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継続できない理由は、才能でも根性でもない

この言葉に反対する人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
ただ、現実を見渡してみると、
継続できている人は、正直それほど多くないように感じます。
新しい施策や改善案、アイデアは次々に出てきます。
一見すると前向きで、動きのある現場に見えます。
それでも、成果が着実に積み上がっているかというと、
必ずしもそうとは言えない場面も多いように思います。
チームを見る側の立場として
これまでさまざまな判断を見てきた中で感じている、
かなり個人的で、実務寄りの話です。
ここで言う「チームを見る側」とは、
役職の話ではありません。
後輩がいる、誰かの行動に影響する判断をしている。
そうした立場に、一度でも立ったことがある人を指しています。


継続は「意志の強さ」の話ではない

僕自身は、どちらかというと継続するほうだと思っています。
特別に意志が強いわけでも、
我慢強い性格だとも思っていません。
決めた時間に顧客へ連絡をする。
決めた時間に提案書を作る
決めた時間に事務処理をする。
決めた時間に考える。
やっていることは、それだけです。
意識しているのは、
成果が出るかどうかも大事ですが、一旦その思考は置いといて
「今日、何をやるか」をあらかじめ決めておくことをしております。

まず習慣になるまでやる、という前提

何かを始めたら、
まずは習慣になるところまで続けるようにしています。
期間で言えば、だいたい2カ月ほどでしょうか。
このくらい続けると、行動が感情に左右されにくくなってきます。
常に動く状態を作ります。
今日はやる気があるか。
気分が乗っているかどうか。
そうしたことがどうでもよくなります。
この状態を作らないまま、
「この施策は効果がある」「この仕事は自分に合っていない」と判断してしまうのは、
少し早いのではないかと感じています。

成果が出ないときほど、やり方を変えたくなる

成果が出ていない場面を見ていると、
よく起きていることがあります。
即効性がない。
手応えが感じられない。
数字が思うように動かない。
そうすると、
「今のやり方は違うのではないか」
「別の方法を試したほうがいいのではないか」
という話になりがちです。
ご本人はPDCAを回しているつもりでも、
実際には継続したうえでの改善になっていないケースも少なくありません。
やめる判断が、少し早いように見えることがあります。

継続とは「今この瞬間」に向き合うこと

誤解してほしくないのですが、
継続とは「何も考えずに同じことをやり続ける」ことではありません。
むしろ、
今この瞬間に、何をしなければならないのかに向き合い続けること
だと考えています。
継続できなくなるときというのは、
多くの場合、「今」よりも「未来」を見すぎている状態です。
「このやり方で本当に良くなるのだろうか」
「もっと良い方法があるのではないか」
その不安を和らげたくて、
新しい施策やアイデアに意識が向いてしまう。
前に進んでいるようで、
実は「今やるべきこと」から目をそらしてしまっている。
そんな場面も多いように感じます。

新しいことをしたくなる気持ちは、誰にでもある

正直に言えば、
新しいことを次々にやりたくなる気持ちは、僕にもあります。
そのほうが良くなる可能性がありますし、
期待値も高く、説明もしやすい。何よりも目立ちますしね。
ですので、その気持ち自体を否定するつもりはありません。
ただ、
チームを見る側に回った立場でそれを繰り返すと、
周囲からの見え方が変わってくる

という点は、意識したほうがいいように思います。

チームを見る側に回った人がブレると、何が起きるか

昨日と言っていることが違う。
判断の軸が少しずつ変わる。
評価の基準がぶれる。
そうした変化を、
周囲は意外と敏感に感じ取ります。
「どうせまた変わるのではないか」
「今頑張っても意味がないかもしれない」
そうした空気は、
言葉にしなくても伝わってしまいます。
結果として、腰を据えて取り組む人が減ってしまうこともあります。

最後に結果を出す人の共通点

ビジネスの世界でも、
スポーツの世界でも、共通して感じることがあります。
最後に結果を出しているのは、
派手な一手を打った人ではありません。
やるべきことを決め、
一定期間、やり切った人です。
仕事ではコツコツ真面目に取り組む人、
スポーツでも練習し続ける人がやはり結果をだします。

続けたからこそ、やめる判断ができる

継続した結果、効果が出ないのであれば、
やめるという判断も当然ありだと思います。
それ自体は、何も間違っていません。
ただし、それは
「分かるところまでやった人」だからこそ下せる判断
ではないでしょうか。
途中で不安になってやめてしまったものは、
正しかったのか、間違っていたのか、
結局分からないままになってしまいます。

継続は、技術だと思っています

新しいことを否定したいわけではありません。
ただ、足元が固まっていない状態での挑戦は、
途中で崩れてしまうことが多いように感じます。
チームを見る側に回った立場に必要なのは、
目立つアイデアよりも、
「今日はこれをやる」と決め切ることなのではないでしょうか。
継続は、
今この瞬間から逃げないための、
とても大事な技術
だと、僕は思っています。


執筆:松村 健太
BCC株式会社 IT営業アウトソーシングカンパニー カンパニー長
公式サイトはこちら →


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