違います。
なんと言ってもホエイは、速いです。
吸収が速く、アミノ酸がすぐ血に出る。血中アミノ酸濃度は摂取から30分後くらいがピークと言われています。だからこそ、食事の直前に飲むと消化吸収し始めて血糖値が上がってくるところにインスリンが先回りできる。タイミングが合っているから効く。ホエイの強みは、そこです。

一方でソイは、遅い。
大豆のたんぱく質には、胃酸の中で寄り集まって固まる性質があります。つまり、豆乳がにがりで豆腐になる。あれと近いことが、胃の中で起きているんです。そして固まったものは、胃に長く居座ります。

ちなみにホエイは、チーズを作るときに固まらずに残った上澄みのこと。名前からして「固まらないほう」なんです。
ただし今回、水の量は200mlで固定しています。
粉を半分にすれば、同じ水に対して、濃さが半分になる。とくにソイは固まったとしても、そのゲルはゆるいかもしれません。
一方で、ソイは栄養成分的には有利です。
たんぱく質量は、ホエイより多く。糖質はゼロ。
ホエイは、量が減ってもタイミングで戦える。
ソイは、量では勝っているけれど、濃さで負けるかもしれない。
こうして並べてみると、かなり甲乙つけがたいです。というかどっちも良い結果だったら、それはそれで丸く収まるんですが。笑
忖度なしでいい勝負になりそうです。
まずはホエイ15gからいきます。



結果発表(ホエイ)
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