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鹿島神宮のモグラ(1) - 2024/11/04 - 

1年前の話になりますが、鹿島神宮に参拝したときのことを書きたいと思います。

鹿島神宮に通うようになって、何年になるでしょうか……。
年に2回ほど、ふと思い立って訪れたくなります。
この日は、前日が雨でしたが、参拝当日は澄み渡る青空が広がっていました。
参拝客も大勢いらっしゃいました。

参道を通って、本殿で参拝させていただきました。
参道の左手を見ながら歩いていたのですが、モグラ塚は見つかりませんでした。


奥参道

雨上がりの奥参道は、地面がしっとりと濡れていました。
場所によっては水たまりもあり、私のスニーカーは水を吸いやすい素材だったので、「ああ、しまった💦」と思いました。

奥参道の入り口を見ていると、モグラ塚を見つけました。
土が塊のままだったので、掘り出されてからあまり時間がたっていないのではないかと思いました。
水分を含んで柔らかくなった土を、モグラが掘り出したようでした。

<<土が固まりになっているので、最近掘られたのでは?>>

雨の日の坑道は、いったいどのようになっているのでしょうか?
アズマモグラと同じように土の中で暮らしているアリは、雨の日になると巣が水没しないように入り口をふさぐそうです。
モグラたちは、どのように雨をしのいでいるのか、想像が膨らみますね。

もう一点、よく見ていると、日光が当たる場所にモグラ塚ができていました。
これは私の中で以前から考えていたことですが、アズマモグラは日当たりのよい土地のほうが住みやすいのではないかと感じています。

たとえば、アズマモグラが巣材に落ち葉を使うことは、さまざまな文献に書かれています。
このことから、少なくとも落ち葉が乾く場所であることが、住みやすい条件の一つなのではないかと思います。
ただし、「乾いた落ち葉を巣材に使う」とははっきり書かれていないので、文献にのっていた写真からの推測になってしまいます。

さて、奥参道の両わきを観察していたのですが、日当たりがよいとは言えません。
背の高い松の木がたくさん生えているため、木の根もとの植物には、木もれ日ほどの光しか届かない状態になっています。

<<背が高い木々が有利な環境になっている>>
<<日当たり少々悪い>>

社務所前

奥宮まで行ったものの、なぜかとても長い列ができていました。
こんなに人が並んでいるのは初めてです。
おとなしく並んでいればよかったのかもしれませんが、私はじっとしているのが苦手なので、一度社務所に戻ってみることにしました。

社務所の前は空き地になっていましたが、ロープが張られていました。
「何か作るのかな?」と思って見てみると、ここにもモグラがいる形跡を見つけました。

<<立派な坑道>>

ちょうど日かげになっていたので写真では見えにくかったのですが、モグラの坑道ができていました。
こんなにはっきりとした坑道を見たのは初めてです。

これは確かに、”土の龍”が地を這ったように見えますね!

日当たりはとてもよいのですが、巣を作るのにちょうどいい木は少し離れた場所にあります。
あそこからトンネルを掘ってきたのでしょうか?
それとも、この子は縄張り争いに敗れて新天地を求めた移住者の可能性もありますね。

<<崩れたトンネル>>
<<盛り上がった坑道>>

1か所、トンネルがくずれてしまった場所がありました。
しかし、落ち葉がたまっていたので、この坑道はエサをとるためだけに作られた「側道」だと考えられます。

<<坑道と思われる盛り上がり>>

要石

奥宮のわきにある小道を歩くと、要石へ行くことができます。
奥宮の手前には、『大鯰の碑』という石像があります。
この石像を直進すると要石があります。

<<ナマズが愛嬌があって可愛い>>

このエリアは木々が多く、木もれ日が差しこんできれいなのですが、日かげになる部分も多い場所です。
しかし、ここがアズマモグラの生息地だったのです。

石像のまわりには、たくさんのモグラ塚ができていました。
よくよく観察すると、落ち葉も乾いた状態だったため、巣材として最適な環境なのではないかと考えられます。

石像のうしろ側から、長い距離を掘り進んでいるようでした。

<<モグラ塚の大量発生>>

枯れ葉がたくさんあるため、それを食べにきたミミズやその他の虫も豊富なのだと思われます。
実際に、ミミズやムカデ(ヤスデ?)を見つけることができました。

<<ミミズ>>
<<ムカデ?ヤスデ?>>

ちなみに、日本ではミミズがもりもり枯れ葉を分解してくれるおかげで、よい土ができますが、場所によっては問題になることもあるそうです。
アメリカの森林では、外来種のヨーロッパミミズの侵入によって、植物の成長に悪い影響が出ているとのことです。

<<iPhoneのパノラマモード>>

御手洗池

ここは広場になっているため、とても日当たりがよく、また活気もあります。
「湧水茶屋一休(ひとやすみ)」というお店があり、私はここのお蕎麦が好きです。
しかし、朝いちばんで参拝に行くとまだ開店しておらず、開店するとすぐに混んでしまうため、お蕎麦を食べるタイミングを毎回のがしています。
今回は、鮎がおいしそうだったので、そちらをいただきました。

<<鮎の塩焼きは大好きです>>

残念ながら、このあたりにはモグラ塚は見つかりませんでした。
私は、ここは日当たりのよい、住処にぴったりの場所だと思っていたのですが……。
アズマモグラの生態については、まだまだ分からないことだらけだ、と苦笑してしまいました。

【おまけ】菊の話

みなさん、菊は好きですか?
私は正直に言うと、あまり好きな花ではありませんでした。
理由はシンプルで、「仏さまのお花」と、子どものころから思い込んでいたからです。
どこか心理的に、少しこわいなあという感覚がありました。

しかし、あるきっかけで「菊酒(きくざけ)」というものを知りました。
また、菊はおひたしにもなることを!
ネットでよく話題になる「刺身の上に乗っているたんぽぽ」が、実は食用菊であることは知識として知っていましたが、どうやらちゃんと腹落ちしていなかったようです。

何度も見ているはずなのに、「菊=刺身の上のたんぽぽ」というイメージが結びついていなかったのです。
お恥ずかしい話、このとき、ようやく「菊って食べられるんだ!」と納得できました。

改めて考えてみると、菊は日本の国花であり、皇室の紋章にも使われています。
神社にも、菊の紋が見られます。

それからというもの、菊のことがこわくなくなりました。

話が長くなりましたが、鹿島神宮で菊が展示されていました。
菊にはいろいろな種類があるようですが、今回見た菊の形は、鳥の羽のようなふわふわした感じで、かわいらしいと思いました。

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