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低年齢化するルッキズム

すみません、今回私は大いに嘆きます。

娘がJKになって、日に日に面倒臭いと思うようになった。
親が子どもの成長に対して、面倒なんて思ってはいけない。思ってはいけないのですが…

「ナイスクラップのスクバが欲しい」
「ローファーはHARUTAがいい」
「ペンケースはマリークワントで」

ここまではいい。
相場より高めだけど、ナイスクラップは可愛いし、靴流通センターオリジナルローファーよりやっぱりHARUTAだし、マリクワはJKの永遠の憧れだよね。

私の堪忍袋の緒が切れたのは以下の件。

「髪の毛を染めたい」

娘が行くのは公立高校で「校則」というものがほぼ無い。
髪型も、化粧も、ピアスも自由。

しかしながら、
とりあえずは入学式を経て、数日は様子を見るのが無難じゃないかい?
いきなり髪を染めて、ピアスを開けて入学式を迎えるのかい?

私が反論すると、娘も反論してきた。

「こんな重い黒髪で行くのはヤダ」
「〇〇ちゃんはミルクティ色に染めた」
「〇〇ちゃんもショコラ色になってた」

う、うるせーな
頭カフェかよ

と思う心を抑えながら、

「わかった。じゃあ、ドラッグストアで薬剤買って自分で染めな」

これが譲歩した私の答え。
すると娘は、

「〇〇ちゃんは美容室で染めた」
「家で染めるなんて貧乏くさい」
「初めての毛染めを自分でやるのは無理」
「〇〇ちゃんに家で染めるなんてとバカにされた」

ふざけんな!!!

オマエはどこのお嬢様だと思ってんだ。
印刷屋の娘が何をほざいてんだ。
美容室で染めるだと?
そんなの自分で稼げるようになってからやれよ。

と心の中で思ったが、

「お母さんもね、初めての毛染めは家でやったよ。お母さんの頃はね、ヤンキーはオキシドールで染めてたし、ビールを頭からかぶる強者もいたよ」

そんな昔のエピソードを語ろうものなら、

「昭和の話なんて聞きたくない!!!」

うるせー!!!
ギリ平成だよ!!!

一生懸命自分の感情を抑えながら、娘をなだめようとするも

「もういい!」

と娘はプンスカ怒ってしまった。

なんなんだよ…
高校入学前に毛染めするのが当たり前なのか?
美容室の毛染め代を出すのが親の務めなのか?
それが当たり前なのか?

腑に落ちないまま考えてみた。

私はかつて都内の私立女子高に通っていた。
指定の制服、指定のバッグ、指定の靴、指定のコート、頭髪もうるさくて茶髪なんてご法度だった。
そんな規律正しい身なりが、高校生らしくていいと思っていた。
私の価値観はやはり昭和なのか…

今は、
髪は金髪やら色とりどり、
耳にはピアスじゃらじゃら、
足元はスニーカーやらブーツやら、
スクールバッグには人形がワンサカぶら下がって、
制服の上にはジャンパー、
スカートの下はスウェット、

変だろがどう見ても!
もはや気崩しがおかし過ぎていらないだろ制服!

そんな風に考えてしまう私は、やはり「うるさい昭和のクソジジイ」なのか…
今は多様性、多様性、多様性

でもどう考えても変なものは変なんだよ。
上記において最大限譲歩しても、スカートの下のスウェットだけはおかしい。頼むからそれだけはやめてくれと言いたい。

失礼しました。
でもね、こんな事を言ってなんだけど、今の時代の若者は大変だとは思う。
タイトルに書いた低年齢化するルッキズムは、この前親戚の中1の女の子に会った時にも感じた。
一見派手さはなかったけど、目にはカラコン、化粧もしてた。この前まで小学生だったのに…
別の親戚の大学生の女の子は、顔のシミ取りに韓国まで行くと言ってた。
娘の友達は、二重瞼の整形をしたと聞いた。
うちの娘も同様で、外出する時は家を出るまで1時間は顔面と睨めっこしてる。
「お待たせしましたー」って、

全然顔ちげーよ

なんて言ったら殺される。
それだけ見た目を気にする子は多い。すごい多いと感じる。

インスタやビーリアルをチェックして、どうすれば映えるか、どうすればマウントを取れるか、どうすればリア充アピールできるか、一つの画像を取るのに一時間もかかるとかザラみたい。

大変だわ…
こりゃ大変…

ここで毛染めの件に戻る。

連日、束縛を嫌う黒ヒョウと足腰の強いチーターの、毛染めに関する譲らない戦いは続いていたが、ついに入学式を目の前にしてチーターが折れた。

「わかったよ、自分で染めるよ」

と言って、夜遅い時間にドンキホーテに行った。

(まったく夜遅くドンキとか輩系かよ!)

帰宅したチーターに、

「オシャレは工夫が大事だって言うしね。毛染めも自分で何度かやるとうまくなると思うよ」

と言ったら、

「上から目線でムカつく!」

だって。

こっちがムカつくよ!!!
親だから上から目線あたりめーじゃねーか!

心の中でムカついて、黒ヒョウはさっさと寝た。

翌朝、

「お母さん見て~」

嬉々とした顔で茶色く染まった髪をなびかせるチーター。

「綺麗に染まってるじゃん。プロ並みだね」

控え目に言って根本部分が明るすぎるけどそこは言わず、

「でしょ~!自分でもうまくいったと思ってるんだ~」

だって。

うんうん、もうなんでもいい。
勝手にすればいいよ。
ただ、やっぱりオシャレは工夫だよ。
高校生のうちは、自分のお小遣いの範囲でやりくりしてオシャレを楽しむもの。自分の頭で考えて、どこにどうお金を使うか、親からどう引き出すか、そこは子ども自身が考えるべきだと思う。


(余談)
娘は自分の事をよくわかってる。
無意味な時間に気を取られ過ぎている事を、きちんと理解している。なぜなら、

「高校生になったら、見た目や周りの目なんか気にしないくらい何かに打ち込みたい。目標に向かって、必死に打ち込める何かを見つけたいと思ってる。何か…見つかるかな?」

大丈夫、見つかると母も信じてる。


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