見出し画像

読んだ本のログ

こんにちは。加治木です。
今回は感想として1記事でまとめるに至っていないけれど読んだ本について書いておきます。
昨日の記事にも書きましたが、私はいま本のスキャンにブーストがかかっているのですが、中身をちゃんと読む能力は下がっているのであとで読み直したいなと思っている本たちです。
なんとなくネタバレしているところもあるので気になる方は読まないようにお気をつけください。
ブーストがかかっていればこれらは1時間くらいでスキャンできる本たちです。


「ツミデミック」一穂ミチ

直木賞を受賞した直後に図書館で予約して、ようやく最近借りれました。
コロナ禍の時代を背景とした短編アンソロジーです。
最初の短編「違う羽の鳥」が無茶苦茶よくて、久々に泣きそうになったのですが、今読んでもどこに泣きそうになったのか全然わからないです。
「燐光」という短編の結構ひどい目にあっているのに全然恨まないで成仏していく幽霊の話が好きです。それがすごく仲が良かったから、じゃなくて全然縁もゆかりもないのに「かわいそうだから」と思って祈ってくれた他人から救いがもたらされるというテーマが無茶苦茶よかった。

「ユーモレスク」長野まゆみ

この話はたぶん今のメンタリティでは2度と読めないと思います。なぜなら
ツミデミックの「燐光」と違って遺体が見つからなかったから(考えようによってはどこかで生きているのかもしれないけれどそうは思えない)。
このことは本の本筋とは関係がないし文章やストーリー自体はいいと思うんですが、とにかくその一点が辛くて読み返せていません。
漠然とは長野まゆみの本の余白の大きさを感じる本だった印象です。

「夜に星を放つ」窪美澄

これは図書館の最近返された本のコーナーで偶然にも2回も出会った本で(だから読むのは2回目だと気づきました)、ツミデミックと同じくコロナ禍の時代を背景とした短編アンソロジーです。
この本はものすごく読みやすいです。
ただ「ツミデミック」にある心に刺さる棘みたいなものを感じれなかった本でもあります。
すごくテーマは似ているし、書いていることも似ている(失礼だったらすいません)のになぜでしょう。
この本はテーマは孤独ですがどんなメンタリティでも読める気がします。

「天気とパズル」伊坂幸太郎

表紙が無茶苦茶かわいいという理由で購入した本です。
ストーリーが軽くどんなメンタリティでも読めるけど、伊坂幸太郎に期待しているのはもっと強い意外性なんだよ!という気持ちになりました。
伊坂幸太郎を知らない人が読んだらきっと面白いと思います。
解説をよんで本多孝好を意識しているという話がわかったことはよかったです。

「ポトスライムの舟」津村記久子

こちらは芥川賞。真鱈ぐまと話題になって読んだ本です。これは記事にも書きましたが、なぜか読めなかったです。
スキャニングに向いていない本(とは?)という気がします。
1mの移動のことを作者の圧倒的な筆力で面白く読ませるタイプの本みたいな印象ですが、本に、呪術回線でいうところの「帳」を期待する読者には向かない本だと思いました。
解説によれば読むと心が軽くなる、“脱力系”お仕事小説。らしいのだけど・・・。ならないと思うけどなぁ。
ただ一つ気づいたことがあってこの結末は「ライムソルベ」の主人公の決断にものすごく似ています(筆力は段違いですけどね)。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集