★【選手育成】自己分析し、具体的な目標設定を行なう(マンダラチャート)
(このnoteでは、”強い高校野球チームを作る”方法を仮想の高校を見立て様々な角度から具体的にシミュレーションしております。野球に関わる全ての方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。)
「工藤note高校 野球部」甲子園・日本一までのチーム育成プロセス を考える|工藤康博

選手としてレベルアップするプロセスの際、”自己分析”と”目標設定”は目指すゴールへの「現在地」と「進行方法」を指し示す重要な工程になります。
(特に新チームスタート時に行なうのが良いタイミングになりますが)自己分析で普段ボヤっと頭にあるようなことでもあらためて考え明文化することで自分の強み・弱みを明確にします。(オフシーズンスタート時に改めて確認・修正するとなお尚良い)
その上で、自分が目指す選手に向けた目標設定を行ないます。目標を具体的にすればするほどそこへ向けた練習方法も具体的にできるので、日々の練習で「なぜその練習をするのか?」認識した上で取り組むことができ、より早い上達へとつながります。

最新の高校野球専門誌は、こちらのリンクにまとめています
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選手が自分を客観視してみる機会はなかなかないので、意図的に時間を取り自己分析の機会を取ります。
目標設定は基本選手本人で行なうようにしますが、全員の目標設定を1つにまとめチームとしての目標に合致するかどうか?確認をする必要があります。
↓ 選手育成に関する項目は、こちらから!
★【選手育成 ここからスタート】”成長する選手”のパターンを作り、チーム全体に浸透|工藤康博
🥎 自己分析
◉ 評価
新チームの中での自分のポジションを確認します。
ベンチ入りできる状況か? レギュラーになれる状況か?
守りたいポジションで試合に出場できる状況か?
打ちたい打順で試合に出場できる状況か?
これら項目から、自分の理想と周りの評価のギャップを明確にします。このギャップを埋めていくことが1年間の努力目標になります。

◉ 分析
評価で明確になったギャップに関し、なぜそのギャップが生まれるのか?を自己分析します。
ベンチ入りできない理由は? レギュラーになれない理由は?
守りたいポジションで試合に出場できない理由は?
打ちたい打順で試合に出場できない理由は?
より客観的に分析し、そこから自分の弱点を明確にします。
打力が足りない(飛距離・ミート率) 走力が弱い
守備力が低い(捕球・送球)
という感じで挙げていきます。

以上を踏まえ、目標設定を行ないます。
🥎 目標設定

目標は”自身が目指すべき場所”・”必ず達成したいもの”となるため、漠然とでなく明確にする必要があります。明確にする時に注意点は以下になります。
◉ 数字で設定する
目標は必ず数字で立てます。
(例) 「速い球が投げる」⇒「140kmを投げる」
数字で立てることで、”現状”と”目標”との差が明確になります。
(例) 目標は140㎞を投げる。現状の球速は120km。
目標との差は20kmなので、この差をどう詰めるか?
が具体的な行動(練習内容)になる。
◉ 期間を決める

目標は「いつまでに何をするのか?」を明確にします。
(例) 「140kmを投げる」⇒「140kmを高校3年までに投げる」
その期間により、すぐに行なう行動(練習内容)が変わってきます。また期間を決めないと目標達成へのモチベーションが下がってしまいます。
(例) トレーニングは明日からやればいいか…
となってしまう可能性があります。
◉ 目標計画表を作る
下は大谷翔平が高校の時に立てた目標達成表になります。

この目標計画表はマンダラチャートになりますが、この表の最終目標は真ん中に入ります。
上表だと「ドラフト1位8球団指名」と目標の期間・数字が明確になっており、これを達成するために必要なことが外枠に書かれる形式です。必要なことにも可能な限り具体的な数字で書かれています(例 160km・夜7杯朝3杯・FSQ90kg・RSQ130kg)。
※ マンダラチャートの具体的な作成方法は後述

