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打席数では測れない仕事。五十幡亮汰が途中出場で生んだ2得点 7/18ファイターズ振り返り

ファイターズは投打がかみ合い、オリックスに7―0で勝利した。細野晴希を中心とした投手陣が得点を許さず、打線も13安打を重ねた。ただ、この試合を本塁打のない中で7点を奪えた理由から振り返ると、盗塁や一つ先の塁を狙う走塁が大きく影響していたように思う。

その中で、私には途中出場ながら2得点を記録した五十幡亮汰の動きが特に印象に残った。

五十幡は5回裏から、水谷瞬に代わって中堅の守備に入った。4点をリードしていたことを踏まえれば、まずは外野守備を固める意味合いがあったと思った。

一方で、交代が試合終盤ではなく5回だったため、五十幡には7回と9回の2打席が回ってきた。新庄剛志監督は、途中出場の選手にも打席を確保するため、比較的早い回から守備交代を行う傾向があると思われる。今回も守備だけでなく、その後の攻撃参加まで含めた起用だった可能性がある。

7回、五十幡は先頭で中前打を放つと、二塁への盗塁を成功させた。続くレイエスの安打で三塁へ進み、万波中正の遊ゴロで本塁へ生還した。

この場面は、単純な「ゴロゴー」として片づけるには、少し複雑な判断が含まれていたように見える。

打球は遊撃手の方向へ転がった。もし五十幡が打球と同時に本塁へ飛び出せば、遊撃手に本塁送球を選ばれる可能性がある。反対に、二塁への送球を確認してから動き始めても、判断が遅れれば二塁手からの返球で刺されかねない。

さらに一死一、三塁だったため、守備側が二塁から一塁への併殺を完成させれば、その時点で攻撃は終了する。五十幡が本塁を踏むだけでは得点にならない場面でもあった。

映像を見る限りでは、五十幡は最初から本塁へ突っ込んだというより、遊撃手が二塁へ送球したことを確認してからスタートを切ったように映った。

足の速さがあったから成立したプレーであることは間違いない。ただ、それ以上に、どの瞬間まで待ち、どこで走り出すかという判断の精度が問われる走塁だったのではないだろうか。

9回の第2打席は二ゴロだった。ゲッツー崩れで五十幡自身は一塁に残った。その後、水野達稀の中前打で一塁から三塁へ進み、レイエスの犠牲フライで生還した。

五十幡の打席結果は凡退である。それでも、一塁に残った後の走塁によって、単打を一、三塁の形へ変えた。次の犠牲フライへ行える条件を整えていた。

途中出場の選手は、スタメンとは異なる難しさを抱えていると感じている。

試合の中で何度も打席に立ちながら感覚を整えられるとは限らない。出場してすぐに守備、打撃、走塁の判断を求められることもある。盗塁に失敗すれば、せっかく作った先頭走者を失う。それでも、次の機会が必ず訪れるとは限らない。

だからこそ、ベンチにいる時間の使い方が重要になるのだろう。

この試合では、五十幡が出場する前に、野村佑希と水野も盗塁を成功させていた。捕手の送球動作や送球の軌道を確認する材料はあった。また、五十幡が盗塁を決めた時には前のイニングから宮國がイニング跨ぎで登板していたため、投手のクイックやけん制、セットでの間合いも見ていたのかもしれない。

もちろん、実際にどの部分を観察していたかは分からない。ただ、最初の出塁機会ですぐに盗塁を成功させるには、出番が来る前から何らかの準備を続けていなければ難しいだろう。

五十幡は、守備固めとして出場しながら、2打席で2度走者となり、その両方で本塁へ帰った。

ベンチから試合を観察し、限られた機会で判断を実行する。五十幡の走塁からは、途中出場という難しい立場で求められる準備の質が見えた。


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