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3分間の静寂

「久しぶりー!!」
4年前の夏、バックパッカーな私たちがネパールで出逢った友達カップルと5年ぶりに福岡で再開した。

彼らは私たち以上にコーヒーが好きで、朝の一服、食後の一服、寝る前の一服にはコーヒーが欠かせない。

「まさる、珈琲もらっていいかな」
私は慌ててインスタントコーヒーのストックを探した。
そんな時、いつか実家に帰省した際に母親が持たせてくれた珈琲お豆があったことを思い出した。

日頃はインスタントコーヒーを食後に飲む程度だった私は、世界中旅して我が家に来てくれた彼らに、美味い珈琲を飲んでもらいたいと久しぶりに淹れることにした。

数年ぶりにお豆を弾いて淹れるコーヒーはインスタントなコーヒーとは違い、キレのある酸味・複雑な奥行きを感じた。
彼らはそのコーヒーを片手に縁側で腰掛け、大切なルーティンをキメていた。

3日間の再会を終え、彼らが新しい場所へ旅立った後もコーヒーを淹れる習慣が残った。

3分間

私はこの3分間の虜になっていた。
珈琲お豆を手挽ミルで粉にして、
ポコポコと音を立てるケトルから蒸気が落ち着くころ、挽きたての珈琲粉をドリッパーにセットする。
最初の一投から湯気が立ち上がる瞬間、一気に開く珈琲の香り。
5回ほどに分けて円を描くように淹れる3分間。
日常の中に訪れる3分の静寂。
私はこの所作の虜になっていた。

その日から食後の珈琲担当は私になった。
凝り性な性格も加わり、次第に濃度・湯温・弾き目などを研究する日々が続いた。
気付けば1日5回のコーヒータイム。
使う珈琲お豆の値段が、1ヶ月に食べるお米の値段より高くなっていた。

この3分の整いを維持するためには、
焙煎するしかない、、!!!

通販で生豆を注文して、
ホームセンターで雪平鍋と天ぷら用の温度計を購入し、
2週間後には焙煎をしていた。
初めての焙煎が意外にも上手く仕上がったこともあり、
気付けば4年間で100kgのお豆を焙煎していた私のお店がこちらです💁


現在使用している焙煎機は『フジローヤル・r-101(半熱風式)』です。
輻射熱を活かして芯からふっくらしたお豆を、
熱風によってすっきりクリーンに仕上げています。
果実感のあるジューシーなお豆が勢揃いしています。

また、
各月限定の『なんのはなしです珈』ブレンドもご準備しています。
個性豊かなお豆たちのLIVE会場もこちらになります。


みなさまの静寂のお供にぜひどうぞ!



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