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ビリセン⑲〜受験結果〜

2月のある日、勘吉が東京都内のボクシング部の名門大学に合格した



ボクシングの実績はあるが、生活態度に難ありで推薦をもらえなかったので猛勉強をした結果であった



インターハイ、国体出場も加点されていたのかもしれない



誠は勘吉がどんどん遠い存在になっていく気がした



勘吉は東京でもボクシングを続けれてうらやましい


そして自然な形で中条ジムから離れてボクシングに関わることができる



誠はそのような勘吉の姿を見て、大学に提出する履歴書のところに、


「ボクシング 県大会 準優勝」


と書くことにした



実は2人しかエントリーしていなくて、負けて準優勝だけど、嘘ではない




そう言い聞かせて書いた




そんな中、誠の家に一枚のハガキが届いた


母親からそのハガキを受け取って見ると



中条会長からのハガキだった


内容は、



俺は君の精神力の強さを知っている


受験頑張れ



というものであった



誠はびっくりした



弱かった自分のことなんてそんなに気にされていないと思ってた



会長は気にかけてくれている


あの厳しくて怖い会長からの激励の手紙に誠は背筋が伸びる思いであった


誠はこの手紙を、今だに持ち続けて保管している


人生で苦しい時、この時をハガキを見て思い出して乗り越えてきた





大学受験の試験はどれも誠にとっては難しく、受かる気がしなかった



とりあえずやれることはやった



あとは結果を待つだけだ



誠と勘吉の高校から4年制大学に進学するのは数少ない



就職か、専門学校への進学のどちらかである




誠の大学受験の結果が発表された



誠は驚いた

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