【地質学者が警告】世界で連動する巨大地震のドミノ—カリフォルニアに迫る臨界期と「太陽・惑星」のトリガーby ステファン・バーンズ氏
日本時間で7月17日夜11時過ぎにメキシコでM7クラスの大地震が発生しました。地質学者・地球物理学者であり、宇宙天気の専門家でもあるシュテファン・バーンズ(Stefan Burns)氏の最新動画の内容をわかりやすくまとめました。
【速報】メキシコでマグニチュード7.3の地震が発生 ⚠️ カリフォルニアにとっては悪いニュースだ…
【地質学者が解説】メキシコでM7.3の地震が発生!カリフォルニアや周辺プレートへの影響とは?
1. メキシコ・グアテマラ国境付近でM7.3の地震が発生
メキシコのチアパス地方(コーヒーの名産地としても有名ですね)とグアテマラの国境付近を震源とする、マグニチュード(M)7.3の大地震が発生しました。
震源と余震の状況
震源の深さ: 18.6km(非常に浅い地殻内地震)
余震活動: M5.3、M5.1、M6.0、M5.0など、多数の活発な余震が断続的に発生しています。
津波の脅威と被害状況
この地震の直後、津波注意報・警報が発令されました。現時点での予測は以下の通りです。
メキシコ・グアテマラ沿岸: 潮位から0.3〜1メートルの津波が予測されています。
周辺国(コロンビア、コスタリカ、エルサルバドルなど): 0.3メートル(約1フィート)以下の小規模な津波の可能性があります。
※サンゴ礁や障壁礁がある地域では、実際の津波の高さはこれよりも大幅に小さくなる傾向があります。
現段階では幸いにも、都市部から離れた田舎や小さな町が主な震源域であるため、壊滅的な建物倒壊などの報告は入っていません。ただし、強い揺れによる岩盤崩落や土砂崩れが確認されており、今後の詳細な情報に注意が必要です。
海岸付近にいる方への注意: 津波は一発の波ではなく、持続的に押し寄せる強力なエネルギーです。港湾や停泊中の船舶に被害を与える可能性があるため、大きな地震の後は速やかにビーチから離れてください。
2.カリフォルニアや周辺地域、地質構造への影響
今回のM7.3の震源は、2017年9月8日に発生した「M8.2の巨大地震」とほぼ同じ場所(わずか114kmほどしか離れていない場所)です。ここには重要な地質学的意味があります。
短期間でのエネルギー蓄積
M8.2の地震は、今回のM7.3に比べて約22倍のエネルギーを持っていました。しかし、わずか10年足らずの間に、再びM7.3規模の地震を引き起こすだけの歪みが同じ場所に蓄積されたことになります。
これには、先月(6月24日)にベネズエラで発生した2連続の地震(M7.2とM7.5)が大きく関係していると考えられます。

カリブプレートの両端(東側のベネズエラと西側のメキシコ)で連動するように大きな動きがあったことで、プレート全体のバランスを取るように今回のM7.3が誘発された可能性が高いのです。
カリフォルニアへの直撃は?
今、カリフォルニア周辺の断層帯(サンアンドレアス断層やウォーカーレーン剪断帯など)を非常に注視しています。過去のデータを見ると、メキシコ周辺の地質活動は、北米大陸を北上してカリフォルニアに影響を与えるケースがあるからです。
(1)2017年の例: メキシコM8.2の2年後、カリフォルニアでリッジクレスト地震(M7.1)が発生。
(2)1812年の歴史的連動: ベネズエラ・カラカスで大地震が発生した同じ年に、カリフォルニアでも連続してM7規模の巨大地震が発生。
(3)カムチャッカとの関連: 昨年、カムチャッカでM8.8の巨大地震が発生しましたが、過去(1952年)にカムチャッカでM9が発生した際にも、同年にカリフォルニアのカーン・カウンティでM7.5の地震が起きています。
地球規模で「地殻活動のクラスター化」が起きている
最近、テキサスでの記録的な洪水や、カナダの山火事、異常なヒートドーム(熱波)など、地球規模で様々な自然災害が同時期に多発(クラスター化)しています。今回のメキシコの地震も、一見孤立したイベントに見えますが、カリブプレートや北米プレート全体の大きな地殻変動の一環です。
エネルギーの伝播は北のカリフォルニア方面だけでなく、南のチリやペルーの沈み込み帯へ向かう可能性もあります。
私たちは常に多角的な視点でこれらのデータを分析し、次のリスクに備える必要があります。
【地質解説】世界と連動するカリフォルニアの地震リスク、太陽活動や潮汐がもたらす引き金とは?
