ニオイヒバが手水に匂う
昇殿参拝者には手水をしてもらっている。
手と口を水で清めるのだが、水を落とす容器はそのままだと水がはねるので、葉つきの小枝を敷いている。特に古くからのいわれや決まりはないけれども、常緑樹がよいのだろう。
わが神社ではニオイヒバだ。この木、ヒノキほどではないけれど剪定しているといい匂いがする。ただ、ある程度の太さの枝でないと匂いが立たない。
手水用程度だと全然だ。おととい、これまでのが枯れてきていたから伐ってきて交換した。寒さのせいか鼻水が出ていたからか、やはりいい匂いはしなかった。
このニオイヒバ、お供えの魚の下に敷くこともあるのだが、よその神社ではイチイの方がよく使われているようだ。
神主が持つ木の板を笏という。これもイチイ製が標準。周辺の神社ではどこでも境内に植えている。
玉串に使う木は全国的にはサカキがよく使われるが、北海道では育たない。そこで取り寄せるか、境内のイチイを使うかしているところが多いようだ。
ウチでも大きなお祭りではイチイを玉串に使う。どのイチイから取るかは決まっていて、剪定せずに放置しているからボサボサ。
見栄えはよくなくても、よい玉串がとれるので大事な木である。
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