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七夕賞で明暗分かれた騎手の判断…田辺裕信はなぜ迷わず正解を引けたのか

ゴミ浦師匠は変わらずゴミ

7月7日の七夕はとっくに過ぎているが、今週末の重賞は日曜福島メインの七夕賞(G3)のみ。

七夕や彦星なんてワードを見かけると、つい飯田圭織の呪われたバスツアーの話をしたくなるけど、あの事件が起きたのも2007年。もう20年近く前のことである。

今も昔もドルオタがアイドルに裏切られるのは日常茶飯事。同じ裏切られるにしても競走馬相手の方がよほど納得できるだろう。

まあそれはともかく、ちょっとした小ネタを拾うと七夕賞が実際に7月7日の開催された年は過去10年で2回もある。

過去10年

JRA-VANがデータを提供している1986年まで遡って調べたところ、5回あったらしいね。どうでもいい話かもしれないけど(笑)

今日は少し気が緩んでいるため、記事テイストの原稿で書いてないが、そろそろレース回顧に入ろうか。

福島11R七夕賞(G3)芝2000

七夕賞

勝ったのは道中2番手から4角先頭で強気の競馬をした田辺裕信とアスクナイスショー(牡5、美浦・中舘英二厩舎)のコンビ。2着にマイネルモーント、3着にオニャンコポンが入り、2→6→15番人気で決着した3連単の払戻は22万3050円の大波乱となった。

勝ったアスクナイスショーは重賞初挑戦の日経賞(G2)で6番人気10着に敗れたが、2度目の挑戦で初タイトルをゲット。2着馬につけた2馬身半はデビュー最大着差だった。

父はシルバーステートで母父はアドマイヤムーンという血統。近親やきょうだいにこれといった活躍馬はいない。

上も地方で走っているくらいだから母の産駒では大当たりかもしれない。

上のきょうだい

フルゲート16頭で争われた芝2000mの一戦。まず先手を主張したショウナンマグマが逃げてアスクナイスショーは2番手を追走する。なんかゴミ浦師匠がめっちゃガシガシやってんですけど……。

1番人気に推された岩田康誠のカラマティアノスは中団。3番人気の池添謙一とサヴォーナはその斜め前のポジションにつける。4番人気の戸崎圭太とバトルボーンは積極策の先団をキープしている。

1コーナー

ゴミ浦師匠はそのままペースを落とすことなく後続を離して1000m通過はなんと57秒8。高速馬場ならありかもしれないけれど日曜の福島は稍重。これは明らかにオーバーペースだろう。

向こう正面

3-4コーナーにかけて後続がペースを上げて前との差を詰めていく。

4角手前

直線で後続との差を広げるアスクナイスショー。マイネルモーントもよく追い上げるが並びかけるところまではいかず。後方からマクり気味に追い上げたオニャンコポンがインから伸びて3着に上がった。

直線

下から2番目の15番人気で激走したオニャンコポンだが、実は昨年の同レースでも11番人気で3着に入ったリピーター。よほど得意な舞台設定だったのだろう。

昨年の七夕賞

ラップ構成

12.4 - 10.8 - 11.5 - 12.0 - 12.7(前半3F34秒3、5F57秒8)
12.8 - 12.3 - 12.0 - 11.9 - 12.1(後半5F60秒1、3F36秒3)

前半3Fは前傾2秒0、5Fは2秒3。
※ショウナンマグマが飛ばしたため、2番手以降はここまで速くない。

ただ、こうしてレースを振り返ってみると道中や直線の進路取りが明暗を分けた気もしてくる。

6枠11番の外を引いていたアスクナイスショーだが、玉砕逃げを打った逃げ馬の2番手で内ラチ沿いの経済コースで脚を溜めた。3着オニャンコポンにしても、もし鞍上が外を回していれば間に合わなかっただろうがインから伸びている。これは吉田豊の好判断だ。

対するマイネルモーントの石川裕紀人は外から上がって脚が鈍った。馬の実力としては着差ほどの負けではなかったように映る。

終わってからこんな話をしても結果論に過ぎないのだが、レース後のコメントを目にすると腑に落ちる部分もあった。

エスパー田辺によると「ファンの人も外差し馬場だと見ていたと思うんですけど、レース前に中舘さん(調教師)とちょっと話をして、直線インベタで行きたいと話したら『いいと思う』っていってもらえた」らしい。

