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【Amazon】が開発を進める衛星インターネット「Amazon Leo」が年内の初期サービス開始予定

SpaceXのStarlink(スターリンク)に対抗する大本命として注目を集める本サービスの最新動向をご紹介します。

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1. Amazon Leoとは
(サービスの概要)

Amazon Leoは、地球の低軌道(LEO)に最大3236基の人工衛星を配備し、従来の地上回線が届かない地域や移動体向けに高速・低遅延のブロードバンド環境を提供する衛星インターネットサービスです。

2025年11月13日に、コードネームの「Project Kuiper」から正式名称「Amazon Leo」へリブランディングされました。

2026年7月2日時点で396基の衛星が軌道上に展開されており、Amazon Leo担当バイスプレジデントは、この打ち上げをもって「初期の緯度帯で継続的なサービスを支えるのに十分な規模に達した」とコメントしています。

今後の打ち上げはカバレッジと容量の拡大に充てられる見通しで、年内の一般・企業・政府向けサービス開始に秒読み段階に入っています。

なお、FCCが定めていた「2026年7月末までに全体の半数(1618基)を打ち上げる」という中間期限については、Amazonの申請を受けて2026年6月にFCCが撤廃を決定し、最終期限である2029年7月末までに全3236基を打ち上げる条件のみが残っています。

2. 主な特徴と強み

AWSとの強力な連携

Amazonのクラウド基盤(AWS)とシームレスに統合されており、企業のデータセンターや通信キャリアのネットワークと低遅延・高セキュリティで直結できる「Direct to AWS」機能が用意されています。

衛星間レーザー通信(OISL)

宇宙空間の衛星同士が赤外線レーザーで結ばれ、地上の基地局を経由せずに最大100Gbpsの高速メッシュネットワークを構築。通信効率を大きく向上させています。

強力なパートナーシップ

航空会社ではJetBlueが2027年から、Delta Air Linesが2028年から500機規模で機内Wi-Fiへの採用を発表済みです。プロゴルフの欧州ツアーであるDP World Tourとも提携が発表されており、年間42大会でLeo Nano、Leo Pro、Leo Ultraの3機種を会場に展開し、スコアリングシステムや放送、来場者向けサービスなどの通信インフラとして2026年から導入が始まる予定です。

3. 端末スペック(3つのアンテナ)

ユーザーは用途に合わせて3種類のコンパクトなフェーズド・アレイ・アンテナを選択します。

Leo Nano(超小型モデル)

サイズは約18cm四方、重量は約1kg(2.2ポンド)
通信速度は下り最大100Mbps
一般家庭のポータブル利用や車載・キャンピングカー向け

Leo Pro(標準モデル)

サイズは約28cm四方、重量は約2.4kg(5.3ポンド)
通信速度は下り最大400Mbps
一般的な戸建て住宅や中小企業向けの標準端末
Leo Ultra(高性能・業務用モデル)
サイズは約50×76cm(20×30インチ)、厚さ約5cm、屋外ポール設置を想定
通信速度は下り最大1Gbps、上り最大400Mbps
フルデュプレックスのフェーズドアレイ方式で、上下同時通信に対応
エンタープライズ、放送、政府機関、遠隔地の商用設備向け

4. 気になる価格について

2026年7月時点でも、Amazonから月額料金や端末の正式な販売価格は発表されていません。

ただし業界筋の推計では、標準機であるLeo Proの製造コストは1台あたり400ドル未満に抑えられる見通しとされています。

先行するStarlinkを強く意識していることから、一般家庭向けには競争力のある価格設定になると予想されています。また、Amazonの強みである一般消費者向けエコシステム(Prime会員特典など)との連携プランが登場するかも注目ポイントです。

宇宙ビジネスの勢力図を塗り替える可能性を秘めたAmazon Leo。年内の初期サービス開始後の展開から目が離せません。

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