【LAWドキュメント72時間】やんわり
他国語と日本語の大きな違い。
それは、漢字、カタカナ、ひらがな、ときにはローマ字と、文字の種類が多いことでしょうか。
そのときどきで、文字を使い分ける。
世界でも、稀にみる言語だと言えます。
とりわけ
「ひらがな」
と
「カタカナ」
は、漢字から派生した万葉仮名でしたね。
日本人の心を歌った
『万葉集』
から生まれた言葉だけに、人の心に、そっと寄りそってくれる、やさしさが感じられます(^^)
そう感じられるのは、普段横書きで書いているけど、さらさらと水が流れ落ちるように歌を書く。
そう筆の縦のラインのやわらかさにも、関係しているのでしょう、ね。
それが
「ひらがな」
ともなれば、同じ意味でも、言葉は、
「やんわり」(※)
となり、描かれる文字さえも、風にゆれる柳のような風情があります(^^)
「はなのいろは うつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに」(小野小町)
こんな風に、花も、人も、その美しさは永遠ではないという切ない思いを、さりげなく伝えられるのも、和歌の力であり。
ひらがな特有の
「やんわり」
とした、あいまいな表現のなせるわざ、ではないでしょうか。
ほのぼの
あやふや
ぼんやり
ひんやり
ちょこまか
よろよろ
にこにこ
もたもた
へなへな
・
・
・
等の様に、こうやって擬音(態)語をならべてみると、世の中には、はっきりさせなくてもいいような物事が、多いような気がしませんか?(^^)
私たちも、普段、漢字のような人であっても、その時々で、言葉を使い分けているのだから、
■時には、ひらがなのような
■時には、カタカナのような
そんな「やんわり」した感じの日本人が増えて、そのことを、「やんわり」と伝えられたら、もっと素敵な国になっていくと、そう思っています(^^♪
※:
精選版 日本国語大辞典 「やんわり」の意味・読み・例文・類語
やんわりやんはり
〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 物やわらかなさまを表わす語。やわらかに。おだやかに。しずかに。やあわり。やわり。
[初出の実例]「やんわりとおして痞の御返事」(出典:雑俳・口よせ草(1736))
「折々動く風は日影の熱を冷すほどに軽々(ヤンハリ)と面に当る」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)