3. カリブ海から北米へ広がる「地震エネルギー」のドミノ
ベネズエラでのM7.2、M7.5の連続地震に続き、メキシコでもM7.3の地震が発生しました。これらをつなぐように、周辺の「湾」でも非常に珍しい地震が相次いでいます。
(1) 6月8日: キューバ北西のメキシコ湾でM6.1の地震(この湾としては観測史上最大規模)。
(2) 6月30日: カリフォルニア湾でM6.0の地震。
これらは単にメキシコやカリフォルニアを刺激しているだけではありません。地震のエネルギーは全方位へ拡散しています。
特に懸念されるのが、アメリカ中央部を走るニューマドリッド断層帯(New Madrid Seismic Zone)のような、古い埋没した断層系への負荷です。万が一、ミシシッピ川の真下でM8クラスの地震が発生した場合、周囲はすべて柔らかい堆積物(地盤)であるため、激しい揺れ(液状化や共振)に見舞われることになります。これは実際に1811年〜1812年に起きた歴史的災害と同じシナリオです。
カリフォルニアで観測された「前兆」
ベネズエラで大地震が発生した6月24日と同じ日(数時間前)、実は日本の近くでもM7.2の地震があり、さらにカリフォルニアのユカイア(Ukiah/Willits)付近でもM5.6の地震がポップオフ(突発的に発生)しました。
この場所でこれほど大きな地震が起きたのは観測史上初です。ここはサンアンドレアス断層が大きく曲がる「歪みの蓄積点」であり、すでにカリフォルニアの地殻が限界近くまでロードされている証拠と言えます。地質学的なタイムスケールで見れば、「今後数年以内、早ければ今年中」にカリフォルニアで巨大な動きがあってもおかしくない臨界期に入っています。
4. 【宇宙の力】太陽活動サイクルと巨大地震の相関関係
地球に流入するエネルギーの実に「99.999%」は太陽からのものです(1平方メートルあたり平均1,362ワット)。この膨大な太陽エネルギーの変動(太陽サイクル)が、地球の地政学的・地質学的なトリガーになっているというデータがあります。長いタイムスケールで見ると、太陽活動が弱まる「グライスベルグ・サイクル(約80〜100年周期)」の減衰期に、地球上でM8以上の巨大地震が急増する傾向が見られます。
5. カリフォルニア「ガーロック断層」の不気味な動き
ここで直近のカリフォルニアの地層データを3Dビューアで分析してみましょう。現在、ガーロック断層(Garlock Fault)の西端で非常に興味深い(そして不気味な)現象が起きています。
7月12日にフレイジャー・パークでM4.1の地震が発生した翌日、すぐ近くのヨハネスブルグでM4.3の地震が発生し、200回近い群発地震(アースクエイク・スウォーム)を伴いました。
この2つの連続した小規模地震の「メカニズム(モーメントテンソル解)」を解析すると、地球の編み込み(ブレイディング)のような連動性が見えてきます。
わずか1日違いで「突っ張り」と「引き裂き」という一対の運動が、断層の接合部(ジャンクション)で発生しました。これは単一の断層(プレイト断層など)だけの仕業ではなく、サンアンドレアス断層やガーロック断層を含むエリア全体の地殻が、大きな力で複雑に揉まれている(連動している)決定的な証拠(スラムダンクなシナリオ)です。
実は今日から明日にかけて(7月18日〜19日)、太陽系内の天体が数千年に一度レベルの極めて正確な幾何学配置(プラネタリー・ジオメトリ)を形成しています。
· 木星、天王星、海王星、冥王星という巨大ガス惑星たちが、お互いに「60度(セクスタイル)」の角度で並ぶ。
· 全体として美しい「バスケット(籠)型」の構成を形作っている。
· さらに、冥王星と木星は真向かいに位置する「オポジション(180度)」、海王星と木星は「トライン(120度)」を形成。
これらが完全にシンクロしています。

惑星の配列が地球に与える影響
地震予測の現場では、単に「一つの惑星が並んだから大地震が来る」という単純な見方はしません。そうではなく、5個も6個も7個もの天体のアスペクト(角度)が完全に同時期に重なる「収束(コンバージェンス)」が起きたとき、地球の地殻や太陽活動が目に見えて反応するのです。
宇宙の物理学は、私たちがようやく理解し始めたばかりの「多層的な5Dチェス」のようなものです。これほど歴史的な配列が起きている以上、地球上で歴史的な規模の地震がトリガーされても、学術的には全く不思議ではありません。
ステファンさんの地震の予想
今回のメキシコのM7.3のあと、現地(グアテマラ国境付近)からは「今も激しい余震が続いており、通信が不安定」というリアルタイムの報告が入っています。実際にM5クラスの余震が数十回も連発しており、これらを累積すると、実質的にM7.4〜7.5クラスのエネルギーが解放され続けている状態です。
これらすべてのデータを総合すると、現在の地球の地殻は「ロック&ロード(弾薬を装填して発射準備完了)」の状態にあります。
アラスカ(2021年M8.2)、メキシコ(2017年M8.2/今回のM7.3)、ベネズエラ(M7.5)と、環太平洋からカリブ海への包囲網は狭まっています。カリフォルニアのリッジクレスト(2019年M7.1)だけでは、この地球規模のエネルギーの不均衡を解消するには到底足りていません。
科学的なデータに基づけば、次の大きなパズルのピースは、ここカリフォルニア、あるいはコロンビア周辺にはまる可能性が非常に高いと言えます。私の予測が外れることを心から願っていますが、自然は冷徹にその周期を刻んでいます。
いつ何が起きても家族の安全を守れるよう、今一度、各自の防災プランを見直してください。
ご参考まで。
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