CUSTOM '53 CADILLACのレビュー!ラリー節が最高に効いたゴージャスピックアップ!
ショートコント「ニコイチ」
「お前の持ってたコンベンションモデルのハコスカ、ニコイチしといたで!」
『え、どれと?!』
『えぇ、どれと?!』
『える、どれと?!』
『える、どらど?!』
『エル・ドラド そーれっ!』
『ここ、エル・ドラード!』
(キャデラック・エルドラドのミニカーを地球儀に突き刺し、本当のエル・ドラード(黄金郷)がある場所を指し示している)
これが言いたくてタイトルに“ゴージャス”って書いたんですけども、あっ、ちょっと待って、帰らないで!ダメ、停まれぇ!(ネタが渋滞している)
このミニカーについて

カスタム '53 キャデラックは、2009年にリリースされた、おそらく1953年式キャデラック シリーズ62ベースの、カスタムピックアップです(詳しく後述します)。デザイナーはlarry wood御大。
今回レビューするのは現状最新バリエーションの2025年モデルなんですが、当時久しぶりの登場だった2019年モデルをかなり意識したようなグラフィックデザインになっています。まぁ窓が水色になっちゃったんですけど…
ベース車種について
さて、先ほどは1953年式キャデラック シリーズ62ベースのカスタムピックアップであろうと述べました…が!諸説あります。というかここで私が諸説唱えます。
・シリーズ62?エルドラド?
まず1953年当時のキャデラック2ドア車にはシリーズ62とその高級版、エルドラド(伏線回収)がありました。
Hot Wheels wikiにはシリーズ62がベースだと書かれていたのですが、ホットウィール公式ですらよく車種を間違えるのに、wikiなど信用に値しません。(←いつも散々世話になっておいて…)
そのため自分でも調べて確認した所、ピラーの形が真っ直ぐで、エルドラドの特徴に一致するんですよ。

しかし、エルドラドではない説の裏付けは更にいくつかありまして。
・エルドラドにピラーはない
「は…?」って感じかと思います。だって私がさっき“ピラーの形が真っ直ぐで、エルドラドの特徴に一致する”と言いましたもんね。どういうことかと言いますと、この年のエルドラド、ソフトトップ・コンバーチブルしか無いのです。なので、「フロントウィンドウとサイドウィンドウの間にピラーとも呼べる真っ直ぐな窓枠はあるが、こんなしっかりしたものではなく、またこのキャストのようにハードトップモデルはない」という事です。
・ベルトラインの窪みがない
この年のエルドラドのもう一つの特徴が、ベルトライン(サイドウィンドウの下から続くライン)の窪みです。シリーズ62は真っ直ぐなんですが、

エルドラドはこんな感じにドアのリア側ラインにかけて下がり、テールフィンに合わせてまた上がります。肝心のカスタム '53 キャデラックは、

真っ直ぐやないかい!
・デザインアート
先ほどからこのキャストのベースがエルドラドである可能性の唯一の根拠はピラーが真っ直ぐな所でしたが、エルウッド御大のデザインスケッチを見ると、


どう見てもシリーズ62のピラーです。ありがとうございました。
はいはい。解散。はーしょーもn
ド ォ ン
!?
三つ目の説……?
なぜ今ここに......?
「「𝒞𝒶𝒹𝒾𝓁𝓁𝒶𝒸 ℳℯ𝓉ℯℴ𝓇 𝒻𝓁ℴ𝓌ℯ𝓇 𝒸𝒶𝓇.」」
は…?
「「𝒞𝒶𝒹𝒾𝓁𝓁𝒶𝒸 ℳℯ𝓉ℯℴ𝓇 𝒻𝓁ℴ𝓌ℯ𝓇 𝒸𝒶𝓇.」」
・キャデラック メテオ フラワーカー説
「お前は何を言っているんだ」という感じかも知れませんが、実は'53 キャデラックのピックアップのようなものって、当時から公式に存在してまして、それがコレ。

はい。$${\largeキャデラック メテオ フラワーカー}$$です。
とにかくコイツはキャデラックがコーチビルダー専用に生産していたシリーズ86 コマーシャルシャーシベースにミラー・メテオがビルドした、「葬儀用花車」です。
どうですお客さん。そっくりじゃないですか?
おそらく中に棺桶を積み込めるようになっているため、少しホイールベースが長く、ドアがもう一枚付いていますが、屋根部分の処理がデザインアートにソックリでしょ。
実際、このキャストを見て「これフラワーカーっぽくね?」と思った方は何人かいるらしく、“1953 cadillac flower car”とかで検索するとチラホラこのキャストが出てきます。
まぁエルウッド御大のことなので、そんな深く考えずになんとなく'53 キャデラック見ながらデザインした可能性も、フラワーカーから着想を得てピックアップに落とし込んだ可能性も十分にありますのでね、これ以上追求しようがありませんw
レビュー
いつもここまでが長くて申し訳ない。
フロント

先日レビューしたGAS HOGとは同じ顔のはずなのですが…受ける印象が全然違いますね。イッ!してます。こちらはかなり実車に忠実な感じに作られており、ワイドな感じです。車のおっぱいもといダグマーバンパーががっしりしていてステキ♡
ファーストエディションとかはちゃんとエムブレムのタンポがあっていいんですよねぇ。
リア

早速ピックアップになりました。しっかりテールゲートが造形されており、ピックアップらしい5本線が入っています。何でも積み込めそう!(もう積み込んである模様)
テールフィンのサイズ感はGAS HOGとかと比べると普通、あとバンパーガードがないですね。(テールゲート開けたときに引っかかるなとエルウッド御大が気づいたのではないかと思われます)
どこにナンバープレートつけるんだこれ…?
サイド


さっき見た。
2ドアの'53キャデラックが伸ばされ、リアウィンドウが前に詰められています。キャビンとベッドの面積は半々くらいでしょうか。
個人的に秀逸だと思うのがリアスカートのトリム。ここをプラシャーシに割り当てることで見事にクロームメッキトリムを再現しています。
ホワイトウォールタイヤが似合ってますね〜
トップ

おっぱいダグマーバンパーめっちゃ飛び出てんな。
キャビンとベッドにはしっかり仕切りがあります。大体のピックアップトラックキャストと違い、この仕切りとベッドの部分がカシメやコストの都合で内装パーツになっていたりしておらず、綺麗です。
…で、皆さんお待ちかね。ベッドに乗っていますは、

ダウンヒルレーサーでした!カワイイ。
つまりこのキャスト、ピックアップでありながらトランスポーターなんですね。
この最低限ながら要点を押さえたダウンヒルレーサーの造形好きなんですよね。これがあるとないとではこのキャストの人気も変わっていたかと思います。
斬り出して回る車輪付けてあげて塗装してぇ〜
アンダー

パワートレイン造形と、なぜかリアにだけサスペンションの造形が。フレームの造形くらいはあってよかった気がしますね。
おわりに
最後までお読み頂きありがとうございました。
今回のカラバリは窓が水色なので、ワゴン化してカラフルな色に塗ろうと思うのですが、窓がクリアorスモークのジャンクでも入手できたらフラワーカーを作ってやろうと思ってます。
1950・60年代のキャデラック葬儀車両について調べまくって、ミニカーでリリースされてない霊柩車をカスタムで再現しまくってフォロワーを怖がらせましょう!
このようなミニカーレビューをもっと見たい!という方は明日のBig Bear Customsでお会いしましょう!ではまた!
