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ショルダーバッグ

久しぶりにバッグを買った。
自分へのご褒美なのか何なのか、たまたまセレクトショップで見かけて可愛かったから、思わず勢いで買ってしまった。

そのバッグはトートバッグなんだけど、付属にショルダーバッグになる金具が付いていた。私は正直、ショルダーバッグのショルダー部分が好きじゃない。肩こりが気になるのと、洋服が擦れてしまうのが理由だ。

しかしながら、そんな私でもショルダーバッグを愛用していた時期があった。
それは、27歳で息子を産んでからの数年間だった。


息子が3歳までは専業主婦だったので、1歳になる前から、近くの児童館に毎日のように連れて行った。

レスポートサックのドット柄のショルダーバッグに、オムツ、お尻拭き、着替え一式、マグマグ(後に水筒)、大きめのタオル、愚図った時の幼児用のお菓子などをパンパンに詰め込んで、それを斜めがけにして、息子を自転車の前に乗せて、毎日毎日来る日も来る日も颯爽と児童館に現れる、私は正真正銘の元気なママだった。

時代が時代だったから、仕事も辞めざるを得なかったし、イクメンだのなんだのもまだ囁かれていなかったから、私はいつも息子と2人だったし、私の身体にはピッタリと斜めがけショルダーバッグがくっついていた。

その後、ようやく授かった2人目の子どもの時にも、再び専業主婦になり、新しく買ったレスポのショルダーバッグを斜めがけにした。

なんかしっくり来なかった。

20代で息子を産んでショルダーバッグを斜めがけにしていた私は、若くてとても元気なママだったけど、30代で同じことをしたら肩が痛くなった。斜めがけのショルダー部分の、肩にかかる負担が日に日に募っていって、更に、軽くて高性能なレスポートサックの素材が、30代の私には全く似合わなくなってしまった。

それからは、斜めがけショルダーバッグは一切辞めて、肩掛けバッグかトートバッグにした。

子どもに手がかからなくなってからも、どんなに便利だと思われても、どんなに小さくて軽いものでも、私は斜めがけのショルダーバッグを選ぶ事はなかった。どうしてもあの時感じた肩の痛みを思い出してしまって、私は長いことショルダーバッグは避けていた。


冒頭に戻る。
今回買ったバッグにショルダー部分を付けてみた。鏡を見て、これを斜めがけにするのも悪くないなと思った。

1月の半ばのバレーの新年会で、新しいバッグを斜めがけにして参加した。ビンゴの景品やら色んなもので両手が塞がれていたので、斜めがけは便利だった。

しばらく歩いてみて思った。
やっぱり肩が痛い気がする。
おかしいな、なんだろう。

昔みたいに、オムツや子育て用具一色がパンパンに詰められたレスポのバッグじゃないのに、なんだか肩にズシリとするような感じがした。

私は帰り道にショルダーの金具部分を外してバッグにしまい、トートバッグとして片手で持って歩いた。やはり、今の私にはこちらの方がしっくりくる。

またいつか、ショルダーバッグを斜めがけにする日は来るかもしれないけど、それをするのは今じゃないなと思った。


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