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東野圭吾さんへ贈るLoveletter。



7/27…東野圭吾さんの訃報を知りました。

あまりにも突然の知らせに、しばらく言葉が見つかりませんでした。

本屋さんへ行けば、必ずと言っていいほど並んでいた東野圭吾さんの作品たち。

「次はどんな物語を読ませてくれるのだろう。」

そんな期待を、いつも自然と抱かせてくれる作家さんでした。

だからこそ、その知らせは、とても静かに、それでいて大きな喪失感として胸に広がりました。

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私は東野圭吾さんの作品をすべて読ませていただきましたが、その中でも特に大切な一冊があります。

**『ナミヤ雑貨店の奇蹟』**です。

この作品を読み終えたあと、私はしばらく本を閉じることができませんでした。

物語が終わったというより、自分の心の中で何かが静かに動き始めたような感覚があったからです。

この作品は、ミステリーでもあり、人間ドラマでもあり、そして何より、「人を想うこと」の物語でした。

悩みを抱えた人が、一通の手紙を書く。

その手紙に返事を書く人がいる。

それだけを聞くと、とてもシンプルなお話のように思えるかもしれません。

けれど、そのやり取りの一つひとつには

その人の人生があり

迷いがあり

弱さがあり

誰かを想う優しさがあります。

そして、読み進めるほどに

それぞれの出来事が一本の糸のように繋がり始めます。

「ああ、そういうことだったのか。」

という驚きと同時に、

「人は一人では生きていないんだ。」

という温かさが胸いっぱいに広がるのです。

私は特に

「言葉には、人の人生を照らす力がある」

ということを、この作品から教えてもらいました。

返事を書いた人は、未来を知っていたわけではありません。

魔法が使えたわけでもありません。

それでも、相手を思って紡いだ言葉は、確かに誰かの背中を押していました。

その姿を見ていると、言葉とは

答えを与えるものではなく

「一緒に悩むもの」なのだと感じました。

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私は普段、noteで文章を書いています。

季節のこと。

暮らしのこと。

心が少しだけ動いた出来事。

それらを言葉にしている理由は

自分自身の心を確かめたいからでもあります。

でも、この作品を読んでからは、もう一つ理由が増えました。

もしかしたら、今日私が書いた何気ない一文が

いつか誰かの心にそっと寄り添う日が来るかもしれない。

そんな希望を持たせてくれたのです。

そして、それは私自身にも起きています。

誰かが書いた文章に救われることがあります。

誰かの何気ない一言が、涙が出るほど嬉しい日があります。

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は

そんな「言葉の循環」を

美しく、そして優しく描いてくれました。

東野圭吾さんは、数え切れないほどの作品を残してくださいました。

どれも魅力的ですが、もし

「東野圭吾作品を一冊だけ選ぶなら?」

と聞かれたなら、私は迷わずこの作品をおすすめします。

ミステリーが好きな人にも。

普段あまり本を読まない人にも。

人生に少し疲れてしまった人にも。

誰かを大切に思っている人にも。

きっと、それぞれの心に響く一節が見つかると思います。

人はいつか、この世を旅立ちます。

けれど、その人が残した物語や言葉は

誰かがページを開くたびに、また新しい命を吹き込まれると思うのです。

だから私は、これからも東野圭吾さんの本を読み続けたいと思います。

ページをめくるたびに

その物語の中で人の優しさに出会い

何度でも心を温めてもらいながら…

そして、

本を閉じても、読んだ物語は終わりません。

読み終えたその日からきっと私たちの心の中で

静かに続いていく物語だからです。

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東野圭吾さん。
たくさんの感動と、たくさんの「奇蹟」を、本当にありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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