「ほんとうのこと」と「身体性」ーーアタマではなく身体で言葉を獲得する
最近、私の中で「身体性」というキーワードがきている。
なんとなく意味がわかるようなわからないような言葉だけど、ものすごく簡単に言うと、私は「心と身体はつながっている」という理解でいる。
私は、身体性に裏打ちされた知性を、獲得したい。
アタマではなく身体で受信したものを、言葉で表現したい。
例えば、朝5分でも外に出て歩くだけで言葉があふれてくるのは、まさに「身体性」を発揮しているんじゃないだろうか。
外に出た時の、空気の匂いや風の温度、ざわめきや自然の音、日差しの角度、空の色、行き交う人たちの足取り…
そういうものを五感で感じていると、どんどん言葉があふれてくる。
それらは別に、美しい文章でなくていいし、整っていなくて不完全だけど、それでいい。
私が、そのとき感じた「ほんとうのこと」なのだ。
最近、土門蘭さんの新著『ほんとうのことを書く練習』を読み、さらにトークイベントにも行ってお話を聞いた(牟田都子さんとの対談、素晴らしかった…余韻)。
そこで、タイトルを「本当」ではなく「ほんとう」とひらがなにした理由についてお話されていて、なるほどと思った。
「本当」は辞書的な「事実・真実」とか「正しいこと」という意味だけど、「ほんとう」は、その人が見て聞いて体験して感じていること、という意味なのだという。
書籍の中に、こんな一文がある。
つまり「ほんとうのことを書く」とは、身体と心を動かして感じること。それを、頭で言葉に変換していく過程なのだと言える。
これって、ものすごく「身体性」とリンクする表現だ。
書くことは、「とてもフィジカルな行為だ」(p131)とも書かれていて、興奮してしまった。
私も、身体で世界に触れ、心で感じたことを、言葉にしたい。
そんな、「ほんとうのこと」を言葉にして伝える方法として、このnote以外に、より私の身体を使って伝えることができる、音声発信をしてみようと思い立った。
ということで昨日から、急に「stand.fm」を始めました!
第一回目の放送、良かったら聞いてくださいね。
