見出し画像

ギョッとした話―AIでの創作物と著作権について

先日、YouTubeを見ていたら、聞き覚えのある楽曲フレーズがBGMで流れてきた。

これって、私がSunoAIで作った曲?

驚いて聴き続けると、そっくりなのは最初の部分だけで、全く違う曲だった。
そっくりっていうか、メロディも、音色も、全く同じと言っても過言ではなく、一瞬言葉を失った。
自分が作ったものは唯一無二ではなかったことを思い知らされたのだ。

プロンプトを用意して、曲を作ってもらうのはいわゆるガチャみたいなもので、偶然の産物であることは否めない。
だからこそ、全く同じフレーズが創造されたとしてもおかしくはないだろう。自分が作ったものが、意図せず誰かの作ったものに似ている可能性もあるわけだ。

AIっていうのは、学習し、それをもとに創造するものだから、最近のヒット曲風、のように何かに似たものを創り出すことができる。

そのこと自体、人間だって同じで、過去に聴いてきたものに影響を受けて、よく似たものを作り上げてしまうことはあるわけで。

世のすべての創作物は、オリジナルである可能性はゼロに等しい。なぜなら人もAIも、過去の学習データをもとに創作をしているからだ。だからこそ、意図的な模倣ではなくとも、似たものができてしまうことがある。
極論、すべての創作物は「再構成」や「オマージュの集積」なのだ。

では一体、オリジナリティとは何なのか。

それは作品が完成した瞬間、自分が作ったと感じる達成感そのものなのかもしれない。
ガチャで生成された楽曲の中から、選んだ自分の意思がオリジナリティに通じるのではないか。

そういった意味で、著作権は作品そのものに重点を置くのではなく、創作過程にも目を向けるほうがいいのではないかなと感じた。


いいなと思ったら応援しよう!

Keika Amano(天野桂花) ありがとうございます! 励みになります。 嬉しくて小躍りしています♬