天王星が双子座入りして起きたこと*英国王のアメリカ訪問と「蜂」の知らせ?

英国王のアメリカ国賓訪問(4月27日~4月30日)

こういうポストを見ると、遊び心があるというよりもトランプ政権2期目のSNS担当は小学生がやっているのか?と毎回心配になります(苦笑)
アメリカ独立戦争の開始は、1775年4月19日のレキシントン・コンコードの戦いと言われています。
この戦いではアメリカ大陸軍(革命側)が勝利しました。
天王星は1775年4月9日に双子座に入ったばかりでした。

「What's the tea?」(お茶はどう?)は、現代の英語のスラングで基本的に「最新のゴシップは?」や「何が起きているの?」と尋ねる表現です。
その台頭はまた、1990年代から2000年代初頭のボールルーム文化とも結びついており、「ティー」は最新のスクープの比喩として使われていました。時が経つにつれ、「what's the tea」は主流のポップカルチャーやセレブ、インフルエンサーに受け入れられるキャッチフレーズへと進化しました。
誰かが「お茶は何?」と言うとき、それはどういう意味なのでしょうか – インスパイア・パールズ


チャールズ王の議会演説
イギリス国王夫妻、訪米開始 国王は議会演説で「民主主義の価値」守る意義を強調へ - BBCニュース
今回の公式訪問はイギリス政府を代表してのもので、アメリカが独立250周年を迎える年に、両国の関係強化を図るソフトパワー外交の取り組みだ。
対イラン戦争をめぐり、イギリスが消極的だとトランプ氏がキア・スターマー英首相を批判するなど、米英関係が不安定な中で行われた。
カミラ王妃は、両国の国旗を組み合わせたブローチを着けていた。このブローチは、エリザベス2世による1957年の公式訪問の際にニューヨーク市長から贈られたもの。
1957年の公式訪問は、第2次中東戦争とも呼ばれる1956年のスエズ危機で対立した、米英関係を立て直すための外交使節としてだった。
英君主の訪米は19年ぶりで、連邦議会での演説は(1991年にエリザベス2世女王が演説して以来)35年ぶりだそうです。
イギリス国内で国王が政治的な発言をすることはないに等しいですが、チャールズ王の英国人らしいユーモアを交えた演説がアメリカの議員たちを魅了したようでした。
(アメリカ人には王族コンプレックスがあると聞いたことがあります。王族への憧れがあるので、日本の皇室にも憧れている人が多いとか)

ジョン王の「マグナカルタ」の話もしたようで・・・トランプ大統領のミドルネームが「ジョン」なので暗にトランプ批判をしているんだなと、私は思いました(苦笑)
演説の全体を通して、チャールズ王はソフトな口調でトランプ政権のやっていることにチクチクと反対していたんですよ(笑)
連邦議会には大統領は出席できない規則があるため、トランプ氏がチャールズ王の演説を直接聞くことはできませんでしたが、ヴァンス副大統領は憮然とした表情になっていました。
メディアがなるべく触れないようにしているのは、チャールズ王がアメリカ政府に「ウクライナを守り、ロシアとの戦争に備えるように」と示唆した部分です。
チャールズ国王は、NATOの第5条により「米国がウクライナを守るための英国の戦いに加わる時です」と述べました。

これもトランプ政権がウクライナ支援を縮小しているための非難ですが、実際ヨーロッパがウクライナを守っているか?は、武器を送ってはいるけれど微妙ですよね。
ボリス・ジョンソン元英国首相においては、ウクライナが停戦合意しようとしたとき2回も妨害したと言われています。
早く戦争を終わらせてほしいウクライナ国民は、チャールズ王の言葉をどう感じたのでしょうね。
そして、チャールズ王は静かな声で「イギリスはロシアとの戦争を望んでいる」ことを明らかにしたことになります。
ウクライナをロシアに対する緩衝地帯にするやり方は旧ローマ帝国を思い出させますが、そのローマの王権が婚姻によってロシアに移ったことが因縁としてあるのでないかと私は思っています。(この話は別の機会に)
不思議なのは、立憲君主制のイギリスではチャールズ王は政治的発言を控えますが、外国に行けばイギリス国王として政治的発言を許されていること。そして拍手喝采されている。
「二人の王」の理由
チャールズ王が議会演説をしているさなか、ホワイトハウスは「二人の王」という投稿をしました。
実際には、チャールズ王は本当の王ですが、トランプ氏は「王になりたい男」なのですが。

ホワイトハウスがこのような投稿をした理由は、チャールズ王の訪問中にタイミングよく、ふたりが15代離れた従兄弟同士であることが発表されたからです。
ドイツ人の祖先と持つチャールズ王とドイツ系ユダヤ移民の子孫であるトランプ氏が親戚なのは別にかまわないのですが、トランプ氏がスコットランド王家(スチュワート家)の子孫だなんて、私は信じたくない(苦笑)
これが本当なら、トランプ氏は英国王の正統な血筋に近い可能性があります。ややこしい話なので、別記事で説明しますね。
そしてこれも「仕込み」ではないかと思ったのが、ホワイトハウスで飼育している蜜蜂がトランプ氏の手に止まっている写真の投稿です。
動画はないので、この蜂が生きているのか死んでいるのかわかりませんし、本物の蜂なのかもわかりませんが、蜜蜂は神話ではアポロンを意味し、王権にも関係します。
フランク王国メロヴィング朝、ウルバヌス8世教皇(バルベリーニ家)やナポレオンも紋章に蜂を使用しました。


