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【ワシントン旅行記Ⅰ】シアトル編~豊かな歴史と文化に彩られたITタウンを訪ねて

 先々週、仕事関連とプライベートで1週間余り、米国西北部に位置するワシントン州のシアトルとベルビューを訪問してきました。米国は人生の中で初めて年単位で住んだ外国でその後何度も訪れていますが、ここ数年は行く機会がないままだったので久しぶりに満喫することができました。

 シアトルは、水と緑と山に囲まれていることから「エメラルド・シティー」の愛称で親しまれているワシントン州最大の美しい都市です。北はカナダのバンクーバーとの国境まで180キロの場所にあり、西はピュージェット湾、東はワシントン湖に囲まれています。豊かな歴史と文化に彩られているだけではなく、アウトドア・レクリエーションやスポーツも盛んで、住環境や公共交通の便の良さ、教育水準の高さなども大きく評価されておりワシントン大学はその筆頭に挙げられています。

 シアトルは近年IT先進都市として注目を集めていますが、地元企業であるアマゾンやマイクロソフトを中心に、多くのIT企業やゲーム関連企業の他、コストコやノードストロムなどの小売業、スターバックスなども本社を構えています。国際色に富んでいることからリベラルでLBGTQフレンドリーな都市としても有名で、環境問題に対する意識も高く、地球温暖化防止のための取り組みにも積極的な意識が様々な生活面でも滲み出ているような洗練された雰囲気の街でした。

