見出し画像

「強い、強過ぎる」と評されたドンインザムードがリードする東海Sの展望

本格化したドンインザムードがリード

先週のWIN5は2レース目から荒れ続けた結果、払戻も約2億5000万円と超大波乱。前回の「億超え」は6月21日の約1億7000万円だったから一ヶ月ぶりにドカンと来た感じだ。

それだけ荒れても的中が2票もあったわけで、いったいどうやって当てたのか気になるところ。参考までに的中した買い目や点数の情報なんかも知りたくなった。

こちらは不確定要素の多い夏競馬だからこそ、肩の力を抜いて当たればラッキーのスタンス。2桁、あわよくば3桁くらいを狙っていたがオーバーフェンスされてしまった。

にしても福島、小倉、函館は色々と厄介で難しかった。新潟、中京、札幌に切り替わる今週末からリスタートしたい。

組まれている重賞は新潟の関屋記念(G3)と中京の東海S(G3)。まずは東海Sの展望から始めよう。

過去10年の結果はこちら。

過去10年

フェブラリーS(G1)の前哨戦としての役割を担っていたレースだが、昨年から夏場に移動してグレードもG3に格下げ、距離もダ1800からダ1400と短縮された。

その代わりにダ1400のG3だった夏のプロキオンSがG2に昇格してダ1800へ変わった。なんかレース名だけ入れ替わっただけっぽい。意味の分からんことをするなといいたい。

中京7R東海S(G3)ダ1400

インユアパレス   牡5 横山武史 57
ケイアイドリー   牡9 藤懸貴志 57
ジュンウィンダム  牝6 国分優作 55
ダノンフィーゴ   牡4 川田将雅 58
ドラゴンテイラー  牡4 坂井瑠星 57
トリリオンボーイ  セ4 中井裕二 57
ドンインザムード  牡4 荻野極  58
ノーブルロジャー  牡5 吉村誠之助 57
ハッピーマン    牡4 高杉吏麒 58
バトルクライ    牡7 原優介  57
ベルジュロネット  牡4 デムーロ 57
マテンロウコマンド 牡4 松山弘平 58
メイショウハチロー 牡4 団野大成 57
モンドプリューム  牡6 武藤雅  57

※フルゲート16頭に14頭が登録

東海S登録馬
登録馬の前走

例によって某基地外掲示板の予想オッズを確認すると以下。

どうやらドンインザムードが断然人気に推されそうな雰囲気。前走で圧倒的な強さを見せた後のタイミングだけに「さもありなん」だ。

予想オッズ

予想オッズ

ドンインザムード(牡4、栗東・今野貞一厩舎)

ドンインザムード

陣営が3歳春にドバイのUAEダービー(G2)まで海外遠征させたほど素質を買われていた馬である。

3着に敗れはしたが夏の新潟でレパードS(G3)を制して重賞初制覇。勇躍挑んだ大井のジャパンダートクラシック(G1)では11着に大敗したが、当時はまだ成績も安定しなかった。

本格化の兆しを見せたのは、年末のコールドムーンS(OP)2着を挟んだ年明けのバレンタインS(OP)から。前走から12キロ増の530キロとデビュー最高体重を記録。2着に敗れたものの、それからオアシスS(L)で6キロ、欅S(OP)で2キロとパワーアップした。

オアシスS

年長馬テーオーパスワードに差し切り勝ち。相手は次走のアハルテケS(OP)を4馬身差で圧勝した実力馬だ。

アハルテケS

圧巻だったのは欅S。道中3番手追走から直線で後続を楽に突き放して7馬身差。しかも59キロを背負っていた。

欅S

今年のWIN5でハンデ戦の58キロ問題を研究していただけに、別定戦とはいえ59キロで大楽勝はさすがのひとこと。前例としても本馬とサンデーファンデーの2頭しかいない。

59キロ以上で善戦した馬

確かに強いのだが、低レベルのレパードSを勝ったイメージ程度のイメージも残っており、改めて近走を見直してみたのだが、これはアップデートが必要と感じる内容だった。

JRAのHPで映像を見られるため、ぜひ確認してもらいたい。wordpressなら動画を埋め込めるのだが、Youtubeに上がっていないとnoteは非対応。後は適当にシクヨロだ。

簡単な仮説も含めて振り返る。

・コールドストーンS
2着ドンインザムード 荻野極
「初距離でしたが前半に急かし過ぎることなくいけました。最後もいい反応。あと少しでした」

※ダノンフィーゴの2着に敗れはしたが、ドンインザムードはスタートで出遅れ。ゴール前の脚色はむしろ優勢。

・バレンタインS
2着ドンインザムード 荻野極
「2度目の距離で馬も慣れてくれていたし道中はいい雰囲気。追い出してからもしっかり伸びた」

※敗れはしたが再度の出遅れ。ペースもスロー寄りで勝ったウェットシーズンの56キロに対し、ドンインザムードは57.5キロを背負ってのもの。展開の紛れに近い。

・オアシスS
1着ドンインザムード 荻野極
「ここにきて馬が本当に充実してきました。この条件も合っていて、力があることを十分に示してくれました。弾みをつけていきたい」

