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「あの頃の私に伝えたいこと」〜まさかの宝物〜

子どもの頃の私は、人見知りで無口だった。
人が怖くて、友達も少ない。いつも「本」が、いちばん身近な友達だった。

ただ、高校を卒業すると、環境も人間関係も大きく変わり、心から信頼できる友人たちに出会えた。
それでも、どこかで人を信じきれない自分がいた。

今思えば、私は「人」を信じられなかったのではなく、
「自分」を信じられていなかったのだと思う。

そんな頃、心理学や精神世界の本を読み漁っていた。

「チャネリング」
「アカシックレコード」
「エドガー・ケイシー」。

今なら「スピリチュアル」という言葉で語られるけれど、当時は怪しい世界と思われそうで、誰にも言えなかった。

そんな中、出会ったのが「バシャール」だった。
そしてある日、個人セッションを受ける機会があった。

「私は、何のために生まれてきたの?」「生きている意味がわからない」

子どもの頃から心の奥にあった問いをはじめ、仕事、親、前世のことまで聞いた。
腑に落ちる言葉もあれば、当時の私には意味がわからない言葉もあった。

けれど、その頃から少しずつ心の霧が晴れ、20代前半から私は世界中を旅することになった。
いつしか、周りの目や小さなことも、ほとんど気にならなくなっていた。

そして数年前。
実家で探し物をしていると、驚くものが出てきた。

あのセッションを録音した、一本のカセットテープ。
まるで、何十年も眠っていたタイムカプセルだった。

カセットデッキを手に入れ、恐る恐る再生した。
聞こえてきた若い頃の自分の声。
一瞬で、あの頃へタイムスリップした。

当時はピンとこなかった言葉が、何十年後の今、ほとんど現実になっていたのだ。

人生、本当にいろいろなことがあった。
でも今なら、あの頃の私にこう伝えたい。

「大丈夫だよ。
良いことも悪いことも、見方を変えれば紙一重。
周りは鏡で、世界は自分の捉え方で変わっていく。
だから、そんなに怖がらなくていい。
命に関わること以外は、“かすり傷”だから。」

あの頃の私が聞いたら、きっと信じないだろう。
でも今の私は、笑って確信をもってそう言える。

だから――

健康で、今日という一日を過ごせることは、決して当たり前ではない。
それは、とてもありがたい奇跡なのだと思う。

健康でさえいられたら、
仕事も、お金も、人間関係も、きっとなんとかなる。

だから、大丈夫。
絶対に大丈夫。

あの頃の私にも。
今を生きている私にも。
そして、あなたにも。

そう伝えたい。

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