 写真はクルーズ船から撮影したSeattle Great Wheel(シアトル・グレート・ウィール~シアトル大観覧車)と街の景色です。

スペース・ニードルに行きました。スペースニードルは、シアトル中心地区のシアトル・センター内にあるタワーで、シアトルのランドマークとして知られています。宇宙時代をテーマとした1962年のシアトル万国博覧会の目玉として建設されました。高さ605フィート(約184メートル)、幅は最も広いところで138フィート(約42メートル)で、時速320キロメートルの風速と、マグニチュード9.1クラスの地震に耐えることができるように設計されているそうです。
ハリウッド映画の『ヤング・ヤング・パレード』、『めぐり逢えたら』、『オースティン・パワーズ』、『パララックス・ビュー』などの舞台としても知られています。
スペース・ニードルの展望台は地上520フィート(約158メートル)に位置しています。 壁がガラス張りの展望台からは360度の大パノラマを堪能でき、開放感溢れる空間でした。シアトルの街並みだけでなく、オリンピック半島やカスケード山脈、マウント・レーニアの雄大な景色が見渡せる絶景スポットとなっています。
展望台外側の展望デッキはオープンエアで景色を遮るような柵などはなく、外へ傾斜したガラスの壁で囲われています。このガラスのベンチに座って後ろにもたれかかると、まるでシアトルの上空に浮いているかのようなスリルを味わうことができました。ガラスの間には8センチほどの隙間もあり快適な風が吹き抜け、スリル満点の気持良さでした。
私が訪れた日も、マウント・レーニアまで見渡すことができました。
展望台から階段を降りると、2018年にオープンした世界初にして唯一の回転式ガラスフロア「ザ・ルーペ」(「The Loupe」)があります。この部分は中心から3分の1を除いてガラス張りで、12個のモーターで45分かけて一周します。ガラスや柱に摑まって写真を撮っていたりすると手足の距離がみるみる離れたり近付いたりして立っていられなくなってしまうほどの速度で、回転している感覚を味わうことができました。
夜のスペース・ニードルです。スペース・ニードルのチケットは、最初の入場から24時間以内にもう一度入場できるようになっており、昼と夜両方の豪華な景色を楽しむことができました。
スペース・ニードル展望台からの夜景です。
展望デッキからの夜の景色です。たくさんの宝石を散りばめたように輝いていました。
オープン・エアが心地良く最高の雰囲気でした。
夜の回転式ガラスフロア「ザ・ルーペ」です。ガラスの床上で回転する世界を眺めていると、宇宙空間を旅しているような快い浮遊感に浸ることができました。
パイク・プレース・マーケットに行きました。1907年に設立された歴史を誇り、アメリカの現存する市場の中で最も古く賑やかなマーケットです。当時のままの時計台とネオンサインはシアトルの観光名所として人気があります。
魚市場が中心にあり、エビやカニなど新鮮な食材が所狭しと並んでいました。魚をレジへ投げるフィッシュ・トスのパフォーマンスなど、サービス精神も旺盛でした。
地元の工芸品やアートもあり、ワクワク感に満ちたムードに惹きつけられました。
近隣には魅力的でユニークな様々なカフェやレストランがありました。パイク・プレース地域に出店できるのは、チェーン店の1号店あるいは1店舗のみが存在する由緒ある店だけだそうです。
「スターバックス」をはじめ、アメリカ定番料理のマック&チーズを地元の手作りチーズでシアトル流にアレンジしたクリーミーな絶品チェーン店「ビーチャーズ・ ハンドメイド・チーズ」、世界一のクラムチャウダーを提供する店として数々の賞を獲得している「パイク・プレイス・チャウダー」等、伝説の1号店が軒を連ね、行列が絶えない名店を食べ歩くことができ大満足でした。
ケリー・パークに行きました。シアトルの三大景観スポットとして有名で、北部の丘の中腹にある小さな公園です。シンボルタワーのスペース・ニードルやダウンタウンの摩天楼群、エリオット湾からマウント・レーニアまで続くシアトルを象徴する素晴らしい景色を一望することができました。優雅で爽快でした。
ケリー・パークの前に広がる閑静な住宅街です。
海辺に続く道です。紅葉が綺麗でした。
Highland Drive(ハイランド・ドライブ)と6th Avenue(6番アベニュー)の交差点です。住宅街の中でもひときわ趣のあるエリアでした。
チフーリ・ガーデン・アンド・グラス美術館に行きました。ワシントン州タコマ出身の著名なガラス彫刻家で米国初の人間国宝、デイル・チフーリ(Dale Chihuly)氏の作品が展示されています。驚くほど幻想的で見事な作品の世界と風情に圧倒され酔いしれました。チフーリの作品と空間美術は、富山市ガラス美術館にも5作品が常設されているそうです。
Persian Ceiling(ペルシャの天井)という名の部屋です。カラフルな異次元の空間に包まれるような没入感でした。
海の世界を踊るような青と存在感のタワーで迫力満点でした。
Mille Fiori(千の花)と名付けられたインスタレーションです。部屋いっぱいに広がるカラフルな海中オブジェが生き生きときらめいていました。
海の世界の輝きが眩しいほどでした。
Ikebana and Float Boat (生け花と浮舟)です。日本の生け花からインスピレーションを得た作品だそうです。和のテイストが溶け合い響き合う感性に胸を揺さぶられました。
Macchia Forest(まだらの森)というインスタレーションです。光に向かうひたむきな姿が印象的でした。
透明なガラスの部屋に華やかな姿で広がる作品です。隣に建つスペース・ニードルとあでやかに供宴しているようでした。
ナレーション付きハーバークルーズに行きました。シアトルのスカイラインを眺めながら、ピュージェット湾のエリオット・ベイとシアトル・ハーバーの海岸線を1時間クルーズするコースでした。
クルーズ船からは、シアトル・グレート・ウィール、シアトル水族館、オリンピック彫刻公園、マートル・エドワーズ・パーク等を見ることができました。
ナレーションは船上オープンデッキのトップフロアで、ライブショーのように生解説でした。乗船中ずっと詳しく朗らかに話してくれたので新鮮な驚きとともに楽しさが倍増しました。
船上で陽光を浴びながら、さわやかな秋風に吹かれとても気持ち良かったです。
クルーズ船から見たシアトルの市街地です。
フェリーから見た多目的スタジアム、「ルーメン・フィールド」です。サッカー(MLS)のシアトル・サウンダーズFC、アメフト(NFL)のシアトル・シーホークス、女子サッカー(NWSL)シアトル・レインFCの本拠地です。2026 FIFAワールドカップの会場としても「シアトル・スタジアム」として使用される予定とのことで心待ちにしています。
シアトルでは、フィッシュアンドチップス、ロコモコ、タコス、チキンウイング、チェダー&レッドチェダーチーズ、甘々デザートなど地元料理を味わい尽くしました。特産のコーヒーとワインは極上で本当に美味しかったです。「スパークリングワイン」を「バブルワイン」と呼ぶ言い方も非常に懐かしかったです。
サイエンス・センターの一番奥に、浮かぶように佇んでいた地球儀です。命の力と平和に満ちた幸せで光っているように見えました。感動のシアトルでした。


【ワシントン旅行記Ⅱ】ベルビュー編~へ続く


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