以上のように目標設定することで、今やるべきことがはっきりし高校3年間を立てた目標に向かって真っ直ぐ努力をすることができます。
🥎 目標達成への障害を理解する
設定した目標を達成するために日々の練習を行ないますが、そこへ向けて障害となることは何か?あらかじめわかっておくと、障害を越える・避けるための対策を事前に打つことができます。

◉ 努力を継続する難しさを知る
一般的に立てた目標を達成できる確率は約2~3%と言われるくらい難しいもの と言われています。
≪立てた目標を約2~3%しか達成できない例 ダイエット≫
100人が「ダイエットをしよう」と新年の目標を立てる。
1月1日からスタートし、
2週間後に努力を続けている人の比率→20%
(この時点で80%の人が努力することをやめている)
12月31日に努力を続けている人の比率→5%
(95%が目標達成に向けた努力をやめている)
この5%のうち、目標を達成できるのは2~3%。
このように目標を立て努力を始めても、それを継続することがもっとも難しいことになります。
ただし上記例で見た場合、言い換えると努力を続けた5人のうち2・3人(約半数)が目標を達成する…ということになります。大半の人が努力が続かず競争から消えていくが、努力を続けていれば50%の確率で目標が達成される とも言えます。
目標達成に必要なことは、まずは立てた目標に対し努力を続けることです。もし努力を続けても目標が達成できなかった(50%)場合は、その努力の方法を見直す必要がある…ということです。
”5%の努力を続けられる選手になり、50%の確率で目標を達成する。”
◉ 努力を継続する方法
努力を継続するためのポイントは以下になります。

≪目標を宣言する≫
誰にも言わずに努力をしうまくくいかなった場合、かんたんに目標を諦め努力をやめてしまうことができます(自分自身の強さが試される)。
事前に目標をチーム内で宣言していると”公の目標”になるため、かんたんに諦めることができなくなり現状うまくいかなくても努力を継続することを選ぶようになります。
このように、周囲を使って自分にプレッシャーをかけ逃げ道をなくすことが継続するポイントになります。
≪環境を利用する≫
チーム内にはチーム目標・個人目標を沿って日々努力をする志を高く持った選手がたくさんいるので、そのような選手について一緒に努力することでつられる形で努力を継続できお互いにプラスになります。
(当然、チームの選手がついてきてくれる逆の形も考えられる)
この状態が「切磋琢磨」の状態であり、そのような輪がチーム内に広がることでチームの雰囲気・チームの力が変わってきます。
このように、周囲を巻き込んでいくことが継続するポイントになります。
🥎 目標設定の可視化例 マンダラチャート

「マンダラチャート」は一般社団法人マンダラチャート協会の登録商標です
マンダラチャートとは1979年に目標達成ツールとして開発されたもので、一般社団法人マンダラチャート協会により普及が進められております。
参考として、マンダラチャート協会のyoutubeチャンネルにマンダラチャート・9マス思考の説明動画がございますのでご紹介いたします。

マンダラチャートを利用することで、複雑なタスクになった場合でもわかりやすく整理することができます。

特に純粋に努力をすることができる高校生の場合、正しくチャートを作成することで努力の方向性を間違えることなく日々の取り組みを進めることができ、また常に高いモチベーションも保って練習に取り組むことができるので、限られた3年間をより充実した濃いものにするために非常に有効な表になります。

以下 マンダラチャートの説明と私が実際に作成し利用しているExcelのテンプレート(上図デザイン)を有料にはなりますが入れておきます。

上達を目指す高校球児にも比較的利用しやすいチャートになっているかと思います。
(本来のマンダラチャートは細かなルール設定があるようですが、ここでは私が実際に利用する際の簡単な方法を説明させていただきます。)

◉ マンダラチャート
マンダラチャートは、9×9のマトリックスで目標や要因を整理し視覚的に明確化することができる ”思考・発想のためのフレームワーク” になりま
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