月夜
まんまるいお月さまが見えている。黒猫ぐるも、窓辺にいて月を見ている。
やはり、月夜は猫を興奮させるのか。窓辺から飛び降り、走り回る。その速さたるやすごい。黒くて暗闇で見えないけど、しゃしゃしゃと音がする。
しゃしゃしゃしゃ、ぴたっ!
しゃしゃしゃしゃ、ひたっ。
いつもは、ひたひたひたと静かに軽い足取りでやってくるのだが、すごい勢いで部屋から出ていってはまたやってくる。
猫ばかりではない、私も月夜に誘われて外に出た。犬のお散歩中の人に話しかける。
「月が綺麗ですね〜」
気分が高揚して、ぐるぐると歩き回った。

我が家の隣が緑地と呼ばれる場所。月を見ながら緑地を歩いた。 緑地は、周りに何もないから、月がよく見える。
母が亡くなった時も、夜、外に出て緑地を歩いた。葬儀屋の持ってきた灯りがぽつんと家の前を照らしていた。

しばらくして、月夜の晩に外に出ると、朝顔が夜でも咲いていた。涼しくなったせいであろうか。

不思議なことに母が亡くなった後に咲く朝顔は白が多かった。白い朝顔は素敵だけれど、なんだかもの悲しい。花も母を追悼していたのかしらん。

その朝顔の種をもらったときは、青い朝顔がたくさん咲いたから、なおさら今年のは白っぽいなぁと思ったのだった。私の涙で白くなったのかな。
月夜の話でした。

その月はまるで流星雲を引き赤字電車もひきつれて行く
その日、流星は見られなかったけど、流星のようなスーパームーンを見ました。
