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厳しさや甘えがそれほど重要じゃなくなるとき

あなたが、ああもう甘えてしまいたい!と思うのはどんなときですか?

甘えられたらいいんだけど、どういうわけかなかなか人に甘えることができない方はけっこう多いのではないでしょうか。

何がブレーキをかけるのか、甘える相手に対して申し訳ない(罪悪感)だったり、また甘えることはいけないことだと思ったりする方、多いですよね。

実際、とにかく甘えちゃいけない!とは多くの方が思っているもの。

これは、どこかで甘えてはいけない、自分に対しては厳しくするべきだ、というのを何度も見聞きしてきたから。

何度も見聞きするとそれが真実になるからです。

確かに、弱い部分を隠し、いくら強がったとしても、それが無理をし演じていることならばいつかその反動が自分に返ってきます。

自分の弱い部分を素直に受け入れたうえで、何ができるかを考えてみる。

そして、自然体でいることは、逆に強さにつながるはずだけど、では、なぜ甘えちゃいけないのか、どうしてだめなのか、考えてみましょう。

甘えることは楽することだから、とか。

甘えていたら、ダメになる、とか。

人間なんて、ほんとに弱い者だということを自覚しておいたほうがいいし、だからといって、自分の弱さに甘えないことが大切だと頭では理解できたとしても、じゃあ、楽することは本当にいけないことなのか、甘えていたら何がどうダメになるのか、考えてみるとどうでしょう。

それほどいけないことなのか、甘えたら本当に自分がダメになるのか、というと、そうでもないのでは。

だって、世の中のモノというモノは便利を求めて、私たちが楽になれるように作られているではありませんか。

電気もガスも、電化製品も、コンピュータも、インターネット、通販、お惣菜コーナー、お弁当、インスタント食品、などなど。

できるなら楽したい、というのが人間の自然な欲望です。

現実には甘えたくても、楽したいと思っていても、状況が許さないときも多々あり、ならできるところは楽してもいい、と私は思います。

確かに、自分に厳しくすると、それで成長できるところもあります。

ただ厳しくしすぎてくじけたり体調を崩したりしたら、成長も何もなくなってしまいます。

必要なところで正しい、適度な厳しさを持ちつつ、そうでもないところは甘えてもいい、と思えたら気分的にすっきり楽になれます。

そうやって、エネルギーをセーブして打ち込めるところに打ち込めば、効率もいいし疲れてもより速く回復できます。

もちろん、甘えてしまったらうまくいかないところも出てくるので、どこで厳しくしてどこで甘えるか、という判断ですね。

あなたは自分に対して、どこを厳しくしていますか。

「苦しみは確かに厳しい試験だ。けれど、私達の人格を養いもする。」E・S・スターン(コラムニスト)

苦しみを乗り越えれば、必ず強くなれるし、いままでより成長できるのだから、厳しい状況を乗り越えた後の姿を、常にイメージしていき、一歩進んだ自分の姿を気持ちの支えにして、厳しい状況を乗り越えていく考え方もありだと思います。

「進歩とは反省の厳しさに正比例する。」本田宗一郎(本田技研創業者)

経験したことから学ぶことが多ければ、それだけ改善できることも多く成長できる余地も多いし、学ばなければ、いつまでもそこから成長していかないので、反省をして、改善していくことを繰り返すことで、常に成長をしていく考え方もありだと思います。

例えば、仕事における、真の意味でのコミュニケーションのコツ、すなわち要諦は、「察してくれ」に甘えないことだったりします。

自分に都合よく思い込まず、相手にきちんと言う、聞くためにも、面倒くさがらずに「だろうコミュニケーション」から「かも知れないコミュニケーション」に変えていくことが必要です。

もし、自分には厳しくしなくては!とついついより厳しい道を選ぶような意識はないでしょうか。

それでうまくやってきたなら素晴らしいけれどそれでくじけたり、自分が苦しんでいるなら、一度その厳しくしなくては、というコンセプトを見直してみる良いチャンスです。

私はすぐ甘えてしまうので、気を張っている、というなら自分を本当に大事にしているかどうか、もう一度チェックしてください。

自分に対して本当に真剣なら、(自分を大事と思えるなら)甘えるとか厳しいとか、自然にどうでもよくなってきます。

厳しくする・甘えるという基準よりも、何が自分にとって本当に必要か、何が自分にとってベストなのか、という基準でものを選ぶようになるからです。

そう考えると、自分を大事にできるなら、甘えてはいけない、とか、厳しくしなくては、というような「~しなければ」枠が取れて楽になれそうですよ。

「うららかな春は、厳しい冬のあとからくる。」宮本百合子(作家)

悪いことがいつまでもずっと続くことはないし、逆に良いことがずっと続くこともないけど、被害者意識を捨てて、目の前のことに意義を見出せば、人生は好転するはず。

世の中は良いことだけが良いものをもたらすわけではないけど、一見すると物凄くストレスフルで嫌なことだって、意味さえ見いだせれば別の良いものを生み出すキッカケとしても利用可能です。

変化するのは当たり前のことなのだから、その変化を良い方向に考えて、辛い時期が続いたとしても、それがいつまでも続かないと信じてがんばってみることで、自分を大事にすることのメリットがまたひとつ増えたと思えると、そう感じます。

未来はいつだって己の力で明るくできるのだから、そう信じて、したたかに生き抜こうではありませんか。

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