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【Netflix】イカゲームにおけるゲームの平等性と選択性の考察【ネタバレあり】

Netflixで公開されている韓国ドラマ『イカゲーム』、ご覧になられましたでしょうか?

このドラマの簡単なストーリーは、とある事情で大金が必要となった参加者達が、謎の主催者によって用意された命を賭けたゲームに参加させられる、というものです。出てくるゲームは子供が公園で遊ぶような簡単なルールのものばかりですが、負けたら”死”が待っているという緊張感が、ゲームを別物に変えます。

イカゲームの支配人は作中で、

「不平等と差別に苦しんできた人々に公平に競える最後のチャンスを与えるのだ」

と発言しており、ゲームの『平等性』が重視されていると考えられます。また、各ゲームの内容が知らされる前に、参加者達はある選択肢が与えられ、その判断が有利不利を大きく分けています。この『選択性』も、イカゲームにおいては重要視となってきます。

本noteではこの『平等性』と『選択性』について、ゲームごとに考察していきたいと思います。このnoteはネタバレを含んでいますので、ご注意ください。





第1ゲーム 『だるまさんがころんだ』

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ルール:”だるまさんがころんだ”と鬼が言っている間だけ前進でき、その後動きが感知されたら脱落。鬼の近くにある赤いラインを超えればクリア。

制限時間:5分

解説:
イカゲーム最初のゲームです。日本でも多くの人が幼少期にやったことのある遊びです。実際の だるまさんがころんだ は鬼にタッチしたらクリアですが、このゲームの鬼は女の子の見た目をした巨大ロボット。目に人の動きを感知するセンサーが備わっており、感知したら銃で撃たれます。

このゲームの特徴は、多くの人数が同時に参加でき、かつ同時にたくさん減らすことができる、という点だと思います。このゲームを最初に置くことで、400人以上いる参加者をふるいにかけることができます。ちなみに『神さまの言うとおり』という日本の漫画作品でも、このゲームは最初に登場しています。万国共通の、最初に適したデスゲームかもしれません。

このゲームの選択性は小さいと思います。参加者はゲームを前側か後側を選んでスタートすることができます。前側は福男のレースのように前にいる方が有利になりますが、後方にいた場合も前にいる人間が壁になってくれるので圧倒的に不利というわけではありません。平等性については、脳腫瘍のあるお爺さんが余裕を持ってクリアできているので、脚力による差はないと思います。

平等性:★★★★☆ 選択性:★☆☆☆☆


第2ゲーム 『型抜き』

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ルール:各自選んだ型(『○』、『△』、『☆』、『☂』の4種類)をカルメ焼きからくりぬく。型をきれいにくり抜ければクリア。

制限時間:10分

解説:
型抜きは日本のお祭りでも屋台として出ており、著名な遊びですね。韓国の型抜きが日本と異なるのは、型の素材がカルメ焼きでかなり硬そうです。

誰かと対戦する系のゲームではなく、参加者が一人ひとりカルメ焼きに向かい合ってひたすら削り続けています。その画はデスゲームにしては非常に地味ですが、参加者が様々な方法で型抜きを攻略していく様子は見ている側を楽しませます。

このゲームの大きな特徴は、どの型を選ぶかによって難易度が大きく変わる点だと思います。△<○<☆<☂の順でわかりやすく難易度が上がります。参加者は何も知らされずに形を選ぶので、『☆』や『☂』をつい選んでしまうかもしれません。身体能力に差がでにくいゲームなので、平等性も高いです。

平等性:★★★★☆ 選択性:★★★★★


第3ゲーム 『綱引き』

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ルール:タワーの上で綱を引き、相手チームを両チーム間の穴に落とせば勝ち。

制限時間:なし

解説:
このゲームは10人1組となり、相手チームと戦います。イカゲームの中で唯一と言っていいくらい、身体能力と体格(体重)がものをいうゲームです。しかし、綱引きの”コツ”を知っていれば、体重差があっても勝ちにつなげることができます。

このゲームの選択性は、チームのメンバー選びにあります。体重が大きい大漢をたくさん選べば、勝利の可能性は高いです。しかし、体重が軽い女性や老人からすれば、自身が軽いというだけでゲームは不利になります。よって、このゲームはイカゲームで一番の不平等なゲームであり、選択性も小さいと考えられます。

