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北海道・富良野の旅先自炊 #1 |『鮭』じゃなくて『ほっけ』のちゃんちゃん焼き

きっかけは、地元の人たちとのバーベキューだった。鮭のちゃんちゃん焼きを食べていると、「こっちは、ほっけでもちゃんちゃん焼きをやるんだよ」と教えてもらった。え、ほっけで? 初めて聞いたこともあり、妙に好奇心がわいてしまった。

その翌々日、スーパーで、ちょうど大きなほっけを発見。しかも20%引き。迷わずカゴに入れて、その夜早速作ってみることとなった。

調味料は味噌にハチミツと日本酒を混ぜるだけ。あとは仕上げのバター

冷蔵庫に余っていた富良野の野菜をフライパンに敷き、その上にほっけをのせる。本来はアルミホイルで包み焼きだと思うのだけど、買ったほっけが大きすぎて、まったく包みきれない。フライパンのフタがなかったのでアルミホイルをかぶせて、なんとか包み焼きにした。

そして、やっぱり日本酒だよねと、この日は北海道の地酒「国士無双」を飲みながらの自炊タイム。日本酒は、飲んでもいいし、調味料にもなる。この万能さが、たまらなく気持ちいい。

「しばれ硝子(がらす)」という富良野の伝統工芸品
のお猪口で。使うほどに内部のひび模様が少しずつ育っていく
バターが溶けていくのを見るのが好き

無事出来上がったものの、ほっけがやはり大きくて載せられるお皿がなく、フライパンからそのまま食べることになった。でも鉄板からそのまま食べる料理なんて、いくらでもあるし、この豪快な感じも悪くない。

炊きたての富良野米と一緒に。お酒も白米も、どんどん進む

ちなみに、ほっけというと居酒屋の塩焼きのイメージが強いけれど、ちゃんちゃん焼きも負けないくらいお酒に合う。食べきれず、残りは翌日に食べたのだけど、味噌がさらに染み込んで、少し身が締まった食感。おつまみ感が一段増していた。

そして、あとで調べてわかったのが、北海道ではちゃんちゃん焼きといえば、やはり鮭が定番だそう。でも、日本最北の島・礼文島(れぶんとう)には、漁師たちが酒の肴として親しんできた「ほっけのちゃんちゃん焼き」という郷土料理があるという。

礼文島と富良野ではかなり距離があるけれど、そんな食べ方が北海道内で少しずつ伝わってきたのかもしれない。

意外と簡単だったのと、野菜もたっぷりとれる

そういえば、教えてくれた地元の方は大の日本酒好きで、お父さんも酒豪。実際に関係があるかどうかは別として、そうやって人の暮らしと食べ方がどこかでうっすらとつながってる感じが、じんわり面白かった。東京でも気が向いたら作ってみようと思う。

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