子どもの「わくわくする力」は、どこから生まれるのか。子どもに意欲を持ってほしい親ほど、わくわくを奪っているかもしれない話
子どもに「わくわくする力」を持ってほしい。
自分の足で人生を歩いてほしい。
でも、失敗はしてほしくない。親はいつも、この矛盾を抱えています。香港で音楽家としてキャリアを築いてきた永井雅美さんのお話から見えてきたのは、「わくわく」は才能ではなく、“余白”の中で育つということ。親の先回りが消してしまうもの。出口戦略が本当に守るべきもの。NEXT2035第20回セミナーから、人生を動かす“わくわくの正体”を整理しました。
こんにちは、リアル孟母ベティです。
教育移住4回、海外生活14年。
NEXT2035で、親子と一緒に「選び直せる人生」を考え続けています。
私がディーン千賀子さんと共同主催させていただいている無料連続親子セミナー「君が志望校を決める前にお金と仕事の話をしよう。」
第20回が2026年1月25日にありました。
「音楽で生きていくー世界で奏でる私のストーリー」
登壇者:永井雅美 (香港シンフォニエッタ首席コントラバス 奏者)
永井さんのお話から見えた「わくわくする力」についてお伝えしていきます。
正直に言うと、
私は「音楽で生きる」という世界をほとんど知りません。
でも聞き終わったあと、
胸に残ったのは音楽の話じゃなくて、
“人が動き出す瞬間の正体”
でした。
こんな方に読んでほしい
✔ 子どもに意欲的に生きてほしいと思っているのに、つい先回りしてしまう親
✔ 「この選択で大丈夫?」と常に不安を抱えながら進路を考えている方
✔ 英語・受験・習い事…気づけば子どもの予定がパンパンになっているご家庭
✔ 子どもに“主体性”を持ってほしいのに、どう関わればいいか分からない人
✔ 出口戦略型子育てに興味はあるけど、「結局なにをすれば?」と感じている親御さん
✔ 子どもが最近、あまり楽しそうじゃないと感じている方
✔ 「正解ルート」より「選び直せる人生」を残したいと思っている人

行動は、準備が整った人から生まれるわけじゃない
永井さんの話で、いちばん印象に残ったのはこれ。
最初から完璧な計画があったわけでも
失敗しない保証があったわけでもない。
あったのは、
・なんかやってみたい
・よく分からないけど面白そう
・とりあえず動いてみよう
という、ごくシンプルで原始的な感覚。
ここ、めちゃくちゃ大事です。
多くの親は、
準備が整ったら
自信がついたら
正解が見えたら
そのあとで動こうとします。
でも実際は逆。
動いた人だけが、次の景色に出会う。
そしてその途中で、ご縁が生まれる。
永井さんのキャリアは、まさにそれでした。
「わくわく」で人生を切り拓く
じゃあ、その“やってみたい”は
どうやって生まれるのか。
永井さんはいろんなオーディションに落ち、先が見えない時でも、毎日わくわくして楽器を弾いていたとおっしゃっていました。わくわく、と10回以上はおっしゃられていました。
親って、正直ここを願ってますよね。
子どもに
「わくわくする力」を持ってほしい。
いろんなことに意欲的に取り組んでほしいし、
誰かの正解じゃなく、
自分の足で人生を歩いていける子になってほしい。
でも同時に、失敗してほしくない。
遠回りしてほしくない。
傷ついてほしくない。
この矛盾を、私たち親はいつも抱えています。
じゃあ実際に、
“わくわくを原動力にして人生を切り拓いてきた人”は
どうやってその力を育ててきたのか。
ここで改めて、
永井さんの「わくわくする力の出し方」を見てみましょう。
わくわくは、生まれつきの才能じゃない
わくわくが育つ条件は、とてもシンプルです。
・忙しすぎない
・失敗しても詰まない
・自分で選んでいい
・外れても戻れる
つまり、
余白があること。
時間の余白
心の余白
選択肢の余白
失敗できる余白
NEXT2035でずっと言っている
