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【ブラックバスのベイト編】エビ|バスが偏食することもある、水中の甲殻類

バス釣りで釣果を伸ばす近道は、「バスが今、何を食べているかエサ(ベイト)」を知ることです。このシリーズでは、ブラックバスのエサになる生きものを1種ずつ掘り下げていきます。

今回は エビ。ザリガニと並ぶ甲殻類のベイトで、カバーや水草、底の岩まわりに潜んでいます。エビばかりを偏食するバスもいるほど、身近で重要なエサです。



エビ(淡水エビ)の種類と見分け方

バス釣りで関わるのは、川や池、湖にすむ 淡水のエビ です。大きく分けると、テナガエビの仲間 と ヌマエビの仲間 の2つになります。

テナガエビの仲間(テナガエビ科):長いハサミ脚を持つのが特徴です。代表の テナガエビ はオスのハサミ脚が体より長くなり、脚を含めると10cmを超えるものもいて、バス釣りでは代表的なエビのベイトです。小型の スジエビ(透明な体に黒っぽいすじ)も、じつはこのテナガエビの仲間。肉食性が強く、「小さなザリガニ」のような気の荒さがあります。琵琶湖などでは佃煮(えび豆)でもおなじみです。
ヌマエビの仲間(ヌマエビ科):ミナミヌマエビやミゾレヌマエビなど、2〜4cmほどの小型のエビ。ハサミ脚は小さくて目立たず、主に藻や有機物を食べます。

見分け方はシンプルです。前に伸ばしたハサミ脚が鼻先(額角がっかく)を超えるほど長ければテナガエビの仲間、短くて目立たなければヌマエビの仲間 と覚えておけばまず間違いありません(バス釣りで区別する意味は、あまりないかもしれません)。

多くの淡水エビは1〜3年ほどの寿命で、脱皮をくり返して育ちます。


エビの暮らし

エビは、水草・オダ・岩・護岸の隙間など、身を隠せる カバー のそばで暮らします。昼は物陰にひそみ、朝夕や夜に活発になります。

危険を感じると、尾を勢いよく曲げて 後ろ向きにピュッと跳ねて逃げる のが特徴。この“逃げの一発”が、バスの捕食スイッチを入れます。メスは繁殖期になると、卵をお腹に抱えて守ります(抱卵)。


なぜバスのベイトになるのか

カバーと底の定番食:バスが好む水草・岩・障害物に、エビはいつもいます。狙う場所とエサが重なるのが強みです。
高タンパクでよく釣れる:栄養があり、一年を通して食べられます。エビだけを偏食するバスがいるほどです。
逃げる動きが誘い:後ろへ跳ねる、底をピリピリ這う——この動きを演出できると、リアクションで口を使わせられます。

ザリガニがどちらかといえば底べったりなのに対し、エビは 水草の中や中層寄りにも群れる ことがあり、より広いレンジで意識されるベイトです。


季節ごとの動き

春〜初夏:水温が15℃を超えると繁殖期に入り、抱卵したエビが浅場のカバーで活発に動きます。バスも荒食いする時期です。

夏:数が最も多く、水草やカバーにびっしり。朝夕や夜に動きが活発になります。

秋:引き続き重要なエサ。水温低下とともに、少しずつ深場や物陰へ移動します。

冬:物陰や深場でおとなしくなり、動きが鈍ります。エビの存在感は下がり、ワカサギなど他のベイトの出番が増えます。


エビパターンの釣り方

コツは、カバーと底を、甲殻類らしくゆっくり、時に逃げる際の跳ね動作で誘う ことです。

・スモラバ(スモールラバージグ):ラバーの微振動で、底でうごめくエビを演出。エビパターンの本命です。
▶ スモラバ攻略
・シュリンプ系・クロー系ワーム:扁平なボディや爪パーツが、逃げるエビや甲殻類のシルエットを再現します。ダウンショットやネコリグ、テキサスで。
▶ ワーム形状別ガイド
・ラバージグ+クロー系トレーラー:カバーや岩まわりを撃って、エビ・ザリガニをまとめて演出します。
▶ 「釣れたらデカい」?ラバージグ

・誘い方:底のズル引き、軽いシェイク、カバーの際でのフォール。ときどき止めて、隠れているエビを演出します。
・カラー:半透明のスケルトン系や、エビ・甲殻類を思わせるグリーンやブラウンが定番です。

ワンポイント:水草の際、オダ、護岸の隙間はエビの隠れ家。エビが跳ねる場所を見つけたら、その近くにバスがいると考えてよいでしょう。


まとめ

・エビ(テナガエビ・スジエビ・ヌマエビ類)は、カバーと底にいる甲殻類の定番ベイト
・栄養があり一年中いて、エビだけを偏食するバスもいる
・後ろへ跳ねて逃げる動きが、バスのリアクションを誘う
・春〜夏は抱卵・活発、冬は物陰でおとなしい
・釣りはスモラバやシュリンプ/クロー系ワームで、カバーと底をゆっくり。カラーは半透明や甲殻類系


エサを知れば、狙う場所もルアーも、ぐっと絞り込めます。次回のベイト編もお楽しみに。

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