めんどくさいの沼にいる
うすのろ日記 2026.6.25(木) What a pain!
「もう6月も25日ですわよ、奥様。早いわねぇ〜」
と、スーパーの入り口で井戸端会議が催されているかもしれないほど、
確かにもう25日である。
細々とした仕事のギャラが振り込まれる日であり、多少なりともお金があるので何かいいものでも買いに行こうかと小雨降る中外出した。
雨はめんどくさいが、気温は涼しくていい塩梅である。
歩き出して10分ほどしてから気がついたのだが、またスマホを忘れた。
今月2回目である。
以前は、スマホは財布より大事とばかりに思っていたが、なんだか最近はスマホに対する思いが低くなったのかもしれない。
財布は持ってるので現金はある、財布の中にクレジットカードもある。
買い物には困らないが、お店で「ポイントお付けしますよ」と言われるたびに「今日はスマホ忘れたのでいいです」と、お断りしている(まったく前回と同じである)
若い店員さんは「あっ、そうなんですか。そんな時もありますよね」と慰めてくれるが、この若い店員さんは家にスマホなど忘れてきたことはないだろうと勝手に思う。仮に忘れることがあっても取りに帰っているはずだと…
玄関で「スマホ忘れてますよ」と声をかけてくれるAI装置があるとテレビで見たことがある。それを我が家にも導入しようかと思う。
検索してみたら、ピンからキリまでいろいろあって途中でめんどくさくなって検索をやめた。
月2回くらいだったらまだいいか。
買い物を済ませて、ちょっと休憩と思ったらどのカフェも満杯状態。
梅田にいると、カフェ難民になることが多い。
コーヒー1杯飲むのにも難民のように歩きまわらなければならない。
結局カフェを探すのがめんどくさくなって、無印良品のコーヒーコーナーの片隅でアイスコーヒーを飲む。
コーヒーを飲みながら、先日ある方から言われた一言を思い出していた。
『イトカズさん、いい人だよね。でもそのいい人っていうのがこれからネックになるかもよ。悪い人になれとは言わないけど、もう少し他人に厳しくていいんじゃないかな...』
そもそも、私は自分がいい人だとは思っていない。どちらかといえばその反対だと思っているのだが、この人にとっては私は『いい人』で存在しているようである。
まぁ人間は一面だけを見せるのではなく多面性であるから、それもしょうがないのかもしれない。
違う人に聞けば『イトカズさんは厳しい』という意見が出るであろう。
どちらも本当といえば本当の私であるから、どうすればいいのか…
ただ、歳を重ねてきて判断するのがめんどくさくなってきているのは確かで、以前だったら「許せない」と声をあげていたことに「あぁめんどくさいな、関わりたくないな」という場面が増えたのは確かだ。
それを人は「年をとって丸くなった」と表現するのだろうが、決してそうではなくてめんどくさくなっただけなのだ。
身体は丸くなるけど、心は年を重ねただけでは丸くなんかならない(あくまでも私の場合)
私は果たして『いい人』なんだろうか、『だらしない人』なんだろうか。
コーヒーを飲み干すまでには答えを出そうと思っていたが、長く考えなきゃいけない問題だった。
ふと思い出して、劇団に寄ることにした。
無印良品でお菓子をいろいろ買って差し入れにした。
十数人の役者が自主練や演出家とエチュードをやっていた。
私が唯一フラットになれる場所だ。
ここにいるときだけ本当の自分がいるような気がしている。
ここにいるときのような気持ちが常にあればいいのだけど。
45分ほど稽古を観て、お菓子を配って帰宅した。
雨、しっとりと降っている。

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