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【LAWドキュメント72時間】ジャズは何かを語ろうとすると勉強が必要になる難しい音楽になってしまう

「100年のジャズを聴く」後藤雅洋/村井康司/柳樂光隆(著)

ウェイン・ショーターは、

「僕にとって、冒険とはイコール人生であり、人生はイコール音楽といってもいい。

そして冒険者であるために、サックスが必要だった」

と語った。

「25人の偉大なジャズメンが語る名盤・名言・名演奏」(幻冬舎新書)神舘和典(著)

音楽ライターの神舘和典さんは、本書に登場するジャズ・ミュージシャン達へのインタビューを、1999~2008年までの10年間を費やして敢行しました。

ここから、

「良いインタビューをするための心得(技術)」

を読みとるのも有意義ですね。

別な視点として、

「それぞれのジャズ・ミュージシャン達が何に価値をおいて音楽を創造しているのか」

について、参考になる点が多いと思います。

ここに登場するジャズ・ミュージシャン達は、それぞれに、含蓄のある言葉を残してくれています。

その中から、特に、私の心の琴線に触れコトバを、一部引用し、コメントを付したいと思います(^^♪

これを読んで興味をもたれたミュージシャンがいたら、是非彼らの作品を聴いてみてください。(もちろん、この著書もおススメです。)


■ハービー・ハンコック

Herbie Hancock「Rockit」

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(いいシンガーとは、どういう歌い手のことか、という問いに対して)

ハートがあって、正直で、誠実なシンガーだよ。

これはヴォーカルに限らず、すべてのセクションに言えることだけどね。

…正直さと誠実さは、リスナーに勇気を与えてくれる

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音楽の魅力はまず、心をストレートに表現することなのだということだろう。

確かに、テクニックばかりあっても、

「伝えたいもの(表現したいもの)」

が感じられない音楽は陳腐だ。

このことは、同著のなかでジョシュア・レッドマンも述べている。

特に、ヴォーカルの場合は、まず、伝えたいという気持ちが大切なのだと思う。

気持ちを伝えるうえで、人の肉声ほど、相手に響くものはないのだから。


■パット・メセニー

Pat Metheny「From This Place」

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僕はあらゆる人や、国や、物事に興味がある。そしてそれらとの出会いに感謝している。

するとね、何気ない日常的な出来事からも、音楽へのインフォメーションを得ることができる。

それがプレイにも表れる。

それだけだよ。

だけど、重要なんだ。

オリジナリティにつながるからね。

一見ごくふつうな日常生活と、音楽。

この二つは違うように見えて、実際にはまったく切り離されることなく存在しているんだ。

少なくとも僕に関しては、音楽と生活は一体となっている

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音楽とは、人生の反映であると、私は思っている。

実生活がホットな人からはホットな音楽がうまれる。

もちろん、その逆もありだと思う。

だから、ミュージシャンの人間や、社会に対する眼差しのようなものが感じられる音楽は、好きだ。

その人にしか表現できない、ワン&オンリーなものの価値を、見極められるリスナーでありたい。


■マッコイ・タイナー

McCoy Tyner「Giant Steps」

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何よりも、コルトレーンは音楽に情熱を傾けていた。常に努力をしていた。

…毎日毎日練習をしていた。

僕はね、彼ほどたくさん練習をする演奏家はほかに知らない。

そして、自分に勝てたからあれだけ偉大な音楽家になったのだよ。

それを近くで見ることができたのが、僕の喜びだ。…

世の中で成功するには、確かに、才能は必要だ。

でもね、これは音楽だけでなくどんな分野でも同じだと思うけれど、才能だけではけっして特別な存在にはなれない。

才能は、それをきちんと育てることによって、初めて特別になれるんだ。

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こんな風に言えるマッコイこそ、

「練習の虫」

だったそうだ。

素晴らしい。

どんな世界でも、

「努力は嘘をつかない」

ということなのだろう。

でも、そもそも才能がなければ始まらないとも言える。

こう言っちゃうと身も蓋もないけど。

自分の才能を見極めることも、ときに大切な場合がある。


■チック・コリア

Chick Corea Akoustic Band「Humpty-Dumpty」

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今、僕が考えているのは、アーティストの持つ力を地球を豊かにするために使うことなんだ。

どんなかたちでもいいからね。

例えば僕がつくる音楽によって、誰かが少しだけ幸せを感じてくれる。

それだけでいい。

朝、目が覚めて、今日は空気がおいしい、今日は家族のためにおいしいブレックファストをつくりたい・・・

それだけでいいんだ。

人生というのは、そうやって楽しむものだからね。

それこそがアーティスティックではないかと、感じる。

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究極的には、

「音楽で世界を動かす」

ことは可能だと、私は思っている。

だからこそ、チックのようなアーティストが活躍してくれるのはとても嬉しいし、そのことに期待もしている。

音楽のある生活っていいですよね。

ありきたりの日常に彩りを添えるのが、音楽です。

まさに、

「No Music is No Life」(音楽のない人生なんて・・・)

だと思います。


■マーカス・ミラー

Marcus Miller「Power」

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知っての通り、マイルス・デイヴィスというミュージシャンは、いつも新しいことをやり続けた。

彼は、まったく同じことを変わらずに続けて、一つのところに落ち着くこともできた。

ところが彼はけっしてそれをしなかった。

多くのミュージシャンは、二十代で評価を得ると、それを一生やり続けてしまう。

…ところがマイルスは、十年ごとに違うことをやった。

それはものすごく勇気が必要だったはずだよ。

僕は、そういうマイルス・デイヴィスの姿勢を尊敬している。

…マイルスは僕にも、いつも話していた。

音楽は常に時代と隣接して存在している。

だから、古い音楽を新しい時代に演奏することはできない、と。

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「変わることを恐れない」。

これは、できそうで、なかなかできないことです。

特に、仕事なんかは、いったんルーチンワークにしてしまうと、それをひたすら続けたほうが楽ですから。

クリエイティヴであり続けることは、実は、とても大変なことであり、まして、マイルスのように、長年にわたってシーンをリードし続けたミュージシャンにとっては、並大抵のことではなかったでしょう。

70年代以降のマイルスの音楽には、批判的な私も、彼の音楽に対する姿勢には、共感することがおおいにあります。

マイルスについては、もうひとつ、数え切れないほど多くの才能豊かな若手を発掘し、一流のミュージシャンに育てあげた、彼の手法に、とても関心があります。



私が思うに、

「いったん才能を信じたら、とことん自由にやらせてみる」

ことにヒントがありそうです。

もっとも、才能のない方に自由にやらせたら、大変なことになりそうですが(^^;

仕事上、何人かの部下(あるいは後輩)をもつ立場の方は、研究してみると、面白いと思います。

どうです。

こんな音楽を、聴いてみたいと思いませんか?

"NAO YOSHIOKA Tokyo Funk Sessions 2022" BLUE NOTE TOKYO Live Streaming

石川紅奈 KURENA ISHIKAWA ♪Off The Wall

"HAYATO SUMINO 角野隼斗" BLUE NOTE TOKYO Live Streaming 2021

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