随想好日「粋なるかな~捏ねる打つは終えること無き"磨き"への道」
随想好日「粋なるかな~捏ねる打つは
終えること無き"磨き"への道」
こことしては久しぶりの食リポとなるのか。蕎麦だ。お付き合い頂ければ有難き幸せ。
久しぶりに蕎麦を喰いに出かけた。極上の蕎麦であった。良い蕎麦を喰いたいという左党にはお勧めできる蕎麦屋である。折角なので蕎麦の原稿を書いてみたい。
まずは店の詳細データーからご紹介しておこう。
店 名 『蕎麦 慎』
住 所 大阪府箕面市牧落3丁目7番
アクセス 阪急箕面駅からバスで5分 中小学校前下車 徒歩3分
尚、バスは阪急箕面駅からコミュニティーバスの「オレンジゆ
ずるバス」と阪急バスの2系統があるので事前に調べておくと
使い勝手は良いだろう。 徒歩だと阪急箕面駅から20分程度
営業時間 11:30~15:30 (ただし、蕎麦が無くなり次第終了) 予約可能
座席数 カウンターのみ 6 席
店休日 毎週火曜日
コンタクト 072-768-8799
蕎麦のカテゴリー 『手打ち・十割蕎麦』 白・玄(くろ)・ゆず蕎麦

新そばの筆書きと十割蕎麦の筆書きが蕎麦好きの期待を高めるのでありました。

さて、『白の鴨せいろ』を注文。
兎に角、よく磨かれた蕎麦である。白はやはり雑味が無い。ただ、蕎麦の場合、雑味が飛ぶと、鼻から抜ける蕎麦の風味が愉しめないという点もあるからして、この辺りは好みの問題でもあり一長一短、好みによってと言えるだろう。
風味を楽しみたいという方は、「玄(くろ)」がお薦めだ。わたしも次回は「玄(くろ)」を頼んでみたい。
先にも書いたが、白は磨き具合が極上なのだ。咽喉越しの良さが素晴らしい。
蕎麦を出す地域による地域差もあるのだが、磨きを引き立てる急所の役割を担うのが『水』である。〆水に水道水を使っているとは思えないほどの磨きを感じさせてくれた。
すすり込むと、シルキーであり、ベッチンの質感を感じることができると同時に水道水のくさみが無いのである。
一つだけ、書いておくとするのなら「本がえし」、所謂、かえし。そばつゆには好き嫌いが感じられるところだろう。わたしにとっては甘みと塩味が強く、濃さが立っていた。蕎麦の磨きを生かすには、かえしをもう少し穏やかにしてみられても良さそうである。白の蕎麦にとっては強いと感じられた。これは個人の舌の違いであるから、あくまでわたしの主観と留めておいて欲しい。

さて、この蕎麦屋。実はパンも売っているのである。自分の店で焼いているわけではないようであり、近隣の名の知れたパン屋さんのパンを置いて販売しているとのこと。(ここでは仔細についてはブラインドにしている)
捏ねるも打つも、煉ることには変わらずである。結局、磨いてなんぼ。
パン生地も蕎麦生地も磨いて磨いて美味くなる。
宜しければお土産に買っていかれてみるのも喜ばれそうだ。

今回の蕎麦屋 『蕎麦 慎』さん。実は紹介されて伺ったのだが、紹介をしてくれたのは、本宅の原稿にも度々登場いただく、大大家であり、大金持ちの植○大社長である。
植○大社長も蕎麦好きとのことで、先日立ち話をしていた時に紹介をして頂いた次第。
「美味い蕎麦が喰えるので、是非、行ってみて下さい」と紹介を受けた。
流石、左党である。うどん文化圏の関西においては蕎麦派は左党である。
お陰様で磨き込まれた良い蕎麦を喰わせてもらうこと叶った次第。この場をかりて厚く御礼申し上げます。有り難うございます。
さて、10年近く、"なんちゃって"料理屋商売をやっていたわたしが書く原稿である。信じるかどうかはあなた次第。惜しむらくは、夜営業をしていないところか。
美味い魚のあてを数品に、季節の山菜、季節の小鉢に美味いワインと辛口の純米酒でも出せれば、6席のカウンターは空くことは無しと思えるのだが。
もったいない…… 「本生」やらせてもらうかな夜だけ(笑)
昼は蕎麦屋、夜は盗作料理専門店、〆はパスタで~なんて如何でしょうか。
了