それからすぐにホワイトハウスは、トランプ大統領を「THE BEEKEEPER」(養蜂家)に見立てた画像を投稿しました。

このミームは映画『THE BEEKEEPER』をアレンジしたようです。
映画の主人公アダムは養蜂家であり、CIAの秘密組織「ビーキーパー」の元工作員であった彼が恩人の復讐をするサスペンス映画です。

ヨーロッパの多くの国にみられる伝統として、人生や家族にとっての大事な出来事(出産、結婚、死別、帰省など)を蜂に聞かせるという習慣があるそうです。
もしそれを怠ったり忘れてしまえば、蜂は死別において喪に服してはくれず、巣を離れたり、蜂蜜づくりをやめたり、死んだりするという罰が下ると信じられていました。
故エリザベス2世女王は、バッキンガム宮殿で生産される蜂蜜を大変誇りに思っており、2014年の初会談の際には、公式の贈り物としてフランシスコ教皇に蜂蜜の瓶を贈呈したほどだった。
この習慣が最も広く知られているのはイギリスで、2022年にエリザベス2世女王が崩御した際、王室養蜂家のジョン・チャップル氏はバッキンガム宮殿とクラレンス・ハウスのミツバチに女王の死とチャールズ3世の即位を告げました。
チャップル氏は、巣箱をノックして、『女王様は亡くなりましたが、行ってはいけません。新しい主人はあなたたちにとって良い主人になるでしょう』と述べたと言われています。
さて、BEEKEEPERとなったトランプ氏は、蜂に何を告げたのでしょうか?
あるいは映画のように復讐に走るのか?
国賓晩餐会



国賓晩餐会でのチャールズ王のスピーチも、教養とユーモアがあるとメディアに絶賛されています。

これは「7年戦争(フレンチ・インディアン戦争)のことを言っているのでしょう。
フレンチ・インディアン戦争(1754年 - 1763年)は、そもそもはハプスブルク家がオーストリア継承戦争で失った土地を奪回しようとしたのが原因にあり、イギリスがヌーベルフランス(カナダ)を攻撃した事で始まりました。
北アメリカ植民地と先住民を巻き込んでの大戦争に発展しました。

米英戦争(1812~1814年)は、アメリカ合衆国となって初めての公式の戦争でした。 イギリスはワシントンDCを焼き討ちし、大統領官邸(現在のホワイトハウス)も燃やされました。
ホワイトハウスは火災の傷跡を隠すために白く塗られたとも言われています。
この戦争の最中に、アメリカ合衆国の国歌『星条旗』が生まれました。
歌詞の中に「O'er the land of the free and the home of the brave!」(自由の地 勇者の故郷の上に!)というフレーズがあるのですが、チャールズ王はこの部分を引用していました。

弁護士のフランシス・スコット・キー(イギリス人)は、集中砲火を耐え抜いた国旗を讃える詩「マクヘンリー砦の防衛 The Defence of Fort McHenry」を書き、1931年3月3日に国歌として法制化されたそうです。
覚えていますか?2年前にボルチモアのフランシス・スコット・キー橋が崩落したこと。いまだに再建されていないそうです。

フランシス・スコット・キーの崩落は、私がボルチモア男爵カルバート家(カトリック)について調べるきっかけになりました。
ここからアランデル家やスチュワート家のつながりもわかりました。
そして、チャールズ王は晩餐会のスピーチを次のように締めくくりました。「今夜の素晴らしいディナーに感謝します。
トランプ大統領とトランプ夫人。言わせていただきますが、これはボストン茶会よりずっとずっと素晴らしい改善です。」
ボストン茶会事件は、フレンチ・インディアン戦争(1754年 - 1763年)で要した費用をはらうために、13植民地に相談することなく税金を課したことが原因でした。すべてはヨーロッパの覇権争い(反ハプスブルク、反カトリック)の結果なんですよね(苦笑)
トランプベルの贈り物

チャールズ王は、トランプ氏に第二次世界大戦で活躍した潜水艦HMS Trumpから取り外されたベルを贈呈しました。 HMS Trumpは、戦時中にいくつかの日本船を沈めたそうです。
チャールズ王「もし私たちに連絡を取る必要があれば、ただベルを鳴らしてください!」
個人的な友好の印として贈られたベルですが、イギリスでの「ベル」のスラングを読むと「おっと~」となりました(苦笑)
「bell end」とは、ペニスの先端を指す俗語です。イギリスでは、嫌な奴や、愚かな振る舞いをする人、軽蔑すべき人物に対する侮蔑的な言葉として使われます。「dickhead」と呼ぶのと少し似ています。
またチャールズ王は、ヴィクトリア女王時代にラザフォード・B・ヘイズ大統領に贈られたレゾリュートデスク(大統領のデスク)の設計図もプレゼントしたそうです。
ラザフォード・バーチャード・ヘイズは、第19代アメリカ合衆国大統領。
ホワイトハウスで就任の宣誓をした初の大統領であり、南北戦争で分断された南北の和解を試み、後には官庁改革に取り組んだが、いずれも成果を上げるには至らなかった。
ヘイズ大統領に贈られたデスクは、イギリスの北極探検船HMSリゾルートのオーク材で作られていました。

