天皇賞春でイングランディーレを探せ!大波乱のファクターは人災にあり?
京都の異常な馬場に気をつけろ
例年の通りゴールデンウィークど真ん中に開催される天皇賞・春(G1)。これといって外出の予定がないギャン中のおともだちにとって、唯一の楽しみかもしれない。
気象庁が出している週末の天気予報はこちら。

木曜と金曜に多少の雨が降るらしいが、時々雨ならお湿り程度。これならジジイやババアの尿漏れみたいなものだろう(やめなさいよそういうの)。
改修後の京都は東京と同じくトップクラスの水捌けのよさが特徴。ほぼ間違いなく、日曜は良馬場での開催となりそうだ。
そもそも先週の京都開催で発表されたクッション値も「10.3」とギンギンに堅かった。これなら薬の力を借りなくても中折れしないで済むね。

この硬過ぎる馬場は、当然ながらレース結果にも多大な影響を及ぼした。今年行われた京都の芝で異常なタイムをマークしたのも当然である。
2024年京都芝1600-1800(特別)

年始の傷みはどこへやら。4月の時計は常軌を逸するレベルで数字が異なった。
特に酷かったのは土曜京都の最終だ。

たかが2勝クラスの芝1600m戦で1分31秒6良の時計をマーク。今年行われた芝のマイル戦で重賞含めて、これより速かったのはスターアニスが制した桜花賞(G1)の1分31秒5しか存在しない。

そしてこのレースは日曜京都のマイラーズC(G2)の1分31秒7良よりも、まだ速かったというオマケつきである。
マイラーズCのレース内容自体は、馬場の関係で内外の違いはあれど悪くはない。少なくともアドマイヤズームは何回やり直しても勝てたと思える強さも感じられた。
ただ、ここまで異常な馬場を作り上げてしまった馬場造園課は、もう少し問題視されていいと思う。本当にひどいんだものあいつら。
日曜の準メインで1分43秒7良のレコードが出たのもどうかしている。あれ別にハイペースじゃなくてPCI「52.1」の示す通り平均やや遅めの範囲だ。
つまり、馬場の高速化が進み過ぎて、騎乗している騎手のラップ感覚とのズレが大きくなり過ぎているのではないか。
人間のラップ感覚というのは、そもそも時計に対するもの。仮に同じラップを刻み続けることが可能だったとしても、「馬場が軽ければスロー」「馬場が重ければハイ」という矛盾が生じてしまう。
これをアジャストしないと前過ぎたり後ろ過ぎたりの不利へと繋がる。
被害者でいるだけじゃつまらない
俯瞰して見れる外野の我々は、何となく察しが付くものの、騎手はそこまで頭はよくない。スローにもかかわらず、平気で手綱を引っ張っているようなシーンも見掛ける。
確かに単純な位置取りだけじゃなく、折り合いや馬のリズムなんかもあるのだろうが、手綱を引っ張ってるやつがリズム云々を語っても説得力を持たないだろう。
まあでもあれだな、レコードなんてのは強い馬が強い競馬をして更新するからこそ価値が付いてくる。スローペースでもレコードが安売りされて、条件クラスで過去の名馬と大差ない時計が出るんじゃどうしようもないね。
なんて、尤もらしい話をしているところだが、造園課が公正競馬の弊害になっていることを弾劾し続けているのもおじさんくらい。
どこぞのギャン中がわめき散らかしていたところで現実は変わらないのだから、むしろそれを逆手に取って予想することこそ折り合いの付く妥協点となる。
じゃあどうするかを考えるのがギャン中の真骨頂。ここまで魔改造されたなら後ろの馬なんて用はない。穴党の発想として辿り着きたいのは、バカみたいなクソ前残りの決着だ。
馬場造園課の罠を逆手に取る
そこで思い浮かんだのは、過去の春天でクソレースが実現した年の2つである。
分かる人はすぐわかると思うが、2004年のイングランディーレと12年のビートブラックの年だね。
2004年天皇賞春

有力各馬が互いに牽制しあうのを尻目に横山典弘のイングランディーレが大逃げに持ち込む。後続が動けないのをいいことにリードを広げていき、3-4コーナーでは安全圏。2着ゼンノロブロイに7馬身差の逃げ切りを決めた。
2012年天皇賞春

前哨戦の阪神大賞典(G2)で故障でも発生したかのようにズルズルと後退するアクシデントがありながら、猛然と追い上げたオルフェーヴルが人気を集めたが、管理する池江泰寿厩舎がメンコを装着して出走させる致命的ミスを犯す。
普段は折り合いに苦労する馬が妙におとなしく、らしさを見せない中、オルフェーヴルを気にするライバルの位置取りも悪くなって消極的な位置取りとなった。
そんな大本命馬と関係ないレースをしていたのが、勝ちを意識していなかった石橋脩とビートブラックのコンビ。トーセンジョーダンやウインバリアシオンらの追い出しが遅れたのとは逆に早め先頭から逃げ切ってしまった。
石橋脩でも逃げれば勝てる。騎手の腕が冴え渡った横山典弘のマジックとは別の意味での大金星といえるだろう。
条件合致の伏兵に再現を期待
そこで期待してみたいのがミステリーウェイの存在だ。

本馬の魅力は、何といっても馬自身の実力より結果を左右する松本大輝の手腕。札幌日経賞(L)で酷い騎乗をした池添謙一にガッカリしたおじさんが丹頂S(OP)とアルゼンチン共和国杯(G2)の騎乗を絶賛していたことを覚えている諸兄もいるはず。
戸崎圭太ちゃんの本体がエージェントのように、ミステリーウェイの本体もまた松本大輝といえる。これ内容と評価が全く違うけどね。
この馬の好走には松本君の絶妙なラップ感覚が必須。あの連勝も松本君でなければ成立しなかったほど。
そして、近2走に関しては松本君を評価しているおじさんですら買わなかったくらい。
有馬記念(G1)なんてメイショウタバルに邪魔されるだろうし、日経賞(G2)だってちょっかい出してくる馬がいるの知ってたからね。
それに比べて今回はどうだ。邪魔してくる奴なんかどこにもいねえ。

日経賞で松本君が残したコメントはこちら。
14着ミステリーウェイ 松本大輝
「スタートが速くないので出していきましたが、ブリンカーを着けている馬や外枠もあったりで自分の形に持ち込めませんでした。こうなると自分の力を出せません」
そう、これよこれ。このレースなんて出入りも激しくて、リビアングラスが途中からマクってハナに立つシーンもあった。
これだけ負けたらさすがにノーマーク。おそらく行きたければどうぞどうぞと譲ってもらえるはず。そこへ来て京都の異常な八百長前残り馬場。松本君に度胸さえあれば一人旅も実現可能な舞台設定となる。
さすがに1着まで欲張るつもりはないが、単勝100円くらいなら買ってもいいかな。
もちろん、3連複や3連単の3列目にこっそり入れておきたい馬だ。
バカなこと言ってると思うでしょう?
でもビートブラックやイングランディーレだって14番人気や10番人気。みんな来ないと思ってたよ。

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