涙活79日目〜泣きに行ったはずが、笑ってしまった話〜
今日は、私が全米感涙協会に入会して79日目(泣くだけに)。
「涙活」について書いてみたい。
涙活とは?
まず、「涙活」とは何か。
寺井広樹さんが考案した、意識的に涙を流すことで心を整え、ストレスを解消する活動のことである。
人は泣くことで副交感神経が優位になり、リラックス状態に入る。
つまり涙は、心のデトックスなのだ。
非常に真面目で、そして素晴らしい取り組みである。
私はかなり涙もろい。映画でも泣く。本でも泣く。最近では、ちょっといい話を聞いただけでも普通に泣く。
昔はそれが少し恥ずかしかった。
だが、この「涙活」に出会い、「泣くことは良いことだ」と思えるようになり、入会を決めた。
テレビ取材のオファー
ある日、寺井さんから連絡が来た。
「テレビ局が涙活を取材したいらしくて、イベントの様子を撮影したいんです。ピロタカさん、参加者として来てもらえませんか?」
これはもう、断る理由がない。
むしろ世の中に広まってほしい取り組みだと思い、喜んで参加した。
泣けない涙活
だが、現実は違った。
提供されるコンテンツが、すべておかしい。
泣けるはずの話が、なぜか全部ダジャレやコントに変換されている。
普通に朗読すれば泣ける話なのに、なぜか落語風の「泣語(なくご)」になっている。
さらに演出も独特すぎる。
ファゴット奏者による「泣ける演奏」。
いや、なぜファゴット?
ピアノでいいじゃないか。
ファゴットの息づかいと表情が気になりすぎて、感動より先に笑いが込み上げてくる。
参加者も個性的だ。
全身ピンク色の服装の男性。
普段、そんな人いないでしょ。
情報量が多すぎる。
ハンカチ問題
そして極めつけ。
ハンカチを忘れた女性が、何食わぬ顔で布マスクで涙を拭いている。
……ひもが、気になる。
涙活イベントにハンカチを忘れるって、どういうことだ。
私は必死でハンカチで顔を隠し、笑いをこらえる。
だが、マスクの紐には勝てなかった。
ついに吹き出してしまい、テレビ収録は見事に台無しに。
それでも、これは「涙活」だった
ただ、思った。
笑うこともまた、ストレス解消になる。
結果として、しっかり心は軽くなっていた。
ある意味、これも立派なデトックスだったのかもしれない。
泣くつもりが、笑ってしまった79日目。
それでも私は、これからも涙活を続けていきたいと思う。



映画『アイミタガイ』特別映像
