日本人と中国人④楽しい日本語の間違い by中国人夫
今日は中国人夫による日本語の言い間違いの中で、私が特にツボだったものを紹介します。
日本人とか外国人とか関係なく、誰でも言い間違いとか覚え間違いってあると思うんですが、間違う時の方向性にはやっぱり言語的な違いが出るなぁと感じています。
昔、夫(当時は結婚前なので彼氏)とのデートでのこと。
突然考え込むそぶりを見せた夫が、思いついたように一言「さ」と言いました。
???となった私、一拍置いて「刺されたらかゆくなる虫のこと?」と聞くと「そう」とのこと。
「か(蚊)」だよ…!カ行とサ行、お隣やしある意味惜しいけども!
車を駐車場に停めて話していた時で、開けてあった窓から蚊が入ったらしいです…。
なんていうか、日本語母語話者はなかなかやりそうにない言い間違いだなと、私にとってはなんだかとってもツボでした。
ちなみに中国語で蚊は「蚊子(wenzi ウェンズ)」です。漢字は一緒なのに、発音は全然違ってて、忘れた時の手がかりにはならないですよね。
お次は最近、『鬼滅の刃』の話をしていた時のこと。
夫は鬼滅ファンで、アニメも全話見ているはずなのですが、あるキャラの名前を思い出せないらしく、私に質問してきました。
「あの最後の敵の……きいじまやすじ?」
…いや、待って?まさか、まさかとは思うが…。
「え、鬼舞辻 無惨(きぶつじ むざん)?」
「そう」
やっぱりか!一文字しか合ってないわ!
私はそれはもう大笑いしました。やすじって誰やねん…ラスボスの風格どこにいってん…(私はアニメ第一クールくらいしか見てないゆるファンですが、きっとこの脱力感、鬼滅ファンの方ならわかっていただけると思います)。
夫はアニメをいつも中国語字幕で見ているようで、特にキャラ名の日本語での発音があやふやになりがちらしいです。教えてからも度々「きぶしまやすじ?」「きむつじ」「ぶざん」等々と言っていました。まぁそもそも噛みやすい名前ではあるし……いや、それでもやすじの発生源は謎なんだけどね!?
こんな感じでちょっと変化球な言い間違いが来る時があって、謎が解けると笑ってしまいます。
あとは中国人が間違いやすい・区別が苦手な日本語あるあるとして「濁点のつく音とつかない音」「伸ばす音(長音)」「つまる音(促音)」があります。
これは夫以外の中国人達の例になりますが、「だいたい」を「たいたい」と言っちゃったり、「ロッカー」が「ろぉか(廊下って聞こえた)」になったりするんですね。
これは個人や単語によって差が大きくて、普段間違えない人が一単語だけ大きく外してたりすることがあります。
うちの夫もたまにその辺りを間違えてることがあるですが、その中でもまた一捻りきてる例があります。
車の話をしている時、突然「便通(べんつう)」の話をしだした夫。前後の関係がわからずに疑問符を浮かべながら聞いていたのですが、「べんつうの車が…」……。
うん、そうだね、ベンツだね!でもその言い方だと高級車感が一気に下がっちゃうからね!
私が大笑いしながら夫に指摘しても、本人はあまりピンときていませんでした。
調べたところ、ベンツは中国語では「奔驰 (Bēnchí ベンツー)」で、音は日本語で言うとほぼほぼ「便通」の発音&イントネーションになるようです。なるほど、外来語だからそのまま言えば通じると思ったのか……便通だけにね!(誰が上手いことを言えと)
間違えた訳ではないので本人はしれっとした顔してますが、日本人的にはぜひとも日本語の方の正しい発音で言って欲しいところです。その発音とイントネーションで言われると、みんな別なものを想像しちゃうから、やめてあげて…!(案の定、うちの両親の前でも「べんつうの車」って言って微妙な顔をされていました。)
さて、今回は中国人(私の夫)による日本語間違いについてでした。読んでニコリと笑っていただければ幸いです!
できれば今度、比較編として日本人(私)による中国語間違いについても書いてみたいですね。
私の場合は普段中国語をそこまで話さない(そんな話せるレベルじゃない)ので面白い例とかはなくて、日本人が間違いやすい中国語あるあるとかになるかもですが。