※スタートは一息もすぐにリカバー。直線でテーオーパスワードとの叩き合いを制した。

2着テーオーパスワード 松山弘平
「大外枠からいい形で運べた。終いもしっかり脚を使ったが、今日は相手が強過ぎた

※本馬は次走で圧勝。それだけの相手から強過ぎたと評されたことに価値がある。

・欅S
1着ドンインザムード 荻野極
「前走で凄く上手に運べたし今日も上手。この距離のレースがどんどん器用になっています。強い内容でした」

※残り200mからほぼ馬なりで先頭に立つとあとは突き放す一方。1400でも好位抜け出しを決めた。

3着ノーブルロジャー 石川裕紀人
「スタートして明らかに前が速く、展開が嵌まったと思ったら、直線に向いた時に勝ち馬は遥か前。ちょっと勝った馬はレベルが違いますね。

4着ワイワイレジェンド 津村明秀
勝ち馬が強く早めに交わされてしまった。久々でいい競馬ができた」

※手綱を取っている荻野極も自信を隠さなくなり、敗れた馬の騎手たちも「強過ぎる」と口を揃えた。これほどわかりやすいものもないだろう。

「つよい、つよすぎる」

これはもう以前知ってたドンインザムードと同じ馬じゃなさそう。

ダノンフィーゴ(牡4、栗東・友道康夫厩舎)

ダノンフィーゴ

快進撃を続けるドンインザムードに待ったをかけるなら、実際にコールドストーンSで先着したダノンフィーゴかもしれない。舞台は奇しくも当時と同じ中京のダ1400である。

本馬とのコンビで好走していた菅原明良はオーストラリアに武者修行で遠征中。今回は近2戦でコンビを組む川田将雅の継続騎乗となる。

京都競馬場開設100周年記念

ただ、どうも最近の川田は精彩を欠いている印象。断然人気に推された京都競馬場開設100周年記念(3勝)でも取りこぼしている。

かきつばた記念

2走前のかきつばた記念(G3)で勝利を挙げたものの、前走の黒船賞(G3)は逃げたマテンロウコマンドの前残りを許した。

黒船賞

これなら菅原明良の方がよかったとすら思える内容だ。

当方が川田君に好意的ではないにしろ、近年は乗りやすい勝ち負けできそうな馬ばかり選り好み。乗れる若手として売り出し中の頃は、むしろ好きだったのだが、リーディングトップの常連になってから謙虚さもなく好感度も低い。

夏場のWIN5でもこれといった存在感もなく、買えば人気するだけで旨味のない人馬といえそうだ。

前回の直接対決と違い相手は充実一途。撃破するのはなかなかしんどそう。

ベルジュロネット(牡4、栗東・大久保龍志厩舎)

ベルジュロネット

母ベルカントは芝の短距離重賞を5勝した名スプリンター。母父サクラバクシンオーの血統は高松宮記念(G1)を連覇したサトノレーヴと同じ。芝でも問題ない血統だが、ダートで頭角を現した。

天保山S

オープンに上がってポラリスS(OP)で3着、栗東S(L)で2着と足踏みが続いたが、前走の天保山S(OP)で鬱憤を晴らすかのような圧勝。前走が初コンビだった西村淳也もレース後に「楽勝でした。最後はソラを使っていたほど。本当にいい馬です」とコメントしたほど。

馬体も550キロと大きく注目の1頭といえるだろう。

インユアパレス(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)

インユアパレス

マイルG1で4勝を上げた名馬ジャンタルマンタルで知られるパレスマリスの産駒。そこそこいい線まで行きそうな雰囲気を感じさせたが、オープンで通用しても重賞の壁には跳ね返されている状況だ。

東海S

昨年の東海Sでヤマニンウルスの2着に入っており、得意な舞台設定ではあるのが、このレースでは勝ち馬に力の差を思い知らされた。

黒船賞でマテンロウコマンド、ダノンフィーゴに後れを取って3着。前走の栗東Sでもベルジュロネットに交わされて3着。勝ち負けを意識するには物足りなさが残る。

ドラゴンテイラー(牡4、栗東・藤原英昭厩舎)

ドラゴンテイラー

ダートの中距離から短距離に路線変更して未勝利戦から4連勝で一気にオープン入りを決めた上がり馬である。

デビュー2戦はマイルと1800で惨敗したものの、初勝利を挙げた未勝利戦は26キロ増の馬体でパワーアップ。今なら距離が延びても対応できそうな気はする。

とはいえ、連勝中の勢いは認めても戦ってきた相手関係で上位人気馬に比べると見劣りは否めない。まだ4歳と若く、これからの伸びしろ次第か。

他の有力馬

1着にしか用のないWIN5という券種を考えれば、他で魅力的な馬はこれといって見当たらない。

あえて名前を出すならマテンロウコマンド。

マテンロウコマンド

地方の小回りで逃げたのがハマったとはいえ、黒船賞でダノンフィーゴやインユアパレスを撃破。逃げてスローに落とせばチャンスもなくはないか。

馬券的な大穴なら、おじさんと因縁のあるハッピーマン。根岸S(G3)でダノンフィーゴに先着したバトルクライあたり。

根岸S

それでも59キロで楽勝したドンインザムードが1キロ減って58キロでは断然人気するのも仕方なし。

いずれにせよ穴党が波乱を期待するには厳しいかも。

いいなと思ったら応援しよう!

黒い太陽 最後までお読みいただきありがとうございます。 このコラムが面白かったり、役に立ったなって 感じたらポチっとしてもらえると それはとっても嬉しいなって。 |д゚)チラッ