ファイターズ春季キャンプ2026 day16 中日との練習試合
スコアは8-4。走塁アウトも含めて「今のうちにやらせて、材料を集める」新庄監督らしい運用が透けた試合だった。
今日はその中でも、カストロ/河野/菊池の3人を“ここまでの姿”として整理したい。
カストロ:高め〇?でも「大きいの」はどこで出す?と守備について
まず打撃。ここまでの練習試合で感じたが、高め(特に真ん中〜高め)をヒットにできている。
今日も3回、内角高めのストレートをライト前へ運んだ。
一方で監督も話している通り、「フライ系の打球がまだ少ない」という所感が、次の論点を作る。
彼の“パワーポジション”はどこか(真ん中高めを前で叩けても、角度が付かないなら狙い所がズレている可能性)
低め対応の現在地(高めで勝負する投手が増えるほど、低めを捨てる/拾うの判断が武器になる)
守備は6回が象徴的。二塁カストロの悪送球が出た。
私の見立てだと「ショートを意識しすぎて自分のリズムが狂った(合わせに行ってトスがズレた)」ように思えた。
これは能力というより連携の熟度と“自分のテンポ”の確立の問題だと感じる。
送球前の“視線”と“足の運び”(見てから合わせに行っていないか)
トスの高さとリリースの一定性(相手に合わせる=毎回違う球になる)
交代直後ほど崩れやすい(=次の試合でも同じ状況で再現するか)
断定するのは速すぎるが、細かい動き自体が苦手なのかもしれない。
上記の3つを次回以降、意識してみていきたい。
河野:ミットに収まらない春。原因は「連動」か「クイック」か
河野は数字よりも“収まり方”が気になる登板。
6回に登板して、カストロの悪送球でいきなり崩れた流れの中で、ワイルドピッチ→犠牲フライで失点。
さらに死球も出た(自責は0だが、内容として重い)。
この試合でも死球を出すまではまとまっていた印象。
しかし、死球後からはミットと逆に向かう投球が殆どだった。
画面越しに見てわかる、身体の大きさ。明らかに一回り大きくなっている。しかし、「下半身が一回り大きくなり、連動がまだ取れていない」のが制球の乱れを起こしているのではないか。
この日の様子を簡潔に2点まとめると
決まり切った変化球は空振りが取れる(=武器は死んでいない)
クイック時にミットへ制球できない率が高い(=再現性が落ちている)
登板間隔を増やしていく中でどう修正し、なじませていくのかも見どころだ。
菊池:スライダーの行方
菊池は8回に登板。先頭を四球、次打者は併殺で一度は整えたのに、そこから12球粘られて四球→高めを打たれて連打で2失点。1回29球・四球2・自責2という形になった。
ここで注目したいのは「真っすぐ、カーブとフォークの質」ではなく、掛け算になっていないこと。つまり、
真っすぐ(特に高め)で“優位を取れていない”
その結果、カーブ/フォークが「振らせる球」になり切らない
さらに昨年良かったスライダーがあるのに、この日は2球しか投げていない。昨季の球種比率データでも、菊池はスライダーが約2割で、主要な武器として位置づけられている。(一球速報の上で)
意図的に投げていないのか、投げれなくなった(握りの関連性等)、速報に表示として出ていないのかは定かではない。
ここからどう投球を組み立てていくのかにも注目だ。
