自分が立つ、この諸相
うすのろ日記 2026.4.26 (日) aspects of…
スーパーに向かって通りを歩いていたら、同マンションに住むちょっと仲のいい方に出くわした。彼女は自転車を止めて、「イトカズさんはいつも優雅に歩いているわね~」と、言って笑った。
「そうですかぁ〜?」と、私も笑って答えたが、
彼女にこんなふうに言われたのは初めてじゃなくて、何度か通りで会った時に同じことを言われたことがある。
彼女が言うところの『優雅』というのは、お金持ちのマダムがお洒落してしゃなりしゃなりと歩いているということじゃない。
『焦ることなく、ゆっくりと目的地に向かって歩いている』という意味だと以前本人から聞いたことがある。
とはいえ、私だって慌てていることもある。
待ち合わせ時間に遅れそうとか、突拍子もない事態に陥ってどうすることもできない時とか…でもそんな時に彼女と会うことは今までなかっただけのことだ。彼女と会うのは、いつものんびりと歩いている時だけだったのだろう。
今は、歩くことだけではなく生活もゆっくりと過ごしている。
許される範囲でだが、嫌なことはしない、自分の好きなことしかしていない。そうすることで自分のご機嫌を自分でとっているということになる。
先日、『書けなくなった』と、ここに書いたのはそのことだ。
自分が心地よく過ごすこと。
自分が無理せず暮らすこと。
そのためには、自己顕示欲(今風に言えば、承認欲求)を少なくすることが、私は心地よいのだと感じたからだ。
誤解してもらっては困るのだが、だからと言って頑張って毎日投稿している方々を否定しているわけじゃない。
そうすることが心地よいのであれば、そうすることがその方々にとって良いことなんだと思えるからだ。
そんなことを考えながら、また自転車にまたがり去って行く彼女の後ろ姿を見つめていた。
彼女はいつも忙しそうである。
*
午後からマンションの排水管の一斉清掃があった。
我が家に来てくれた清掃の方はとても若い方で、ちょっとムッとした顔つきで動作も少し荒くて、私は「どうしたのかなぁ?」と思って見ていた。
夫が小さな声で私に「若いから仕方ないのかもな」と言ったのだけど、きっと疲れているのだろうと私は思っていた。
下の階から徐々に上に上がってくるシステムで、我が家は15階。
さぞかし疲れてたのだろうと思った。
清掃が終わってから「ありがとう、お疲れさまでした」と言ったら、その若い清掃員の方は、一瞬『えっ?』と言う顔をしてその後ニコッと笑って「こちらこそありがとうございました」と、とても丁寧だった。
きっと下の階の方からそんな言葉をかけてもらえなかったのかもしれないと思う。
ちょっとしたことなんだよなぁ。ご機嫌が直るということは。
先に書いたように、私は自分のご機嫌は自分でとることにしている。
これもある意味年の功ってことで。

いいなと思ったら応援しよう!
読んでいただきありがとうございます。
書くこと、読むこと、考えること...
これからも精進します。