【公務員試験】今から始めて間に合う?元アドバイザーが教える「大学生のリアルなスケジュール」
みなさん、お疲れ様です!
あずこ資格ラボのあずこです 😊
6月に入り、ふとこのシーズンになると思い出すことがあります。
それは「公務員試験」!!
また突然だなぁ…😲と思われるでしょう(笑)
実は、5月末から6月初旬は
公務員試験の筆記試験対策がスタートする時期なんです!(経験上)
大学3年生の4~6月は、就職活動にアンテナが伸びやすい時期です。
だって大学のキャリアセンターや公務員試験についてのガイダンスが沢山実施されるんですもの!(笑)
というのは冗談で、大学の先輩に聞いたり、それこそSNSで就活のスケジュール情報が出回っていて、「そろそろ自分も就活か…」と意識されるはず。そんな将来を意識された学生さんが就活についての相談に来るシーズンでした。
これまでこのnoteでは、ITパスポートの学習記録やおすすめの資格について色々とアウトプットしてきましたが、今回は、大学生の皆さんが一度は視野に入れるであろう「公務員試験」についてお話ししていこうと思います。
実は私、資格アドバイザーとして勤務していた頃、各種資格の講座運営だけではなく、学生さんの「就職活動相談」や「公務員試験対策相談」もガッツリ担当していました。
ブースで何百人もの大学生の悩みを聞き、共にスケジュールを組み立て、時には悔し泣きする背中をさすり、時には内定の報告に飛び上がって喜んできた経験があります。
せっかくなので、その経験を活かして「元アドバイザーのリアルな視点」から、公務員試験の真実をお話ししていこうと思います。
……が!試しに内容を書き出してみたところ、やはり「公務員」というジャンルは情報量が桁違いに多く、ものすごいボリュームになってしまいました(笑)
そこで、読んでくださる皆さんが一歩ずつステップを踏んで理解できるよう、全5回の連載シリーズに分けてお届けすることにしました!
記念すべき第1回のテーマは、多くの大学生が最初に抱く疑問、
「今(6月)から始めて間に合う?大学生のリアルなスケジュール」です。
長丁場となる公務員試験のタイムラインと、激変する昨今の就活前線について、約6,000文字を超える特大ボリュームでどこよりも詳しく解説していきます。ぜひ最後までお付き合いくださいね 🤝
1. アドバイザー時代の日々:常に「就活の最新情報」をアップデートする理由
公務員試験の話に入る前に、少しだけ私の現職時代のお話をさせてください。 先ほどお伝えした通り、私はアドバイザーとして民間企業の就活サポートと、公務員試験の対策サポートの両方に携わっていました。
そこで求められたのは、「就活に関する情報を、常に最新のものにアップデートし続けること」でした。
なぜなら、民間企業の採用ルールや公務員の試験制度は、時代の流れや社会情勢によって毎年のようにマイナーチェンジを繰り返すからです。去年までの常識が、今年は全く通用しないなんてことがザラに起こる世界。受講生の一生を左右する相談に乗るわけですから、私の情報が古いままでは絶対に許されません。毎日が勉強の日々でした。
その中で、例えば「民間企業で活かせる資格」と「公務員試験で活かせる資格」のシナジーについても徹底的に調べ上げました。
皆さんは知っていますか?実は、特定の公務員試験では、民間向けの資格を持っているだけでダイレクトに有利になるケースがあるんです。
分かりやすい例を挙げるなら、「警察官」の採用試験。
警察官を志望する学生さんが「日商簿記3級」や、私が今まさに勉強している「ITパスポート」を取得していると、採用試験時の加点対象になります。
「えっ、警察官なのに簿記やITが必要なの?」と思うかもしれませんが、警察と云えど、ひとつの会社同様、その機関の中でお金の動きはある=お金の管理をする経理担当をする部門がある=お金の知識(簿記)を持っている方は、その分評価します。
はたまた、サイバー犯罪や日々の実務にはIT知識の基礎が必要=ITパスポートを持っている方は、その分加点対象にします。ということになっています。
こういった「持っているだけで一歩リードできる最新情報」を網羅し、学生さん一人ひとりの志望先に合わせて戦略を立てていくのが、私のアドバイザーとしての日常でした。
2. 元アドバイザーが見た「4年春〜秋」のリアルな試験スケジュール
では、ここからが本題です。
公務員試験を突破した先輩たちは、大学4年生の1年間をどのように駆け抜けていったのでしょうか。私が現役で相談に乗っていた当時の、一般的な「本番スケジュール」のタイムラインを見てみましょう。
公務員採用試験の幕開けは、大学4年生の春・4月です。