「出口戦略型子育て」と、ここは完全につながっています。
出口戦略の本質は、
子どもを正解に乗せることじゃない。
子どもが自由に試せる状態をつくること。
その土台があるから、
人は安心して“よく分からない一歩”を踏み出せる。
親が先回りすると、わくわくは消える
逆に、わくわくが消える瞬間もはっきりしています。
それは、
・失敗しない選択を優先しすぎたとき
・親の不安でルートを固定したとき
・「意味あるの?」で違和感を潰したとき
です。
親が良かれと思って先回りすると、
子どもは
「自分で感じる」
「決める」
「外れてみる」
この全部を失います。
NEXT2035で私たちが何度も見てきたのは、
主体的に選んだ人ほど、折れても戻ってくる
という現実。
わくわくは、
守られすぎた場所では育たない。
余白のある場所で育つ。
今日できる、たったひとつのこと
ディーンさんの記事にもありましたが、
私からもひとつだけ。
今日、ぜひやってほしいこと。
それは、
「今ちょっと気になること」を1つ書き出す。
大きくなくていい。
役に立たなくていい。
進路に関係なくていい。
それを否定しない。
それが、
わくわくの芽です。
親の役割は、
芽を正解に育てることじゃなく
枯れない環境をつくること。
わくわくは、人生を動かすエンジン
永井さんの話を聞きながら、
私はずっと思っていました。
これは音楽の話じゃない。
これは人生の話だな、と。
完璧じゃなくてもいい。
怖くてもいい。
でも、
自分の感覚を信じて、小さく動ける人は強い。
続けられる人が最後に何者かになれるんです。
そしてそれを支えるのが、
親の出口戦略であり、
家庭のOSです。
NEXT2035がやっているのは、
スキル教育じゃありません。
子どもが人生のハンドルを握れる状態を残すこと。
次回親子無料セミナーは
第22回 2026年2月15日(日) 20:00-21:00
「Be water -いきあたりばったり?心技体ー総合力の柔軟性が未来をつくる」
登壇者:野田しのぶ (自由に働く踊り子)

次回のNEXT2035は、
「キャリアは一直線じゃなくていい」を体現している方。
登壇は
野田しのぶさん。
肩書は「自由に働く踊り子」。
……でも実態は、
投資会社勤務
翻訳・通訳者
ベリーダンサー/講師
チャリティ主催
香港マイノリティ支援
そして過去には
琉球大学で考古学を学び、
営業職 → 香港駐在 → 現地転職 → 上場企業秘書兼通訳 → カジノ業界 → 投資会社 → 翻訳業独立。
もう、キャリアの“正解ルート”とは真逆です。
でもだからこそ見えてくるものがあります。
「Be water」
水のように形を変えながら、流れを止めない。
野田さんの人生はまさにこれ。
計画通りに進んだわけじゃない。
むしろ、
・行ってみた
・やってみた
・頼まれて引き受けた
・面白そうだから続けた
その積み重ね。
でも気づけば、
仕事
語学
身体表現
社会貢献
すべてが“線”でつながって、
今の「自由に働く」状態ができあがっています。
これ、NEXT2035がずっと伝えている
出口戦略型子育て
=「選び直せる設計」
その完成形の一つです。
開催概要
🟢 第22回 NEXT2035 無料親子オンラインセミナー
📅 2026年2月15日(日)20:00–21:00
🎤 テーマ:
Be water ― いきあたりばったり?心技体・総合力の柔軟性が未来をつくる
👤 登壇:野田しのぶ(自由に働く踊り子/通訳・翻訳者/ベリーダンス講師)
💻 Zoom開催・参加無料
🎯 対象:中高生と保護者(大人のみ参加もOK)
こんな親子に来てほしい
・将来が一本のレールに見えなくて不安な人
・「好き」と「仕事」をどうつなぐか迷っている中高生
・子どもに“潰しのきく力”を残したい親
・キャリアは作り替えられると知りたい大人
・正解ルートより“更新できる人生”を選びたい方
