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hilack24 の SP-404 論、全部読んだので案内する — 「なぜ SP-404 をつかうのか」シリーズ+ビートライブ論

SP-404 の使い方を教えてくれるチュートリアルは、探せばそれなりにあります。

でも、「なぜ SP-404 を使うのか」を正面から語ってくれる人は、ほとんどいません。

note で活動するビートメイカー hilack24 さんは、2021 年にそのテーマで連載を書きました。「なぜSP404をつかうのか」と題された 4 本のシリーズと、ビートライブについて語った 2 本の記事——合計 6 本です。

この記事では、その 6 本を全部読んだ上で、どの記事で何が語られているか、どんな人にどの記事が響くかを案内します。

hilack24 さんについて

SP-404 シリーズを使うビートメイカーで、ビートライブの出演経験もある方です。note では SP-404 に関する記事を複数公開しており、SP-404 の「使い方」ではなく「使う理由」を言葉にしてくれる貴重な書き手です。

6 本の記事の全体マップ

hilack24 さんの SP-404 関連記事は、大きく 2 つのシリーズに分かれます。

「なぜSP404をつかうのか」シリーズ(4 本):
SP-404 を選ぶ理由を 3 つの軸で語った連載。「ゼロ」が導入、①②③がそれぞれ独立したテーマ。

ゼロ|なぜSP404をつかうのか ゼロ
テーマ: 導入
→ SP-404 とは何か。なぜこの連載を書くのか

①|なぜSP404をつかうのか① sound
テーマ: 音
→ SP-404 を通すと音が変わる。その「SP-404 の音」の正体

②|なぜSP404をつかうのか② culture
テーマ: 文化
→ LA のビートシーン、Low End Theory、Lo-Fi HipHop への流れ

③|なぜSP404をつかうのか③ usability
テーマ: 使い勝手
→ 機能がシンプルだからこそ生まれる制作スタイルビートライブ論(2 本):
SP-404 の「ライブ」としての側面に焦点を当てた記事。

A|良いビートライブとは
テーマ: 定義と考察
→ ビートライブとは何か。良いビートライブの条件

B|今まで見た中で最高のビートライブ
テーマ: 体験記
→ 実際に見て衝撃を受けたビートライブの記録

あなたの関心に合わせて読む

全 6 本を読む時間がない方のために、関心別のおすすめルートを組みました。

SP-404 を買おうか迷っている → まず「ゼロ」→ 興味が湧いたら「① sound」

SP-404 の文化的な背景を知りたい → 「② culture」が必読。LA ビートシーンの流れが分かる

SP-404 の音の特徴を理解したい → 「① sound」。バスコンプ的なキャラクターの話

ビートライブに興味がある → 「良いビートライブとは」→「今まで見た中で最高のビートライブ」

全部読みたい → ゼロ → ① → ② → ③ → A → B の順が自然

「なぜSP404をつかうのか」シリーズ

ゼロ — 導入:SP-404 とは何か

🟢 日本語|note 記事

シリーズの入口にあたる記事です。これから数回にわたって SP-404 について書くという宣言とともに、SP-404 がどんな存在なのかが語られます。

hilack24 さんは SP-404 を「ロック界のエレキギター、テクノ界の TB303」に相当する象徴的な機材だと位置づけています。2004 年の発売以来、LA のビートシーンを経由して Lo-Fi HipHop カルチャーへとつながる流れの中で、SP-404 がどんな役割を果たしてきたか——その大枠が掴めます。

「2021 年現在、この機材は本当に世界中で多く使われている」という実感のある言葉が印象的です。

こんな人に刺さる: SP-404 が「ただのサンプラー」以上の存在であることを知りたい人

https://note.com/hilack24/n/n28ae2615a0cc

① sound — SP-404 の「音」の正体

🟢 日本語|note 記事

SP-404 を使う理由の 1 つ目として、音の特徴を取り上げた記事です。

hilack24 さんは SP-404 の音を「バスコンプにも使えるキャラクター」と表現しています。SP-404 を通すだけで音が変わる——かつては「パワー不足」と感じていたその特性が、実はこの機材ならではの味になっているという発見が書かれています。

ビートライブの現場で、PC から直接 SP-404 に接続して曲を流すのではなく、曲を SP-404 にインポートしてから使うと音が良くなった——という実体験に基づいた話は、実際に使っている人ならではの知見です。

こんな人に刺さる: 「SP-404 の音」と言われるものの正体を知りたい人

https://note.com/hilack24/n/n45f28010c5f7

② culture — LA ビートシーンと SP-404

🟢 日本語|note 記事

SP-404 を使う理由の 2 つ目として、文化的な文脈を取り上げた記事です。

SP-404 が小型で持ち運びしやすかったこと。それが LA の Low End Theory を中心とするライブシーンで広まったこと。Flying Lotus、Dibiase、Ras G といったアーティストが SP-404 を使い、ビートカルチャーが形成されていったこと——。