ここから一斉にスタートダッシュが切られます。
日本の公務員試験は、おおむね以下のような順番で、ドミノ倒しのように毎週試験が実施されていきます。
4月〜5月:国家総合職・国家一般職・国税専門官など(国家公務員系)
まずは国を動かすポジションの試験から始まります。非常に格式高く、筆記試験の難易度も最難関レベルです。
6月:地方上級(都道府県庁・政令指定都市など)
多くの大学生の本命となるのがこの6月。全国一斉に行われることが多く、実質的な大天王山となります。
7月〜9月:主要な市役所(A日程・B日程・C日程)、警察官・消防官など
ここからは地域密着型の市役所試験や、公安系の試験が本格化します。自治体によって実施週が分かれているため、毎週のようにどこかの試験が行われています。
10月:市役所(D日程)、追加募集など
秋口に入り、いよいよ最終盤の試験が実施されます。
このように、4月の開幕から大体10月頃までの約半年間、ほぼ毎週末、どこかしらの自治体や官庁で採用試験が実施されているというのが公務員試験のリアルな姿です。
受験生は、自分が希望する自治体のスケジュールをパズルのように組み合わせ、漏れがないように受験申込(エントリー)をしていくことになります。
3. 「平均7〜9つ」の併願!?公務員専願と民間併願のリアル
このスケジュールを見て、「毎週のように試験があるなら、たくさん受けられるのでは?」と気づいた方は鋭いです。
大学4年生の春に受験スケジュールが開示されると、学生たちは一斉に作戦会議を開きます。私のいた相談ブースでも、カレンダーとにらめっこしながらエントリー先を決めていきました。
ここで驚かれることが多いのですが、「公務員専願(民間は受けず、公務員一本に絞る)」の学生さんの場合、大体「7〜9つ」ほど併願するのが平均的な受験スタイルでした。
「そんなにたくさん受けるの!?」と信じられないかもしれませんが、日程と試験科目が被っていなければ、国家公務員、県庁、A市役所、B市役所、警察官……といった形で、何箇所でも受験することが可能です。むしろ、1年限りのチャンスを確実にするために、持ち駒を多めに確保しておくのが公務員専願の王道戦略でした。
一方で、「民間企業と公務員試験を両立する(併願する)」という学生さんの場合は、全く異なる立ち回りが求められます。
民間企業の採用選考は、経団連のルール変更や早期化に伴い、大学4年生の春(3月〜6月頃)に内定のピークを迎えます。つまり、公務員試験の1次試験(筆記)のガチガチの追い込み時期と、民間企業の最終面接の時期が完全にバッティングするのです。
そのため、民間併願の学生さんは「民間の内定を5月までに1つ確保し、精神的余裕を持って6月の本命県庁に挑む」といったように、両方の採用試験の時期を緻密に見極めながらスケジュールを調整していく必要がありました。
この舵取りは本当に繊細で、アドバイザーとしての腕の見せ所でもありました。
4. 10月まで続く超・長期戦!求められる「自己管理能力」とアドバイザーのサポート
4月から10月まで続く採用試験。これは言葉で言うほど生易しいものではありません。まさに「超・長期戦」のメンタルサバイバルです。
たとえ4月の時点で、「このスケジュールで、最後の1つで内定を取るまで絶対に諦めずにがんばろう!」と固く心に誓っても、その決意は簡単に揺らぎます。
なぜなら、5月、6月と進むにつれて、周りの「民間就活組」が次々と内定をもらい、髪を黒から茶色に戻し、大学生活最後の夏休みを謳歌し始めるからです。そんな中、公務員受験生は1次試験の合否に一喜一憂し、休む間もなく次の自治体の2次面接対策をし、うだるような暑さの中、リクルートスーツを着て毎週試験会場へ向かわなければなりません。
さらに、それぞれの自治体の面接状況(1次通過、2次辞退など)や、その人個人の体調、家庭の都合などによって、当初立てたスケジュールは目まぐるしく「リスケジュール(再調整)」されていきます。
この長期戦を勝ち抜くためには、単に勉強ができるだけでなく、以下の能力が厳しく求められます。
モチベーションを一定に保つ自己コントロール力
複数の受験先の提出期限や試験日を管理するスケジュール管理能力
受験先からの急な連絡(面接日時の変更や書類提出の案内など)に即座に対応するレスポンス力
学生さんたちがこれらのプレッシャーに押しつぶされないよう、私は毎日のようにブースで話を聞き、スケジュール帳を一緒に整理し、受験先からの連絡メールの返信文を一緒に考えるなど、精神的・実務的な両面からサポートを続けていました。
5. 【超重要】就活の早期化が公務員試験に与えた大激震