しかし、チームの仲間と協力して戦うゲームがこの綱引きくらいなので、私は見ていて一番盛り上がったゲームでした。

平等性:★☆☆☆☆ 選択性:★★☆☆☆


第4ゲーム 『ビー玉遊び』

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ルール:各自が手持ちのビー玉を賭けて自分のパートナーと対戦をし、相手のビー玉を全部奪った側が勝ち

制限時間:30分

解説:
このゲームは詳しいルールがなく、お互いのビー玉を賭けて好きなビー玉遊びを行います。暴力によって相手のビー玉を奪うことは禁止です。しかし、途中でゲームのルールを変更することはできます。

このゲームはルール説明前に誰とペアを組むか選択できるのですが、多くの参加者はペアと仲間になって戦うことを想定しています。つまり、一番信頼している人間と命を賭けた戦いをしないといけないのです。ビー玉回は一番後味が悪いです。

『一緒にゲームをしたい相手を選び、合意のもとで握手をすればペアとなります』と参加者は伝えられるので、ペアを組んだ相手と戦うことも想定できそうです。しかし、その前に用意されている第3ゲーム『綱引き』が完全にチーム戦なのが、主催者のいやらしさを感じます。

参加者数が奇数の場合、余った一人はこのゲームをパスできるので、その点では選択性が大きいです。ビー玉遊びもほぼ運みたいなものなので、平等性も高いです。

平等性:★ 選択性:★★


第5ゲーム 『飛び石渡り』

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ルール:2枚の足場のうちどちらかに飛び乗っていき、18回飛び越えて向こう岸まで着いたらクリア。しかし片方が強化ガラス、もう片方が普通のガラスで、後者に飛び乗ったら落下する。

制限時間:16分

解説:
このゲームは一人ずつ橋を渡っていき、前の人が間違って飛び乗ったガラスはそのまま割れたままです。つまり、橋を渡る順番が後ろであればあるほど有利です。逆にトップバッターは2分の1の確率を18回連続でクリアしないといけないので、クリアがどれだけ確率が低いか想像が付くと思います。

プレイヤーはあらかじめ順番を選択することができますが、もちろんルールは教えられていません。それでも順番が早い方が不利な気がしますが、後半有利ともいい切れない理由が制限時間にあります。橋を渡る人は命がかかっているため、進むのにかなりの時間を要します。前の人がいる限りは後ろの人は前に進めず、制限時間との戦いになります。絶妙な選択がプレイヤーには必要です。

このゲームの面白いところは、ある程度の人数がいないとクリアが不可能、ということです。つまり、プレイヤーは 他の参加者を減らしすぎてはいけない という選択も必要となります。

参加者は同じ部屋で寝泊まりするので、消灯している間に他の参加者を殺して人数を減らすことができます。殺しても咎められることはありません。しかし殺しすぎると、飛び石渡りで人数が足りなくなり、最後まで誰もクリアできない、という事態になります。このゲームは順番だけではなく、ゲーム外での秩序を守るかどうか、の選択も重要だったのです。

平等性:★ 選択性:★★


第6ゲーム 『イカゲーム』

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ルール:
1つ目:攻撃側が絵の内側に入りイカの頭を足で踏めば攻撃側の勝ち
2つ目:内側に入ってきた攻撃側を外に押し出せば守備側の勝ち
3つ目:どちらか一方が続行不能な状態になったら残った側が勝ち

制限時間:なし

解説:
私はこの遊びをやったことがないのでわからないのですが、私が見た限りこれは相撲です。攻撃側は外に押し出されないように、守備側はイカの頭を踏まれないように、イカの身体部分のフィールドで揉み合ってるだけです。

ゲーム前に渡されたナイフを持ち込むことができ、お互いがそれを持って決闘しています。そこには選択性もないですし、喧嘩が強い方が有利なので平等性は皆無です。この作品、表題のイカゲームだけ内容が脳筋すぎます。

平等性: 選択性:



以上がイカゲーム内で行われた6種類のゲームです。もしまだこの作品を見れていない人がいれば、ぜひ見ていただいてゲームの決着がどうなったか確かめてほしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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XXXXXX いつもキレイに使っていただき、ありがとうございます。