「なぜ SP-404 なのか」を理解するには、この文化的な流れを知っておくことが欠かせません。海外の英語記事(Reverb.com 等)でも同じ歴史が語られていますが、それを日本語で読めるのはこの記事の大きな価値です。

こんな人に刺さる: SP-404 がなぜビートシーンの象徴になったのか、その歴史を日本語で知りたい人

https://note.com/hilack24/n/n4b47837a520f

③ usability — シンプルだからこそ生まれるもの

🟢 日本語|note 記事

SP-404 を使う理由の 3 つ目として、使い勝手の良さを取り上げた記事です。

「まずは機能がとてもシンプル」——SP-404 は DAW や MPC と比べると、できることが限られています。でも、その制約こそが制作のスタイルを形作るという話。機能が少ないからこそ迷わない。迷わないからこそ手が動く。手が動くからこそ音楽が生まれる。

DAW で「選択肢が多すぎて何も完成しない」という経験がある人には、この記事の主張は刺さるはずです。

こんな人に刺さる: DAW の選択肢の多さに疲れている人、シンプルな制作環境に魅力を感じる人

https://note.com/hilack24/n/ncf210b917c9f

ビートライブ論

「良いビートライブとは」

🟢 日本語|note 記事

「なぜ SP-404 をつかうのか」シリーズの延長線上にある記事で、SP-404 が最も活きる場面——ビートライブ——について語ったものです。

ビートライブとは何か。hilack24 さんの定義によれば、自作のインストゥルメンタル楽曲を使い、DJ のように楽曲を流しながら、SP-404 などのハードウェアでエフェクトをかけるパフォーマンス。ターンテーブルの代わりにサンプラーを使い、手元と機材が見える状態で演奏する形式です。

そして「良いビートライブとは、本質的には良いビートメイカーのビートライブである」という結論。パフォーマンスのテクニックよりも、そもそもの楽曲の質と本人の認知度が重要だという主張には、現場を知る人ならではの説得力があります。

こんな人に刺さる: ビートライブとは何かを知りたい人、自分でもビートライブをやってみたい人

https://note.com/hilack24/n/n37e857b7252b

「今まで見た中で最高のビートライブ」

🟢 日本語|note 記事

前の記事でビートライブの定義と理想を語った hilack24 さんが、実際に見て衝撃を受けたビートライブの体験を記録した記事です。

2018 年に中目黒 Solfa で開催された「OPEN1 vol.2」というイベントでの、Arμ-2 & lee (asano+ryuhei) によるパフォーマンスが取り上げられています。

SP-404 でビートを作るだけでなく、それをライブで演奏する文化が日本にもあること。そしてその最前線で何が起きているかを、当事者の目線で記録した貴重な記事です。

こんな人に刺さる: 日本のビートライブシーンに興味がある人、実際のイベントの雰囲気を知りたい人

https://note.com/hilack24/n/n28da49ff1ca3

読んだ後のおすすめ

hilack24 さんの記事を読んで SP-404 への理解が深まったら、次のステップに進むためのソースを紹介します。

SP-404 を実際に使い始めたい方:
SP-404 でビートメイキングを始める完全ガイド」(当アカウントのロードマップ記事)で、日本語・海外ソースから厳選した 25 本を段階的に案内しています

SP-404 のエフェクトとパフォーマンスに特化して学びたい方:
SP-404 のエフェクトとパフォーマンスを楽しむためのソースガイド 8 選」で、エフェクトの使いこなしとビートライブの入口を案内しています

hilack24 さんが語った文化の背景をさらに深掘りしたい方:
Reverb.com「How the SP-404 Came to Dominate the Global Beat Scene」(英語)がおすすめです。SP-404 の 20 年の歴史を包括的にカバーしています

注意点

hilack24 さんの記事は 2021 年 8 月に公開されたものです。この時点では SP-404MKII はリリース前 or 直後(MKII の発売は 2021 年 10 月)であり、記事は主に SP-404SX 以前の経験に基づいて書かれています

SP-404MKII で大幅に機能が拡充された部分(波形表示、バスエフェクト、DAW 連携等)については、この記事シリーズではカバーされていません。MKII の具体的な使い方は、ロードマップ記事の方を参照してください

ビートライブ論の記事で言及されているイベントやアーティストは 2018〜2021 年時点のものです。現在のシーンの状況とは異なる部分があるかもしれません


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