パリとベルリンへ:車椅子でめぐる、私たちの電車の旅⑨軽くなるはずが、頭が重い──パッキング迷子の私
旅まで、あと2週間。
荷物を軽くしたい。なのに、どうしても私の頭の中が重い。調べれば調べるほど、「これが便利」「これが軽い」「これが正解」と、情報の洪水に飲み込まれていく。
コンパクトな28リットルのバックパック(Cotopaxi Allpa 28L Fatigue)を買った。まだ届いていない。レビューは上々。満杯に詰めなければ、機内持ち込みもOKかもしれない。背負えば両手も空くし、夫ダーリンのサポートもしやすいはず。
「軽くする」ために、心は重くなる
世の中、アイデアと知恵を持った人たちで溢れている。YouTubeを見ていると、皆さん凄いなぁと思う。旅の経験も豊富で、パッキング術も洗練されていて、しかもカメラの前で上手に説明してくれる。構成の技術まであるなんて、本当に素晴らしい。
そんな人たちに感心しながら、興味本位で動画を見続ける私。
「ああ、また見てしまった」と、少々呆れる自分。
私が選んだCotopaxi 28Lと、その理由

最初は、30年以上使っている大きなスーツケースを引きずっていくつもりだった。でも調べていくうちに、荷物を二つに分け、一つは小型のスーツケース、一つは「リュクサックという手もあるのか」と気づいた。
私は旅先でダーリンの“サポート係”でもある。段差で手を貸す、切符を買う、道を探す──そんな時に大きな荷物は邪魔になる。
そこで、一つをバックパックにしたらいけるかも思ったのだ。35Lのバックパックを勧められたけれど、150cmの私には到底背負って歩けない。
そこで28Lを選んでみた。サイズは48×28×23センチ。満腹にさせなければ、帰りの機内の足元に押し込められるかもしれない。
今回利用するRyanairには複雑なバッグルールがあって、それがまた頭を悩ませる。小型キャスター付きのスーツケースはチェックインするつもり。たとえ10kg以内に収めたとしても、自分で頭上の棚に乗せるのは無理。結局、誰かに頼まなければならない──それは私の感覚では“身軽”ではない。
何を持つかより、何を手放すか
ようやく気づいた。
パッキングの本質は、「何を持つか」じゃなくて、「何を手放すか」なんだ。旅先で本当に心地よく着るもの、使うものを冷静に計画すること。絵に描くとわかりやすいはず。
スーツケースはクローゼットではなくて、すでに選び抜かれたパズルの完成形を、一旦バラして持参するようなもの。
私は普段、洋服に執着があるのか、ないのか、自分でもよくわからない。
だからこそ、余計に迷う。
──そういえば、これは人生にも似ているな。
大事なのは、何を手放すか、なのかもしれない。
最後は、“まあ、なんとかなるか”で
結局、余計な出費はせず、いつも使い慣れたものを軸に旅に出る予定。でも、便利な折りたためるヨガマット、洗面器、バックの鍵、使い捨て用のシーツ、洋服を真空パックにできる圧縮バッグなど、必要最低限のものだけを選んで購入。
そして、Cotopaxi 28Lのバックパックが届いてから、最終的にどう詰めるか決めようと思っている。返品の可能性もある。洋服はコーディネートを考えて、5日分だけに。
ホテルの近くで洗濯もする予定。洗濯剤にアレルギーがあるダーリン用の、洗剤も持っていかねば。
パリはイギリスより少し暖かいと聞くけれど、寒がりの私には不安もある。ベルリンはまた少し気温が違うというし、柔軟に対応できる準備をしておきたい。
今のところ、頭の中がまだパッキングできていない。一人で帰国する時とも、車で旅する時とも違う。今回は電車での長距離移動、しかも国際線もある。
そんな中、夫ダーリンは、ノホホンとしている様子。
だけど、ちゃっかり新しい眼鏡、ズボンや靴、帽子も買って、しなやかに準備しているらしい。
ちなみに、ダーリンのラゲッジはこちら。

──まあ、なんとかなるだろう。ケセラセラを鼻歌に。
(※文章構成はChatGPTの協力を得ています。)
