【美容室・理容室の開業】その「店名」で本当に良いのか?集客さえ関与するネーミング4つの助言
美容室や理容室の独立開業を目指す皆さん。店舗物件が決まると、つい内装の設計や工事の打ち合わせで忙しくなりますが、同時にエキサイティングでワクワクする時間を送ることになるでしょう。しかし、ここで見落としがちなのが店名をしっかり考える時間の確保なんです。
あなたのお店の「店名」、どうやって決めましたか?
「なんとなく響きがカッコいいから」「昔から好きな言葉なもんで……」
もしそんな安易な理由で決めようとしているなら、ちょっと立ち止まってほしいんです。大袈裟に聞こえるかも知れませんが、
安易なネーミングは今後のサロン経営において命取りになりえることなんです!
今回は、数多くの開業をサポートしてきた私、bh飯島由敬が、絶対に失敗しない「店名の考え方」について、リアルな視点から解説します。
■「なんとなく」の店名はダメ!安易なネーミングが招く悲劇
開業準備は開業者さんがちが想像する以上に、やることが山積みです。
事業計画、融資、物件手配、内装工事……。大量のToDoに追われていると、ついつい「店名は、まぁこれでいっか」と適当に妥協してしまう開業者さんが実はめちゃくちゃ多いんです。
でも、これは良くない。適当に決めるのは絶対にダメ!
いざオープンして、お客様から「なんでこの店名にしたんですか?」と聞かれたとき、「えーっと、なんとなくカッコいいかなって思って……」なんて答えていたら、お客様の心には1ミリも響きません(笑)
できれば最低でも30秒。
なぜこの店名なのか、オーナーのあなた自身が熱量を持って由来を語れるかが重要なんです。
客はその「語られた想い」に共感し、周囲の人へ口コミとして語り継いでくれるものです。店名はお店の分身、強いては開業者自身の分身でもであり、最強の営業スタッフみたいなもんですから。
■店名には「あなたの想いとコンセプト」を宿すべき
では、語るべき由来とは何か?
それはズバリ、お店の「コンセプト」であり、あなたが社会にどう貢献したいかという「社会的役割」です。
「単にこの言葉が好きだから」「好きなマンガのキャラ名だから」という理由では、どうしても中身が薄っぺらくなってしまいます。
例えばです・・・
「中高年女性の美を復活させ、若返りを徹底サポートする美容室」を作りたいなら、「アンチエイジング」「再生」「復活」「変身」といったキーワードが見えてきます。
逆に、「激務のビジネスマンを癒やし、明日への活力を与える理容室」を作りたいなら、「健康」「リフレッシュ」「癒やし」「パワーアップ」などになるでしょう。
あなたの店が目指す方向性からキーワードを導き出し、そこに自身の名前やデザインイメージを掛け合わせていく。これが血の通った、コンセプトを宿すネーミングの基本です。
■ターゲットの心を掴む「音象(おんしょう)」の魔法
もうひとつ重要なポイント。
「音象(おんしょう)」って聞いたことありますか?読んで字のごとし、言葉の音が与える印象のことですね。
先ほどの「女性を癒やす美容室」なら、サ行、ナ行、ハ行、マ行のような、柔らかく優しく、ハイセンスな響きが合いますよね。
逆に「戦うビジネスマンを応援する理容室」なら? 前向きで力強いカ行、タ行、ラ行。そして男性の心をくすぐる「濁音」です。
そう、ガンダムとかゴジラとか、ガレージとか、男ってそういう強い響きに自然と痺れる生き物と言われていますね。
あ、あと超重要なのが「電話応対」
「お電話ありがとうございます!ヘアサロン〇〇です!」と言ったとき、店側が発音しやすく、お客様が聞き取りやすいかどうかです。
これも必ず店名を決めるうえで、声に出してチェックしてほしいところなんです。ここが引っかかると、毎日の営業が本当にストレスになりかねませんからね。
■ネット検索で埋もれない!「汎用語」の落とし穴と造語のすすめ
最後に、現代の集客に欠かせないネット検索(SEO)の話。
これ、本当にあるあるなんですが。
「楽しい」から「ENJOY(エンジョイ)」
「ありがとう」から「Gracias(グラシアス)」
といった、世界中で使われている一般的な単語(汎用語)をそのまま店名にするのは昨今、ちょっと考えものです!
お客様があなたの店をネットで検索したとき、検索結果のトップに「スペイン語でありがとうの意味」なんて辞書サイトが占拠してしまったらどうですか?店を探す客は、あなたのお店、見つけずらくなりませんか?
現代のネット社会において、検索で不利になるのは結構重要な問題かもしれません。
だからこそ、一つの考え方として、世の中に存在しない「造語」を作るのも強力な武器になるわけです。
例えば「楽しい(Enjoy)」と「ありがとう(Gracias)」を掛け合わせて(※これが良いか悪いかは別としてね…)
「Encias(エンシアス)」にしたとしましょう。
これならまず、類似店と被ることもなく、検索トップを取れる確率がグッと上がります。
何より同時に、近隣に似たような店名がないかどうかも、最初から店名を決め込んでしまう前に、しっかりリサーチしてから慎重に検討する必要も
があるということです。
■まとめ:一生愛せる店名が、あなたのお店を強くする
いかがでしたか?最後に今日のポイントを振り返っておきましょう。
「社会的役割=コンセプト」が伝わるか: なぜその店名なのか、30秒語れる想いを込める。
「音象(おんしょう)」を意識する: ターゲット層に響く音、電話での聞き取りやすさを確認する。
「汎用語」のリスクを避ける: ネット検索で埋もれないよう、オリジナルの造語も検討する。
一生愛せる名前をつける: 開業者自身が誰よりもその店名を愛せること。
店名は、あなたがこれから一生付き合っていくことになる重要なもの。
決して安易付けたり、妥協したりせず、それなりに時間をかけてでも考え抜いてください。
あなた自身はもちろん、未来のリピーター客からも気にいいられるような素晴らしい店名になるよう、魂を込めて命名しましょう。
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