大海原に漕ぎ出す前ぶれ、安定化!
こんにちは!次回のオンラインクラスのテーマは「a little thin, a little moving, a big changing」。小さく変化して、小さく動き続けること――それが大きな変化を生む、ということを考えています。今日の話は、この a little thing と少しつながるかもしれません。
そんなわけで、今日はこのお話を。
小さな変化、小さな動きを、やり続けること
昨日ですね、いつも来てくださっているHARUKOさん。モデルでもあり、サーファーでもあり、養蜂家でもあるHARUKOさんのレッスンだったんです。
本当にサーフィンも一生懸命やっていて、私が2年前にハワイに一緒に行った時、HARUKOさんに連れられて、サーフィン――というか、教えてもらったんですよね。そのとき、「本当にかかっこいいよね!!!」と思った!!!
今、私たち2人が目指しているのは、HARUKOさんが80歳になっても90歳になっても波に乗れる体でいてほしいということ。
それには、ただうまいだけじゃなくて、“怪我をしないこと” がとても大事だと思うんです。
■サーフィンとダンスの類似性
そんな気持ちで日々レッスンをしています。私も何度かサーフィンを経験したからこそ、想像が少しつく。いや、本当に、すべて似てると思うんです。ダンスもサーフィンも、スケボーも、太極拳も。特に“円運動”――回るものって、ムーブメントとして似てる。
サーフィンって、自分の動きが円運動だけじゃなくて、波も円。地球の回転も円。大海原、水平線を見ると丸い。
HARUKOさんが昨日言っていたのは、「立ち上がり方」。ボードの立ち方をいろいろ変えようと思って、じゃあ立ち上がり方を練習しよう、ということになって。もう本当、陸トレですよね。
ヨガをやってる方なら分かると思うけれども、太陽礼拝のポーズで床に腹ばいになる感じ。ボードの上に乗っているイメージで、胸より下に手をついて、まず「ベイビーコブラ」と言って頭と顔だけ持ち上げる。そう、地球の方向を見ながら、目指す方向を見る。そこからグイッと押して立ち上がる――ポーン!
二足で立つのがなかなか難しい。ぐにゃりしてても腰を痛めるし、硬すぎても足が出ない。強さと柔軟性、両方が必要なんです。
これを、いい歳した女性2人がマンションの一室で30回くらいやりました(笑)。タイミングもすごく大事。股関節の柔軟性というより、どれだけ腸骨を高く持ち上げられるか、という腹筋。それに加えて、手で押す前鋸筋も必要。
これぐらい強い運動で、しかも繰り返すと、一生懸命やらないと怪我しちゃう。だから2人でハーハー言いながら何度もやりました。いいよね、楽しかった。毎週HARUKOさんのおかげで、自分も海に入っている気分になります🏄
■パドリングの重要性
私も海に入っている気持ちになります。
そう、あとは“パドリング”。腕をぐるぐる回して、クロールのように漕いで沖に出ることあれが本当に大変。
腕が疲弊して肩が上がらなくなってくる。いわゆる四十肩・五十肩。どんどん疲れてくると、関節から腕が外れていくような感覚になる。そうすると、使うべきインナーマッスルが使えなくなるんですよね。
ローテーターカフとか、前鋸筋。それが使えなくなると、手の筋肉だけで腕を回してしまう。上腕二頭筋や三頭筋、僧帽筋上部などに頼るようになって、腕がマッチョになっていく。見た目がそれぐらいならいいけど、肩が硬くなって上がらなくなる。それがよくない。
ということで、まずストレッチを始めて、パドリングについていろいろ研究もしました。
■お便り紹介:サーフィンにおけるパドリング
ここでお手紙を一つ。
ラジオネーム・ミカさんから。
「今日はオンラインレッスンありがとうございました。
サーフィンにおいて、パドリング(サーフボードの上に腹ばいになって水を漕ぐ動作)を、いかに効率よくできるかが重要になってきます。
