あの頃の自分を映すお洋服③NY編
NY,NY,NY憧れのマンハッタンというおとぎ話の世界。
2004年まだ情報にもモノにも物理的距離が存在したころ、私は20代後半、4度目のニューヨークを訪れた。OLからバイヤー目指して
アパレルに転職したかったあの頃。
旅行の目的はエンタメ(アポロシアターのアマチュアナイトとミュージカル)、グルメ、ファッション、買い物、美術館めぐり、まあふつう。マンハッタンという場所はただ歩いているだけでもわくわく、かっこいい!オシャレ、があふれている街だった。
ここで出会った2着の服について。
そのころデニムブーム。Citizens of Humanityやら7やら。
デニム発祥の国アメリカでは、みんなデニム履いていた。チノパンなんて存在しないのかっていうほど。なんか買っていってやろうといろいろお店を巡ったのだけど、決まらない。そしたら、なんだかお尻にアクセントのあるすごいかわいいデニムを履いている店員さんがいるではないか。
ローライズ、馬蹄のステッチ、立体的なブーツカット。
ワイルドで少しボヘミアンな感じ。
他とちょっと違った。
日本に帰ってそれはいていると、デニムバイヤーやっているという
店員さんからも、「True Religionですね?どこで買ったの!?」と聞かれた。日本ではまだそこまで火が付いていなかった。知る人ぞ知るブランドだった。追いかけて購入したわけではなかったのでうれしかった。
2つ目はSOHOの路面店で買ったMayleのワンピース。ヴィンテージのような1点ものの洋服。他と被らない、レトロなぬくもりやレディーライクな形、アンティークボタンやサテンのリボン、といったディテールも凝っていて、丁寧さが感じられた。ターコイズに黒のストライプのシルクのワンピースを購入。その半年くらい後、Estnation で発見した。日本初上陸とのことだった。MayleはNYでもファッション感度の良い人たちに支持されていたみたいだけど、その後数年で一度ブランドをたたんでいるらしい。Mayleロスがあったにちがいない。きっとあの頃SOHOでMayleに袖を通した人たちの心のどこかに、今もMayleは残っている。
NYまで飛んで出会えたTrue ReligionとMayle, あの時私はちゃんと「選んで」いた。
