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インフルになってよかったこと
12月31日に発熱し、5日まで寝て過ごす羽目になった。祖母の家に行くことも、年末年始の特番を見ることもできなかった。暇つぶしにスマホで動画を観た。でもすぐに具合が悪くなってやめた。眠れないときは、ずっと天井を見ていた。そんな風に過ごすのは、とても久しぶりだった。
慌ただしい日々。常に何かをして過ごす日々。平日は仕事をして、帰ったらスマホを触ったり、本を読んだりする。休日は本を読んだり、アニメを観たり、友達と遊んだりする。ぼっーとしている時間が全然ない。
寝込んでいる正月は、ぼっーとする時間だらけだった。普段は思い出さないようなことが脳裏に浮かんでは消えていく。
過去に好きだった人のこと、昔の友達との思い出、恥ずかしかった体験、過去のちょっとした後悔、ずっとやりたいと思っていたことなどが次々と頭に浮かんできたのだ。これらの記憶は忘れていたわけではない。慌ただしい日々の中で、思い出す余裕がなかっただけだ。
その中でもずっとやりたいと思っていたことが頭から離れてくれなかった。それくらい強い思いなのだろう。私はギターを弾けるようになりたいと思っていた。しかし、なかなか始められずにいた。そしていつの間にか、その思いさえ思い出さなくなっていた。
インフルになって、その思いを改めて自覚した。始めるなら、年明けは良いタイミングだと思った。早速ネットでギターを購入した。これから練習するのが楽しみだ。もしインフルになっていなかったら、ギターを買うのはずっと先になっていただろう。そう考えると、インフルになってよかったと少しだけ思える。