それはまさに今回の肩甲骨と僧帽筋、前鋸筋、肘の使い方……途中からパドリングの講座だったかな?と思うくらい、サーフィンを想像しながら受けていました。サーファーならきっと誰もが理想とする“疲れないパドリング”に、また一歩近づけた気がします。
今日はこれを意識しながらサーフィンしてきます。」
ミカさんはサーファーなんです。しかも本場・香川県で、旦那さんとバリなどいろんな国にサーフトリップするほど。そして今、ボディチューニング受講生でもあるんです。
前回オンラインレッスンで「美しい腕の上げ方」というテーマをやりました。腕を上げるとき、手ではなく肩甲骨から上げよう、という内容。肩甲骨・僧帽筋・前鋸筋・上腕の使い方をレクチャーしました。それを“パドリングの講座だったかも”と思ってもらえたのは、本当に嬉しい。
■体幹トレーニングとコンパクトさ
結局、HARUKOさんにもミカさんにも伝えたいのは、「どれだけ上腕を肩関節にはめたままパドルできるか」。
なぜそれが必要かというと、そうすることで体幹と腕がつながる。腕の小さな筋肉ではなく、背中の大きな筋肉――いわば人間の“パワーハウス”を使えるようになる。
だから、手足の細かい動きも体幹で支えられる。パドリングは腕を回しているように見えるけれど、実は体全体のツイストが加わっている。魚が泳ぐみたいに、ねじれながら動いている。
そして、大きく動こうとするほど逆効果。体は“コンパクト”にした方がつながりやすい。
遠くまで水をかこうとして手を伸ばすより、体の近くで小さく動かした方が、体幹から動ける。
ボートを漕ぐ人のように、オールを体に引き寄せるようなイメージ。
まさに、大海原に出る前にまずコンパクトに。そのコンパクトさが分かってから、そこからどこまで大きくできるか。体の中の空間から広がっていくんですよね。
ハウスダンスレッスンでの気づき
そして昨日、そのトレーニングのあとに、ハウスダンスのレッスンへ。
いつものレジェンド先生がお休みで、代わりに20代前半くらいの若い先生。
人数も少なく、ちょっと寒い夜だったから、人来るかな…と思ったら、私以外に若い女性がひとり参加していました。
彼女がね、本当に柔らかい!準備運動で首を回すとき、ハードロッカーみたいに思いっきり振るから、びっくりして(笑)。
首、取れる!と思うくらい。
ストレッチでも、開脚してペター。後ろから見てても、もう中国雑技団のような柔らかさ。
でも、踊ってみると、なるほど。アイソレーション(部分的な動き)をしても、体全体がぐにゃりと動いてしまう。ハウスって、テンポが速いから、コンパクトに踊らないとついていけない。ステップが早くなれば早くなるほど、途端に彼女が音に間に合わなくなる。
それを見て、すごく分かったんです。
ああ、私もかつてこうだったな、と。
大きく動こうとして、先生に「勝手なことすんな」と言われたり、
「この円の中で踊れ」「ぴょこぴょこすんな」と怒られていた理由が、今やっとわかる😆
小さく、コソコソと踊ってみたら、先生に一言…….。
「だいぶ安定してきましたね」って言われたんです。めちゃめちゃ嬉しかった。やっと意味がわかった!って。
学ぶことの喜びと、安定の先にあるもの
先生….やたらと細かいことばっかりやるな〜と思ってたけど、実は“積み重ね”の先に、確かな力があった。そのことに気づいたとき、めちゃめちゃ嬉しかった。
……と、だいぶ脱線しましたが(笑)。
大海原に漕ぎ出す前に訪れるのは、“安定化”。安定することで、自分のコントロールが効くようになる。そうすると、少ないパワーで最大限の効果を発揮できる。動きが美しくなる。
今、HARUKOさんも、ミカさんも、きっとそういうステージにいる。
私も。
ということで――
みなさま、水曜の夜を楽しく素敵にお過ごしください。
また明日。
