グローバルで活躍できる人は、「戦い方」を知っている人です。_ロジラテ思考
昨今、ほとんどの企業でグローバル人材が求められています。
しかし、企業のグローバル教育プログラムを見ると、語学研修や異文化交流などのカリキュラムが殆どですが、これで海外の人達と本当に戦えるのか少々疑問を感じます。
何故なら、グローバル戦略とは「戦い」であって、英語力や異文化交流が目的ではないからです。
つまり「戦い方」を知らないと、いくら英語が堪能でもグローバルでは活躍できないということです。
これからお話するのは私の長男のお話です。
彼は高校卒業後、単身サンパウロのキンゼピラシカーバというプロサッカーチームに入団し、約4年間プレーしたときのお話です。
1.グローバルで戦う最初のステップは、「自分の武器」を示すこと
サンパウロの一部リーグで、キンゼピラシカーバというチームがあります。
息子は、ポルトガル語もろくに出来ない状態で、6人部屋の宿舎に入ることになりました。
入寮した瞬間から、様々なことが起こりました
言葉が分からず殆どコミュニケーションがとれない。。。
練習で、ボールを全く回してもらえない。。。
寮に帰ればモノが無くなっていたり、スパイクを隠されるなど、様々な嫌がらせを受けた。。。
こんな日々を数ヶ月過ごしたある日、
部屋に戻るとベッドサイドに置いてあったパソコンがなくなっていた。
慌ててルームメイトに犯人を聞くと、指さした先に立っていた別のルームメイトが、息子を見るなり走って逃げていったそうです。
息子は全開で追いかけると、そいつはトイレに逃げ込み、カギを掛けて籠城してしまいました。
そのあと長男はどうしたか?。。。
トイレのドアを蹴破り、そいつの首根っこを押さえつけて殴りかかろうとした寸前、沢山のチームメイトが止めに入ってきて、そこにいた全員が謝ってくれたそうです。
翌日、奇跡が起こりました。
あれだけボールが回ってこなかったのに、急にパスが来るようになり、自分のパスにもみんなが反応してくれるようになったのです。
その夜から、チームメイトから食事やパーティに誘われるようになり、毎週日曜の教会礼拝にも誘われ、やっとチームの一員になれたとのことです。
2.グローバルで戦うためには、「値踏み」を乗り越えなければ戦えない
この件を話してくれた後、息子から出てきた言葉が衝撃でした。
「お父さん、スパイクやパソコンを隠されたりしたけど、あれはイジメでなく悪戯だったんだ。」
「彼らは、俺が何をしたら、どんな反応をして、どこまで何をするを確かめたかったんだよ。つまり値踏みしたんだ。」
「イジメと値踏みとは違うんだよ」
「何んのブランドもなく、言葉もしゃべれない俺を知るには、それしか手段がなかったからだと思う。」
「お父さんは、会社というブランドがあるから、海外に行っても値踏みされる必要はない。だって会社というブランドが守ってくれてるからさ」
この一言、、、、やられました。
つまり言葉や文化が違う国で、ノンブランドの日本人が戦うと言うことは、
「私は○○ができて、○○で成果をあげる人です」ということを相手に認知させることを求められます
それがグローバルで「戦う」ということです。
企業は、英語教育や異文化交流の教育を進めていますが、「どのように戦う」かについては教えていません。
もっとも、会社というブランドを背中にしょっていれば、「値踏み」はされません。
しかし「どんな武器をもっていて、何ができるのか」は示す必要があります。
これからグローバルで活躍したいと考えている若者は、圧倒的な自分の「強み」を持ち、相手に見せつける術を身につける必要があります。
それがグローバルで戦うということだと思いますが、みなさんは如何お考えでしょうか?
