短編ストーリー 「裏原宿の午後」
これは想像の話です。
90年代半ば。
俺たちはいつも行く原宿のセレクトショップにたむろしていたのだ。
服を買うわけでもなく店のフィギュアを眺めていた。
アキラは店の前でタバコを吸っていた。
「行くぞ、ケン」
ショップのオーナーに挨拶をし。
歩き出したんだ。
アキラはタバコを吸いながら歩き、そこら辺にタバコを捨てた。
当ても無く徘徊する。
お決まりのショップを回るだけ。
「これ買うか」
アキラは俺にそう言った。
「かっけーじゃん」
アキラはTシャツを買い。
俺たちは店を出た。
GAP前で意味もなく座り込んでいた。
「俺はエアマックスよりダンク派だな。超高いけど。来月買うか。金無くなっちゃうけど。」
アキラはそう言ってタバコに火をつけた。
喋っていたら夕方になっていた。
「この後居酒屋のバイトなんだ。行く前にカップラーメン食べよーぜ。」
と俺は言った。
俺たちはカップヌードルを買い。
そこら辺の路上に座りカップヌードルをすすった。
「お前夢とかあるのかよ。」とアキラ。
「このまま原宿で服買ってたら楽しいと思ってる。」と俺は言った。
アキラと別れて。
俺は下北沢の居酒屋に向かった。
