【小さな芸術】 オーストリア記念切手に宿る大きな時代の記憶 ①
切手収集をしているわけではありませんが、郵便局で素敵な記念切手を見かけるとつい購入してしまいます。
切手に特別な興味がない人(私)も、その美しさには思わず見とれてしまいます。
写真が良くないのですが、切手の魅力が少しでも伝われば嬉しいです。
どうぞお楽しみください。

マリア・テレジア誕生300年を記念した切手は、2017年5月13日にオーストリアをはじめとするヨーロッパ5か国(オーストリア、スロベニア、クロアチア、ハンガリー、ウクライナ)で共同発行されました。

2003年発行
いぶし金 部分は多少の光沢があります。
特別シリーズ『オーストリアのコレクションにある有名な絵画』
オーストリア郵便(Österreichische Post)が発行している記念切手シリーズの一つで、オーストリア国内の美術館やコレクションに所蔵されている名画を紹介することを目的とした切手シリーズです。
デザイン担当および彫刻(線刻)担当は、著名な切手作者 Wolfgang Seidel
複合印刷(Stichtiefdruck + Rastertiefdruck) の技術を使用した高精細なものです。
実物は本当に美しいです。

グスタフ・クリムト 、コロマン・モーザ、オットー・ワーグナー、エゴン・シーレ
クリムトはウィーン分離派の創始者、シーレは分離派の若き象徴、モーザーはウィーン工芸運動の中心人物、ワーグナーはウィーン近代建築の礎を築いた巨匠です。
「ウィーン分離派など、1900年頃のウィーン近代芸術を象徴する人物たち」を讃える企画。

レオポルド美術館のコレクション紹介シリーズの一環や、エゴン・シーレ作品の讃えとして、オーストリア郵便から発行。

金の浮き彫りや箔押しが使われた特別な印刷
ウィーン美術史博物館は、ハプスブルク家が所蔵していた膨大な美術品や文化財を収蔵・展示しています。

ジョセフ・カール・シュティーラーによるベートーヴェンの肖像画(1820年頃)
銀色の箔押し加工が施され、ベートーヴェンの署名が再現されています。

1907年頃にリヒャルト・ゲルストルによって描かれたシェーンベルクの肖像画(ウィーン博物館所蔵)。

Kirsten Lubachによる、ウィーン市立公園のヨハン・シュトラウス像を背景にした「美しき青きドナウ」のピアノ譜の表紙。

2020年に発行されたこの切手は、音楽祭の創設者であるリヒャルト・シュトラウス、フーゴ・フォン・ホフマンスタール、マックス・ラインハルトらの功績を称えるものです。
②に続きます・・・
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