注目を集めたメラニア夫人の淡いピンクのパーティドレスは、クリスチャン・ディオールのオートクチュールだそうです。
メラニア夫人の衣装にはいつも暗号的なメッセージが隠されていると言われているようですが、この人の見方は面白いと思いました。



勝利の女神ニケを表現している「サモトラケのニケ」は、1863年にエーゲ海のサモトラケ島で発見された、紀元前2世紀頃に作られた大理石彫刻です。
現在はフランスのルーヴル美術館に所蔵されています。
サモトラケのニケ像で、私が思い出すのはパリ五輪の閉会式です。
閉会式のステージは世界地図の形になっており、ややポチャッとしたニケ像が現れたのはイギリスでした。
そのとき、なぜイギリス?と思ったのですよね。
私は、イギリスならばニケではなく「アストレア」(アストライアー)が相応しいと今も思っています。
中世イングランドでは、エリザベス1世女王を新たな黄金時代を統治する処女王としてアストレアと詩的に同一視されていました。
ジョン・ミルトンは叙事詩『失楽園』で、アストレアについて書いています。
アメリカでファンを増やしたチャールズ王
さて、チャールズ王に対するトランプ政権の歓迎は、和やかに終始した感じでしたが、イギリス国旗と間違えてオーストラリア国旗を掲揚してしまっていたり、国旗が逆さまに掲揚されたり、人によってはアメリカ側の嫌がらせと受け取られるようなこともいくつかあったようです。



しかし、アメリカ国民はチャールズ王を気に入った人が多かったように感じられます。
チャールズ王とカミラ王妃は、ニューヨークの911跡地で慰霊したほか、バージニア州も訪れています。
バージニア州は一般的な植民地と違い、王室植民地でした。なぜ王室植民地になったのかはどこかに書いたと思いますが、今回の訪問には特別な意味があったのでしょう。

シェナンドー国立公園は、ブルーリッジ山脈の一部を含んでおり、ブルーリッジ山脈はかつてスコットランド高地とつながっていたそうです。
シェナンドー国立公園のふもとの小さな町フロントロイヤルでは、コミュニティによるアメリカ建国250周年を祝う野外パーティが催されており、チャールズ王と王妃も参加して、地元民との交流を深めていました。





アメリカでは人気者のチャールズ(呼び捨てごめん)、イギリスでは偉大なエリザベス女王と比較され貶されることが多く、スコットランドでは生卵を投げつけられているのに。
ホロスコープを見ると、チャールズ王のディセンダント(水瓶5度)にトランシット冥王星とジュノーがコンジャンクション。
ディセンダントは、パーナーシップの7ハウスの入り口です。ネイタルチャートで7ハウスに冥王星があると、他者(大物)に引き立てられたり、大衆の人気者になる可能性があるのです。
たとえば引退された歌手の安室奈美恵さんは、7ハウスに冥王星がありました。音楽プロデューサー小室哲哉さんとの出会いが、歌手として大成功のきっかけでしたし、引退された今でも根強い人気があるのは、7ハウスに冥王星があるからだと言われています。
もちろん本人の努力もあります。冥王星(0か100か)ですしね。
トランシットの場合は一過性ですが、冥王星はゆっくり動くのでアメリカでのチャールズ人気は続きそうです。
アメリカ建国(1776年)のNノードは獅子6度、Sノードは水瓶6度にあり、250年の時を経て英国王がバージニアに立ち寄ったのは面白いと思いました。

ホロスコープを観て気づくのは、母親や妻を意味するネイタルの月がエリザベス女王のネイタル太陽の度数(牡牛座0度)にあることです。
その月のそばにはノースノードがあります。月とノードのコンジャンクションがある人は、見知らぬ敵を持ちやすいという説があり、まあ、若い頃から大衆に「怠惰な王子」と非難されてきたのもその影響だったかも。
サウスノード(蠍座4度)には水星がコンジャンクションしています。
前述したトランシット冥王星が、このノード軸とTスクエアになっているのも興味深いです。
がんを患っているといわれているチャールズ王の健康状態は、MCに土星(現在は牡羊座8度)が近づいているのが気になるところです。
土星は来月にはMCに到達し、ネイタル海王星とオポジションになります。

トランプ大統領は、帰国する王と王妃を見送ったあと「我々の国には、ああいう人々がもっと必要だ」と述べました。
そういえば、2025年3月にアレックス・ジョーンズがトランプ大統領が「チャールズ国王をアメリカ合衆国のトップにする」と言ったことにショックを受けたというポストをしていましたっけ。どうなるんでしょうね。

今日はこのへんで。最後までお読みくださりありがとうございました。
