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DAY29 自分にとっての幸せはどんな状態か

私にとっての幸せとは。
今までの人生を振り返ってみた。

まずは生まれてから20歳まで。
私が一番求めていたものは、自分の空間だった。
一日でも早く、窮屈な家から出たかった。
専門学校を卒業して、就職が決まって、やっと念願の一人暮らしをすることができたときは、心の底から嬉しかった。
当時の給料は手取りで14万円ほどで、年収は200万円に届かない。
それに対して、家賃は7万1,000円だ。
収入の50%以上が家賃という、とんでもない比率だ。
貧乏暮らしだったが、それでも楽しかった。

就職先は飲食店で、賄いを食べることができた。
だから、食事にはそれほど困らなかった。
当時の私の主食は、近所の100均で買ってきたスパゲッティだ。
これを塩茹でして、バターを絡めて食べると美味い。
名付けて、具なしバターパスタ。
私のレシピの中では、1ページ目にくるスペシャリテだ。
めっきり料理をしなくなったが、いまでもたまに食べたくなるときがある。
そんな自信作を、当時の飲食店の先輩方に力説していた。
私はそれが気に入っていて、オススメしたいくらいのポジティブな感情だったのだが、予想に反して、先輩方の反応はイマイチだった。
それからというもの、ことあるごとにいろいろな料理や、食材の余りを恵んでくださった。
どうやら私は、だいぶ不憫に思われていたようだ。
生意気な若造だったが、最年少だった私は、かなり良くしていただいた。
優しい先輩方に恵まれて、感謝しかない。
もう20年以上前のことだが、未だにそのお店は私の行きつけだ。

次に20歳~40歳。
20歳で不動産屋に転職し、21歳で結婚し、27歳で娘が生まれた。
30歳のとき、ついに夢だった一軒家を購入した。
35歳のとき、ご縁があって我が家にネコがやってきた。
20歳のころの貧乏暮らし考えると、自分でも驚く変わりようだ。
自慢できるほどのものではないが、地道に、堅実にやってこれたとは自負できる。
他に望むものは、何もない。
もう、これで十分だという気持ちになってきた。

40歳を過ぎた今、欲が全くない訳ではない。
だが、心の底から欲しいものは、もう出てこない気がしている。
今の生活が楽しくて、大好きな人たちが身の回りにいて、十分に満足だ。
だから、自分にとっての幸せとは、いつもの日常をおくれるということにある。
コーヒー片手に、noteを書いている環境に感謝したい。

最後に、私はEvery Little Thingのまた あしたの歌詞にある、一節がすごく好きだ。
「平凡な当たり前をずっと大事に出来たらいいね」。

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