さて、ここまでは「私がアドバイザーとしてガッツリ現場にいた頃」のベースとなるお話ですが、ここからは「今、まさに大学生である皆さんに直結する、さらにシビアな最新の現実」をお伝えします。
先ほど、就活に関する情報は常に更新されていると言いましたが、今、就職活動全体の「早期化」がとんでもないスピードで進んでいます。
民間企業の場合、今や大学3年生の夏にインターンシップに参加し、そこで優秀だと判断されれば、そのまま秋〜冬にかけて早期選考に進み、大学3年生の内に内定(内々定)をもらうという流れが、決して珍しくない時代になってきています。
これに対して、大きな危機感を抱いたのが公務員(人事院や各自治体)です。
🏢「このままでは、優秀な新卒学生がみんな春の時点で民間企業に就職を決めてしまい、公務員を受験してくれなくなる……!」
そう考えた公務員サイドは、近年、採用試験の時期を大幅に前倒し(早期化)して実施するという大改革に踏み切っています。
実際、国家公務員試験の春試験がこれまでの時期より1ヶ月以上前倒しされたり、地方自治体でも春先や冬段階での早期枠を新設する動きが加速しています。
しかし、ここに大学生にとっての「最初の、そして最大の関門」が浮き彫りになります。
公務員試験には、民間就活にはない「膨大な範囲の筆記試験(教養科目・専門科目)」が課されるという点です。
採用試験が早まるということは、必然的に「筆記試験対策もそれだけ早めに終わらせておかなければならない」ということを意味します。
これまでは、大学3年生の春(4月)から予備校に通ったり対策勉強を始めたりするのが「平均的なスタート(約1年間じっくり準備)」と言われていました。
しかし、試験自体が前倒しになっている今、3年生の春からスタートしたのでは、圧倒的に準備期間が足りなくなるリスクがあります。
元アドバイザーとして、今受験を考えている皆さんにリアルなアドバイスを送るなら、「遅くとも大学3年生になる前、大学2年生の1月(冬休み明け)くらいには対策勉強を始めておかないと、後々スケジュールが詰まって精神的にも肉体的にもめちゃくちゃしんどくなる」ということです。
6. 2030年に向けて変化し続ける試験。今、大学生に必要な「情報収集スキル」
時代の変化、そして社会のDX(デジタルトランスフォーメーション)の波を受け、公務員試験のカタチは2030年に向けて、今後も間違いなく変化し(変わり続け)ていきます。
これまでは「1次試験は一発勝負のマークシート筆記試験」が当たり前でしたが、今やSPI(適性検査)で受験できる自治体が増えたり、Webでの試験導入が進んだり、公務員独自の専門試験を廃止して面接や論文を重視する「人物重視」の採用へと舵を切る自治体が急増しています。
つまり、これから公務員を目指す大学生の皆さんに求められるのは、ただ机に向かって参考書を解く暗記力だけではありません。
自分が受験する年には、どんな受験スケジュール(日程)に変更されるのか
自分が志望する自治体の筆記試験は、どんな科目から出題されるのか(専門試験はあるのか、SPIなのか)
持っていると加点される資格(iパスや簿記など)の最新の優遇制度はどうなっているか
こういった「最新の正確な情報を自ら掴みにいく、情報収集スキル」こそが、合否を分ける最初の武器になります。情報戦を制する者が、公務員試験を制するのです。
7. 第1回のまとめと次回予告
今回は、新シリーズの第1回として、公務員試験のリアルなタイムラインと、激変する早期化の現状についてお話ししました。
「大学4年生の春から秋までの長期戦であること」
「専願なら7〜9つの併願がリアルであること」
「試験の早期化に伴い、2年生の1月には動き出すべきであること」
少し耳の痛い現実もあったかもしれませんが、スケジュールを正しく知ることは、一歩を踏み出すための最大の準備になります。今からでも正しい戦略を立てれば、絶対に間に合います!
さて、スケジュールを把握したところで、次に気になるのは
「じゃあ、たくさんある公務員の種類から、自分はどこを選べばいいの?」という点ですよね。
というわけで、次回の第2回は、 【試験種類&自治体ごとの違い編】「国家?地方?種類が多すぎて分からない大学生のための『超ざっくり解説』」をお届けします!
自治体ごとに全く異なる試験内容の裏側や、アドバイザー時代に私がよく案内していた職種について、さらに深掘りしていきます。
大学生の皆さん、保護者の皆さん、あるいは「昔、公務員試験受けたよ!」という先輩の皆さん、ぜひ現在の就活スケジュールについて感じることや、ご自身の体験談などをコメントで教えてくださいね 📝✨
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