田辺も師のアドバイスに背中を押してもらい迷いが吹っ切れたようだ。

オールドファンなら知っていると思うが、現役騎手時代の中舘英二は「福島の鬼」「逃げの名手」として有名。そんな背景からも説得力があったのも頷ける。

前走の日経賞はG2で相手も手強かった上に道中で早めにマクってくる馬にペースを乱された。

その点、今回はゴミ浦師匠が暴走気味に飛ばしたお陰で他の馬に競り掛けられることなくスムーズに絶好の2番手を追走できた。

おまけに直線どころか道中でずっと内が伸びる馬場を走れたことも大きい。そこへきて相手も弱くなったのだからお釣りを残せたわけだね。

ジョッキーコメント

1着アスクナイスショー 田辺裕信
「逃げも考えたし、他馬が主張するなら引くことも考えていたので、割と上手く流れに乗れた。馬場も緩めなので心配したが、雨もとどまってくれて味方してくれた」

※日経賞は良馬場だったし、七夕賞を見ると重が苦手な馬の走りじゃない。

ただいかにもローカルのハンデ戦という勝ち方であり、この勝利で次走からハンデも増える。かといって主場開催で通用するほどのインパクトはなかったように思う。

2着マイネルモーント 石川裕紀人
「悔しいの一言。具合は過去一番良かった。結果だけが残念です。道中も全てがスムーズでした。4コーナーを回ったときは勝てると思いました」

※枠の兼ね合いもあったろうが、道中で走った場所の差が、そのまま着差に現れた感じ。力負けというほどではない。

3着オニャンコポン 吉田豊
「前走は終いを生かそうとしたところ詰まっていた。今日は折り合いに専念しました。上手く捌くことが出来て、最後も伸びてくれました。この馬場も良かったと思います」

※結果的に2番手抜け出しのアスクナイスショーが勝ったものの、その他の好位で追走した馬は力尽きている。2年連続の3着は評価できるが、これは吉田豊がうまく乗ったためだ。展開が味方してくれた。

4着センツブラッド 原優介
「乗りやすく、脚の溜め方が上手で、パワーもありましたし、状態も良かった。勝ち馬を負かしにいった分、4着になってしまいましたが内容は評価出来ます」

※正攻法で勝ちにいく競馬をして4着と悪くない結果。福島は3歳時にラジオNIKKEI賞(G3)で2着に入った舞台。鳴尾記念(G3)でも2着と力は見せている。

センツブラッド

人気より上の着順に来ることも多く、勝てなかったことでハンデ戦もまだ戦えそう。

7着カラマティアノス 岩田康誠
「折り合いもつきました。向正面から良いところに出していく予定でしたが、3コーナーで『あれ?』という感じで脚を使えませんでした」

※ハイペースの展開で危ないなと感じたのがカラマティアノス。この馬は立ち回りの巧さが直結するタイプだ。スローペースは得意でもこういう底力勝負は向かない。それに58キロのハンデもきつかった印象。

データ的な見解

今年のハンデ重賞で57.5キロまでならともかく、58キロ以上を背負って勝った例は、59キロで勝ち切ったマーチS(G3)のサンデーファンデーただ1頭しかいない。

しかもこれは重賞に限らず、今年ここまでのWIN5で芝ダート問わず。パワータイプの多いダートのみ例外があったと考えれば、「現状で芝のハンデ戦で58キロ以上は買わなくていい」ともいえる。

また、七夕賞のデータとしては過去10年で1番人気×1勝、2番人気×4勝、3番人気×3勝で勝率8割と高い数字を残していた。

七夕賞過去10年

そう考えれば、これに今年芝のハンデ重賞で58キロ以上が全敗の傾向と合わせて必然的にアスクナイスショーしか残らなかったという見方も可能だ。

人気

まあ実際にこの手法で七夕賞を2点で済ませて成功した。カラマティアノスはヤスの応援もあって買っちゃったけどね。

あと、10着に負けたサヴォーナの乗り方にどうこう言うつもりはない。

おじさんはこの馬で下手に乗っている池添謙一を何度も見たので合わないと考えているだけです。松若風馬の継続騎乗なら、ヤスよりもこっちを買っていたかもしれない。

今日の走りならおそらくダメだったと思うけどねそれでも。

あ、ショウナンマグマの暴走は意味が分かりません。ゴミ浦師匠はやっぱりゴミなんだなってくらいです。芝の方がダートより頭を使うから、進路取りの下手糞な彼には向かないのもある。

それよりこの馬が好走するときはクソスローで前残りに成功したとき。あんなに飛ばしたらラビットにすらならないよ。

バトルボーンの圭太ちゃんは、割としっかり目に乗ったと思う。ただもう馬自身がピーク過ぎちゃってる。ケガでキャリアは浅いといっても苦しそうだね。

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